(埼玉県の道の駅 no.04)
道の駅 大滝温泉
駅名 | 大滝温泉(おおたきおんせん) |
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住所 | 埼玉県秩父市大字大滝4277-2 |
コード | 534 412 598*45 |
駅名の由来 | 「大滝」は市町村合併前の旧村名の大滝村より。本駅は温泉施設を中心とした施設であるため駅名は「大滝温泉」となった。 |
施設 | 物産館、レストラン、温泉施設、歴史民族館、コンビニエンスストア |
休館日 | 木曜日[祝日と重なる場合は営業、12/30~1/3は無休]、12月第3・4金曜日(木金の連休になります) (歴史民族館 12/28~1/4、木曜日[祝日と重なる場合は翌日]) (コンビニ 無休) |
営業時間 | 9:00~17:00[スタンプは温泉の営業日/営業時間と同じ] (レストラン 11:00~16:30) (歴史民族館 9:00~17:00) (温泉 10:00~20:00[12月~3月は19:00まで]) (コンビニ 6:00~22:00) |
特産品 | 秩父そば、しゃくし菜漬け、岩魚の甘露煮、秩父飴、秩父みそ、秩父おなめ、秩父豚みそ棒、みそ落花生、みそポテトチップス、 秩父くるみころがし、秩父干し椎茸、大滝の手作り饅頭、地酒「武甲正宗」 |
最果ての道の駅
東京や埼玉の市街地からアクセスする場合は首都圏中央連絡自動車道の狭山日高ICから国道299号線→国道140号線を通って西に60km、
関東北部からアクセスする場合は皆野寄居バイパス(国道140号線バイパス)の皆野大塚ICから国道140号線を通って南西に29km。
埼玉県西部の旧大滝村(現秩父市大滝)に本駅「大滝温泉」はある。
本駅は「最果ての道の駅」と表現するに相応しい道の駅。
何と言っても市街地から遠く離れている。
最寄りの都市の所沢市、川越市とは共に70kmの距離。
合併して同一の市となった秩父市の市街地からでさえも21kmの距離。
とても気軽に訪れるような距離ではないだろう。
ただ、本駅は多くの客が訪れる人気の道の駅。
その理由はズバリ温泉。本駅に併設されている大滝温泉「遊湯館」は関東地方屈指の高濃度の温泉成分を誇っており、
湯治のために多くの客が訪れる。
2020年2月には旧大滝村唯一となるコンビニもオープン。
今後、益々人気の道の駅になりそうな気がする。
「檜」と「岩」、2つの浴槽から成る温泉
まずは本駅のメイン施設となる温泉施設の紹介から。
泉質はナトリウム成分が中心の塩化物泉。
泉質としては日本でよく見かける標準的なものだが、温泉成分の濃度に関しては関東のトップクラス。
「美肌の湯」と呼ばれており、実際に入浴してみると肌がツルツルになるのが実感できる。
建物の1階と地下1階にそれぞれ浴槽があり、1階は大きな檜風呂、地下1階は少し小ぶりな岩風呂になっている。
建物はV字峡の淵になっているため、地下1階でも絶景が自慢。
地下1階の岩風呂は半露天風呂になっており、大自然の眺めと綺麗な空気を満喫することが出来る。
料金は平日700円、土日祝800円と平均的。
但し、鍵付きのロッカーを使用する際は別途100円が必要であり、
鍵付きロッカーを使用する方にとってはやや高いと感じるかも知れない。
レストランでは「秩父そば」が名物
本駅は温泉施設の他にレストラン、コンビニ、歴史民族館から成る施設構成。
道の駅では定番の物産館は存在しないが、レストランとコンビニの一角に物産コーナーが設けられており、
大滝村、及び秩父市の特産品はここで購入することが出来る。
まず、レストラン「郷路館」の紹介だが、人気メニューは「秩父そば」。
秩父名物の「豚みそ丼」や「ホルモン焼き定食」も味わうことが出来る。
レストランの一角にある物産品コーナーでは半生麺の「秩父そば」、秩父ご当地野菜を使った「しゃくし菜漬け」、
清流の幸を使った「岩魚の甘露煮」等が販売されている。
2020年2月にオープンしたコンビニ(ファミリーマート)は都市部で見かけるコンビニとほぼ同じ。
ファミマのスイーツ、お弁当など、都市部とほぼ同じ商品を都市部と同じ価格で販売している。
都市部と異なるのは24時間営業ではないこと(6時~22時)、それから店の一角に秩父特産品コーナーが設けられていることくらいだろうか。
その秩父特産品コーナーでは「秩父飴」「秩父おなめ」「秩父みそ」「みそ落花生」「みそポテトチップス」
「大滝の手作り饅頭」等が販売されている。
歴史民族館で聞いた呟き
続いて歴史民族館だが、こちらは入場料210円の有料施設。
