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(高知県の道の駅 no.08)

道の駅 布施ヶ坂

道の駅基本情報
駅名 布施ヶ坂(ふせがさか)
住所 高知県高岡郡津野町船戸654-1
コード 445 012 755*41
駅名の由来 本駅近くにある峠の「布施ヶ坂峠」より。 道祖神を祀り災厄をもたらす悪霊を防ぐ境目として峠が位置していることから「防ぎ坂」、 これが転じて「布施ヶ坂」になったという説が有力。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、アイスクリームの出店
休館日 1/1
営業時間 4月~11月 7:30~18:00、12月~3月 7:30~17:30[スタンプは通年で8:00~17:30]
(レストラン 9:00~17:30[12月~3月は17:00まで])
道の駅の特産品 津野山茶(煎茶/ほうじ茶/柚子レモン茶)、ほうじ茶シュークリーム、ほうじ茶ロールケーキ、 ほうじ茶クッキー、胡麻ほうじ饅頭、専門店のほうじ茶「満天の星」、四万十チーズケーキ、四万十栗サブレ、 煎餅詰め合わせ「四万十育ち」、いもケンピ、かつせん(鰹せんべい)、キウイフルーツ、隼人瓜

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四万十川源流と四国カルスト観光の拠点

 高知自動車道の須崎西ICから国道194号線を北西に25km、高知県西部の旧東津野村(現津野町)に「道の駅 布施ヶ坂」はある。 本駅は国道197号線沿いの「四国道の駅巡り・秘境編」の東側の起点になる道の駅。 本駅から西に続く「ゆすはら」「日吉夢産地」 「きなはい屋しろかわ」 「清流の里ひじかわ」も楽しみがいっぱいの道の駅。 道の駅巡りが好きな方は是非、本駅を起点にこれらの道の駅も訪れて頂きたい。 どの駅も特徴があり「その駅ならでは」の楽しみが待っている。
 本駅が位置する旧東津野村は「四万十川源流点」と「四国カルスト」の2つの人気観光地を有する村。 これらの観光拠点としても本駅は大変貴重である。 「四万十川源流点」までの距離は6km程度だが、その後ちょっとした山登りが待っている。 「四国カルスト」は徒歩無しで車で行くことが可能だが29kmの長丁場。 結構急な峠道もあるので、これらの観光地に向かう方は本駅で休憩を入れておくのが賢明だろう。 これらの観光地の案内や情報提供も本駅で行われている。
 もちろん本駅の魅力は観光拠点としての役割に留まらない。 本駅ならではの特産品も多数。本駅でしか食べられない郷土料理も魅力的である。

津野山茶を使った特産品

 本駅は物産館、農作物直売所、レストラン、手造りアイスクリームの出店から成る道の駅。 物産館横には観光案内コーナーと休憩所があり、休憩所内では特産品の津野山茶を無料で飲むことが可能な嬉しいサービスもある。 施設規模としては都会の道の駅を含めた全国平均と比べるとやや小規模。 ただ、この人里離れた田舎の立地を考えると十分に立派な道の駅と言えるだろう。
 まず、道の駅の物産館だが、特産品の津野山茶を使った商品が目に付く存在。 ほうじ茶/煎茶/柚子レモン茶の3つの種類の津野山茶が販売されている。 この中には県内ではまあまあ有名なほうじ茶専門店「満天の星」が提供する津野山茶も販売されている。 津野山茶(ほうじ茶)を使った菓子類も本駅の人気商品。 「ほうじ茶シュークリーム」「ほうじ茶ロールケーキ」「ほうじ茶クッキー」「胡麻ほうじ饅頭」の4品が販売されている。 私は「ほうじ茶ロールケーキ(248円)」を購入。 パッケージを開いて商品を見てみると冷凍されたクリームの中に緑のほうじ茶パウダーがかかっている。 苦みがあるほうじ茶により「甘さ控えめ」と思って食べてみたが、実際にはかなり甘い。 ほうじ茶の苦みが隠し味になって逆にクリームの甘味を強調しているような気がする。 甘党の方には是非、試して頂きたい商品である。
 四万十川源流点に近い本駅では四万十川をイメージする特産品も多数販売。 「四万十チーズケーキ」「四万十栗サブレ」や、柚子と炒り子煎餅の詰め合わせの「四万十育ち」という商品も販売されている。

