(奈良県の道の駅 no.06)
道の駅 宇陀路大宇陀
駅名 | 宇陀路大宇陀(うだじおおうだ) |
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住所 | 奈良県宇陀市大宇陀拾生714-1 |
コード | 266 187 636*21 |
駅名の由来 | 「宇陀路」は奈良県東部の宇陀郡(旧宇陀郡を含む)地方の総称。「大宇陀」は市町村合併前の大宇陀町より。 |
施設 | 物産館、農作物直売所、レストラン、喫茶コーナー、足湯施設、ブルーベリーソフトの売店、温泉スタンド、レンタサイクル、 【隣接施設】コンビニエンスストア、酒蔵カフェ |
休館日 | 無休 (レストラン 12/31~1/5、水曜日) (農作物直売所 12/31~1/4) |
営業時間 | 8:00~18:00[スタンプは24時間] (農作物直売所 8:00~17:00) (レストラン 11:00~17:00) (喫茶コーナー 7:00~18:00) (コンビニ 24時間) (酒蔵カフェ 11:30~16:00) |
道の駅の特産品 | 丁稚羊羹、銘菓「きみごろも」、吉野葛、大和茶、地酒(初霞、千代乃松)、芋焼酎(阿騎野)、奈良漬、 柿の葉寿司、黒門最中、人麻呂最中、宇陀牛 |
古からの交通の要所
名阪国道の針ICから国道369号線→国道370号線を通って南に18km、
奈良県北部の旧大宇陀町(現宇陀市大宇陀)に「道の駅 宇陀路大宇陀」はある。
インターから本駅まではメリハリのあるドライブ。
具体的に言うならば、鬱蒼とした森林の中を走った後に、いきなり住宅の立ち並ぶ都市の風景、またすぐに田畑が広がる田舎の風景に変わる。
やがて、2度目の都会的な風景が見えてきた頃に本駅が現れるという感じである。
私は愛知から大阪に移動する際、「美杉」→「伊勢本街道御杖」経由や、
「津かわげ」→「宇陀路室生」経由などの道路をよく使うが、
どのルートを使っても自然と本駅に辿り着く。
実は本駅は伊勢街道(主に現在の国道166号線)や伊勢本街道(主に現在の国道369号線)といった古(いにしえ)の街道の終結点にある道の駅。
古から現在に至るまで、交通の要所に立地する道の駅である。
交通の要所にある道の駅のため、利用客がかなり多いのが本駅の特徴。
ただ、駐車場が普通車で20台、大型車両が4台しか停められないという結構致命的な問題がある。
本駅は2015年度の重点道の駅候補に選定されており、
その企画書の中には駐車場の拡充という施策が記されているが、今のところ具体的な進捗は見られない。
未舗装ではあるが道の駅の向かい側の郵便局の横に第2駐車場があるので、混雑時は積極的に活用したい。
「いかにも奈良」といった特産品
本駅は物産館、農作物直売所、レストラン、喫茶コーナー、足湯から成る道の駅。
また、自宅で温泉を楽しむための温泉スタンドという珍しい施設も存在する。
まず道の駅の物産館だが、規模はそれほど大きくないものの「いかにも奈良」といった特徴のある商品を販売。
遠方から訪れた方にはこの品揃えはきっと喜ぶだろう。
まず目につく商品は「丁稚羊羹(486円)」。
明治38年創業で松山の伝統的建造物群の中で営業する野口昇栄堂の看板商品である。
大宇陀の丁稚羊羹は寒天を使った水ようかん。甘さの中にも瑞々しさを感じる。
「吉野葛(662円)」もいかにも奈良という感じの商品。
先端に格子状の穴が開いたプラスティック容器に入っており、容器の底を付帯のところてん突きのような用具で突き出すタイプ。
ヌルっと出てくるところがいかにも古風で面白い。
また、奈良の代名詞と言える「奈良漬」も販売されている。
物産館から少し離れた場所には小さな農作物直売所がある。
この農作物直売所、目立たないのでスルーしがちだが、地元の方や日帰りの方は是非、チェックして欲しい。
何と言っても野菜が安い。個人的な感覚では関西の道の駅の中で一番安い気がする。
野菜の種類は15種類位で多くは無いが、値段は都市部のスーパーの半額位である。
宇陀牛を味わう道の駅レストラン
物産館の左横には道の駅レストラン「甘羅(かむら)」がある。ここは高級メニューも大衆メニューもあるレストラン。
予算に応じて食事を楽しむことが出来る。
高級メニューには宇陀牛を使った料理がある。
希少部位のシャトーブリアンを用いた「宇陀牛特選特上ヘレステーキ定食」はご飯、サラダ、小鉢付きで4950円。
「ヘレ焼肉定食」は3580円、宇陀牛もも肉の「焼肉定食」は2550円で味わうことが出来る。
宇陀牛のすき焼き肉を使った「焼肉定食」なら、比較的お手頃な1950円で味わうことが出来る。
やや高級なメニューには「かむら膳(1650円)」と「ひとまろ膳(1380円)」がある。