私は過去に何度か本駅を訪れ、その都度、この資料館にどれくらいの人が入館しているのか観察しているが、
私が見た限り、この資料館に入館する人は殆どいない(というか見たことが無い)。
あくまでも「私が見た限り」という注釈が必要だが、あまり人気の施設とは言えないような気がする。
私は10年ほど前に一度だけこの歴史資料館に入館したことがあるので、その時の様子を記したい。
その当時は少しお年を召された女性が受付をしており、私が入館の意思を示すと、
少しびっくりした顔で「えっ、入るんですか」といわれ、急いで館内の照明とエアコンを付けてくれた。
その後、受付の女性は案内員として私と一緒に回って頂き、
昔使われていた農耕用具、住居のレプリカなどに関して説明してもらった。
その女性は古くから大滝村で暮らしていたそうで、
「昔は冬になればこの辺りは1メートル位雪が積もったんですよ」等の昔話も聞かせてもらった。
最後に大滝村に関するビデオが上映され、ビデオの最後に「大滝村はこれからも発展していくだろう」という台詞で締めくくられているのだが、
その女性がビデオに対して「するわけないだろ…」と小声で突っ込みを入れていたのが印象的だった。
当時の女性がまだ現役かどうか分からないが、
入場料は安いし、一度は入館してみるのも面白いのではないだろうか。
自然が作った芸術、三十槌の氷柱
最後に道の駅周辺の観光情報について一つ記しておきたい。
それは「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」。大滝村の厳して冬の寒さが生んだ氷の芸術作品である。
「三十槌の氷柱」は荒川の上流域の河川敷にできた氷柱で長さは約1メートル。
その氷柱が無数(200本位?)連なっている。
実は秩父地方にはこの「三十槌の氷柱」を含めて3大氷柱というものが存在する。
ただ残りの2つ(芦ヶ久保氷柱/尾ノ内氷柱)はいずれもスプリンクラーで水滴を飛ばして作った人工のもの。
三十槌の氷柱は唯一、人の手が入らない自然が作った芸術品である。
三十槌の氷柱までは本駅から約1キロの道のり。
徒歩圏内ではあるが、沿道に歩道が無いため、駐車料金(500円)は別途必要だが車で移動する方が安全である。
金曜と土曜の夜はライトアップを実施。
街灯が無いため夜間の徒歩での移動は大変危険。
懐中電灯を持参するか、車で移動することを強く推奨する。
近隣のお勧め宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①ゲストハウス錦
[MAPCODE] 534 415 747*82
(口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から東に6km
- 料金(1人3,637円、2人計6,364円~)
- 宿泊者同士の交流を楽しみたい方に特にお勧め
■②谷津川館
[MAPCODE] 534 419 708*30
(口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★★)
- 道の駅から東に11km
- 料金(2食付き2人計33,638円~)
- 温泉あり/大自然の中の露天風呂が人気
- じゃらん「泊まってよかった宿大賞」受賞の宿
■③民宿 山宝
[MAPCODE] 150 121 641*65
(口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から東に12km
- 料金(5,500円~)
- 食事付きプランもあり
■④ちちぶ温泉 はなのや
[MAPCODE] 150 121 026*37
(口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から東に12km
- 料金(2食付き2人計18,000円~)
- 温泉あり/ハイクラス/食事付きプランもあり
- 「埼玉おもてなし大賞」2年連続受賞の宿
🐶ペット旅
■⑤ミッションヒルズ迎賓館(コテージ)
[MAPCODE] 150 611 246*56
(口コミ平均3.5点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から北東に33km
- 料金(1人5,980円、2人計7,960円~)
- 食事付きプランもあり
- ペット可のプランあり[7,723円~]
大きな地図で見る(パソコン閲覧時のみ有効)
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)