道の駅レストランでは「里芋担々麺」

 道の駅レストラン「食事処 布施ヶ坂」は定食類、カレー、麺類を提供。 メニューの種類は20種類と少ないが、少数尖鋭のメニュー構成になっている。
 注目のメニューは「里芋担々麺(880円)」。津野町特産の里芋を使った津野町ならではのメニュー。 おそらくこの料理を味わうことが出来るのは道の駅では全国廻っても本駅だけだろう。 里芋のペーストをスープに配合し、スープは濃厚とろとろ。いやドロドロと言うべきか。 担々麺自体はピリ辛だが、里芋のお陰でマイルドな味に変化。辛いのが苦手な方でもおそらく大丈夫だろう。 地元で獲れたジビエを用いた「ししカツみそラーメン(880円)」も味わってみたいメニュー。 四万十川の幸を詰め込んだ「四万十定食(840円)」や「源流そばセット(870円)」「源流うどん(650円)」もある。 上述13種のメニュー以外に単品で販売されているデザートも人気。 「ほうじ茶伊達大福(180円)」「きな粉よもぎ大福(150円)」等も味わうことが出来る。
 「食」の施設としては手造りアイスクリームの売店もある。 定番の「バニラアイス」「よもぎアイス」の他に「土佐ジローアイス」「津野山茶アイス」「生姜アイス」等、 本駅ならではの変わり種アイスも多数販売されている。


道の駅 | 布施ヶ坂 | 道の駅看板

道の駅看板

道の駅 | 布施ヶ坂 | 駅施設

駅施設。物産館、農作物直売所、レストランが入る。

道の駅 | 布施ヶ坂 | 手造りアイスクリームの出店

変わり種アイスも多数。手作りアイスクリームの出店。

道の駅 | 布施ヶ坂 | ほうじ茶ロールケーキ

物産館で販売されている「ほうじ茶ロールケーキ(280円)」。人気の喫茶店「満天の星」の開発商品。

道の駅 | 布施ヶ坂 | ほうじ茶ロールケーキ

「ほうじ茶ロールケーキ」の中身はこんな感じ。クリームにほうじ茶パウダーがかけられている。

道の駅 | 布施ヶ坂 | 観光案内コーナー

観光案内コーナーでは映像とパンフレットで津野町の魅力を紹介

道の駅 | 布施ヶ坂 | 津野山茶の無料提供

観光案内コーナー内で津野山茶を無料提供している

道の駅 | 布施ヶ坂 | ローラースライダー

道の駅構内にはローラースライダーがある

道の駅 | 布施ヶ坂 | 東津野村の観光案内石碑

道の駅構内にある旧東津野村の観光案内の石碑。四国カルスト、四万十川源流点、津野山古式神楽などが紹介されている。

道の駅 | 布施ヶ坂 | 津野山古式神楽のモニュメント

津野山古式神楽のモニュメント。平安時代から現在まで伝わっている伝統芸能である。

道の駅 | 布施ヶ坂 | 本駅から見る風景

本駅から見る風景。山の景色の中に津野山茶畑が見える。

道の駅 | 布施ヶ坂 | 四国カルスト

本駅から29kmの距離にある四国カルスト。草原と石灰岩のコントラストが美しい。

「道の駅 布施ヶ坂」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①遊山四万十 せいらんの里
 [MAPCODE] 362 881 510*44
 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に2km
 - 料金(1人7,000円、2人計10,820円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 2021年7月オープンの新しい宿

   

■②四万十源流の里
 [MAPCODE] 362 736 793*24
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南東に11km
 - 料金(1人8,205円、2人計11,228円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 【注】風呂の利用は21時まで

   

■③四万十源流癒しの里郷麓温泉
 [MAPCODE] 362 781 164*82
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に11km
 - 料金(2人計22,000円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - 🐶ペット可のプランもあり[離れ棟のみ2食付き2人計46,000円~]
 - 秘湯ムードが漂う源泉掛け流しの硫黄泉

   

■④星ふるヴィレッジ TENGU(旧:高原ふれあいの家 天狗荘)
 [MAPCODE] 445 180 774*07
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北西に29km
 - 料金(夕食付き2人計18,000円~)
 - 2食付きプランもあり
 - 標高1400m、四国カルストの観光拠点
 - 2021年全館リニューアル、満天の星空を堪能
 - 【注】冬期はチェーン必携

   

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■①遊山四万十 せいらんの里

2021年7月オープンの新しい宿。和モダンな落ち着きのある客室が評判である。 目の前は清流の四万十川。四万十川源流点に最も近い宿でもある。

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)