これらは奈良県郷土料理の「にゅうめん」を使った御膳料理。野菜天ぷら、蒟蒻のお造りと共ににゅうめんを味わう人が出来る。
また大衆メニューには「かつとじ定食(1190円)」「とんかつ定食(980円)」
「(単品の)にゅうめん(780円)」「山菜なべやきうどん(880円)」などがある。
物産館の右横には喫茶コーナーがある。
ここではブルーベリーソフトクリームを中心としたソフトクリームを提供。
「肉うどん(1000円)」も味わうことが出来る。
道の駅の周辺施設まで範囲を広げれば、道を隔てて反対側、郵便局の隣に「酒蔵カフェ」がある。
このカフェは創業元禄15年、大宇陀町で300年以上酒を造り続けている久保本家酒造が経営する喫茶店。
すっきり/熟成/どぶの3つの酒を味わう「利き酒セット(1200円)」、
シナモンやレモンで味付けされた新感覚の「米麹の甘酒(500円)」等を味わうことが出来る。
ご飯類では7つの料理とドリンクが付いた「酒蔵の発酵ランチ(1800円)」、
発酵調味料が斬新な「酒蔵の発酵ハヤシライス(1500円)」を味わうことが出来る。
道の駅隣接の宇陀市文化会館の1階には食事処「マルヒロ」がある。
こちらは780円のランチ定食が人気。「寿司+ミニうどん」「うな丼+ミニうどん」のどちらかを選択できる。
なお「マルヒロ」の本業は寿司店。もちろん、本格的な寿司も味わうことが出来る。
「伝統的建造物群」に「あきのの湯」
本駅からすぐ近くには重要伝統的建造物保存地区に選定されている「松山の建造物群」がある。
時間に余裕のある方は是非、立ち寄りたい。
起点は本駅より100m東に進んだ場所。その場所から北の方向に約1キロ。
江戸時代中期建築の「山邊家住宅(県指定文化財)」、江戸時代末期建築の「薬の館(市指定文化財)」等、
びっしりと歴史的建造物が並んでいる。
いくつかの建造物は食事処やお土産屋になっており、食事や買い物も楽しむことが出来る。
歴史的建造物を見学した後は温泉施設「あきのの湯」で汗を流したい。
「あきのの湯」は道の駅から1キロ離れているので車で移動する方が楽。
大きな内湯と開放的な露天風呂がある。
レストランとRVパークも備えており、車中泊にも便利な施設になっている。
「道の駅 宇陀路大宇陀」近隣の宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①奥大和ビール TAP to BED
[MAPCODE] 266 187 696*21
(口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北に100m
- 料金(1人6,182円、2人計11,456円~)
- 食事付きプランあり
- 醸造所併設のビールが自慢の宿
■②薬草茶が味わえる宿「奈の音」
[MAPCODE] 266 217 510*52
(口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北に800m
- 料金(8,000円~)
- 食事付きプランあり
- 更にお得な直前割あり
- 歴史的建造物に泊まる宿
■③かぎろひの里 椿寿荘
[MAPCODE] 266 185 382*20
(口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から西に1km
- 料金(朝食付き5,500円~)
- 温泉あり(源泉から汲んだ温泉水を加水・循環)
- 2食付きプランもあり
■④たまご肌美人の湯 美榛苑(みはるえん)
[MAPCODE] 266 401 768*07
(口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北東に9km
- 料金(1人6,819円、2人計10,000円~)
- 温泉あり/食事付きプランもあり
- pH8.69の肌がスベスベになる美肌の湯
■⑤長谷寺 湯元 井谷屋
[MAPCODE] 266 394 427*54
(口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北西に12km
- 料金(1人8,400円、2人計15,600円~)
- 温泉あり
- 食事付きプランもあり
- 名勝「長谷寺」まで徒歩5分
■⑥観光旅館 大和屋
[MAPCODE] 266 394 612*06
(口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北西に12km
- 料金(2食付き1人8,182円、2人計15,456円~)
- 名勝「長谷寺」に最も近い宿
🐶ペット旅
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)