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(茨城県の道の駅 no.12)

道の駅 常陸大宮


道の駅基本情報
駅名 常陸大宮(ひたちおおみや)
住所 茨城県常陸大宮市岩崎717-1
コード 379 034 228*30
駅名の由来 市名より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、フードコート、出店
休館日 1/1、第3木曜日[祝日と重なる場合は翌日]
営業時間 9:00~18:00
(レストラン 11:00~17:30)
(フードコート 10:00~17:30)
道の駅の特産品 舟納豆、久慈川のたけのこメンマ、荏胡麻うどん、荏胡麻油、荏胡麻ドレッシング、完熟柚子ジュース「柚子きれい」、 常陸秋そば、酒まんじゅう、黒糖まんじゅう、銘菓「いしごろも」、蒟蒻各種、生とろ蒟蒻、蒟蒻ゼリー、 茨城スイートポテト、一口羊羹「栗よせ」、常陸大宮の地酒「久慈の山」

愛称は「かわプラザ」

 常磐自動車道の那珂ICから県道65号線→国道118号線を通って北に19km、 茨城県北部の常陸大宮市に「道の駅 常陸大宮」はある。
 インターからの道中は久慈川の西側を走るドライブ。 茨城県は果てしなく広い関東平野の北部に位置しているが、本駅周辺まで北上すると平野部分は久慈川沿いの狭い河岸段丘のみ。 周囲を見渡すと山の風景が目に付く。ちなみに本駅の愛称は「かわプラザ」。 道の駅のすぐ横は久慈川が流れ、川遊びをする子供たちの姿が目に付く。 道の駅の展望台から見る川の景色も美しい。

道の駅 | 常陸大宮 | 道の駅看板
道の駅看板
 私の今回の訪問は厳冬期の3連休明けの火曜日の午前中。一般的に最も客が少ない時期/時間帯だったため、本駅までの渋滞は皆無。 すんなり本駅まで到着することが出来たが、繁忙期は全く状況が異なるようだ。 本駅を管轄する常陸大宮市によると、本駅周辺は渋滞の頻発区間。 特に北の方角から本駅までの区間はかなりひどい渋滞が発生するそうだ。 だからと言って迂回路は無く、現状は諦めてゆっくり進むしかない状況。 予め「渋滞するものだ」と知っていれば、精神的には少し楽になるかも知れない。

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大規模な物産館と農作物直売所

 渋滞という難敵はいるものの、本駅はかなり魅力的な道の駅。 道の駅には「オープン特需」というものがあり、オープン直後は大勢の客を集めるが、その後は落ち着くのが一般的。 しかし本駅は2016年3月にオープンして以来、常に人気を維持。 いや「維持」どころではなく年々人気が上昇している感じ。 オープンから6年目となる2022年度の年間利用客は55万9千人、純利益は2200万円の黒字。 6年目にして開業以来、最高の数字を記録している。
 魅力は広い物産館と農作物直売所。 物産館の品揃えは目測でおよそ2000種類。農作物は種類こそ平均的な50種類程度だが、販売量が物凄い。 茨城県には「まくらがの里こが」「グランテラス筑西」「常総」など、驚異的な集客を誇る道の駅が幾つかあるが、 県北部に限定すればおそらく本駅がNo.1口コミ満足度ランキングでも県内では3年連続No.1を維持している。

道の駅 | 常陸大宮 | 駅施設
とても大きな駅施設。左側に物産館と農作物直売所、右側にフードコートが入っている。
 まず物産館だが「常陸大宮特産品コーナー」「常陸大宮和菓子コーナー」「納豆コーナー」「干し芋コーナー」「漬物コーナー」に分かれている。 「常陸大宮特産品コーナー」では店の一押し商品の「久慈川たけのこメンマ(100g/600円)」を販売。 久慈川の竹林で収穫された筍をこの地方伝統の醤油と清酒で味付けされた商品である。 「荏胡麻うどん」「荏胡麻油」「荏胡麻ドレッシング」等、荏胡麻を使った商品も数多く販売されている。
 「常陸大宮和菓子コーナー」では市内の菓子店「堀江製菓」の商品を中心に販売。 「酒まんじゅう」「黒糖まんじゅう」、白糖を煮詰めて精製した皮の中に小豆餡を詰め込んだ銘菓「いしごろも」等が販売されている。
道の駅 | 常陸大宮 | 荏胡麻うどん
常陸大宮市は荏胡麻の生産が盛ん。「荏胡麻うどん(200g/330円)」は本駅の人気商品になっている。
 店舗の奥の方の冷蔵庫の一角は「納豆コーナー」になっている。 納豆コーナーで販売されているのは昭和26年創業、市内に工場を構える丸真食品(株)の納豆各種。 特に茨城県産の大豆を使用した「舟納豆(205円)」が人気になっている。
 この納豆は季節の温度変化によって大豆を水に浸す時間を変える等、納豆菌が繁殖する最適条件を調整。 更に包装に経木を使うことによって調湿性、通気性を保つなど細部にも拘っている。 実際に味わってみたが、普通の納豆と比べると糸の引きが違う。本格納豆を味わいたい方にお勧めである。
道の駅 | 常陸大宮 | 舟納豆
丸真食品(株)の看板商品の「舟納豆(205円)」
 その他、「干し芋コーナー」では紅はるかの干し芋を多数販売。 「漬物コーナー」では生蒟蒻、刺身蒟蒻、蒟蒻ゼリーなど、蒟蒻各種を販売している。 常陸大宮の地酒「久慈の山」も本駅で販売。 「島田そば」「御前山そば」、一口羊羹の「栗よせ」等、近隣市町村の商品も多数販売されている。

藤右衛門ラーメンが名物メニュー

 本駅の「食」の施設は「レストラン常陸亭」「麺屋げんき」「瑞穂牛キッチンCOWCOW」「ジェラート&スムージー」の4店舗。 いずれも常陸大宮ならではの料理を味わうことが出来る。

 「レストラン常陸亭」は常陸大宮市のブランド牛肉の瑞穂牛、及び手打ちの常陸秋そばを堪能できる店。 「瑞穂牛ステーキ」は180gを2680円(ライス、サラダ、スープは各150円)で味わうことが出来る。 手打ち常陸秋そばを使った「鮎天ざるそば」は1400円、「鴨そば」は1030円。 テラス席もあり、久慈川の美しい風景を見ながら食事を楽しむことが出来るのも魅力である。

道の駅 | 常陸大宮 | テラス席と久慈川の風景
テラス席と久慈川の風景。レストランの料理はテラス席で味わうことが出来る。
 「麺屋げんき」はラーメン店。「ラーメン(630円)」「味噌ラーメン(680円)」「味噌チャーシュー麺(900円)」等を味わうことが出来る。 この店の注目メニューは麺に粉蒟蒻が配合された「藤右衛門ラーメン(750円)」。 一応、ラーメンではあるものの、麺の見た目は糸蒟蒻。ダイエット食としても注目を浴びそうだ。 常陸大宮認証特産品にも選定されている「えごまラーメン(800円)」も味わうことが出来る。
道の駅 | 常陸大宮 | 粉蒟蒻が配合された藤右衛門ラーメン
粉蒟蒻が配合された藤右衛門ラーメン
 「瑞穂牛キッチンCOWCOW」は店名の通り常陸大宮のブランド牛肉の瑞穂牛を味わう店。 ブランド牛肉を使っているのに意外と安く「牛カットステーキセット(ライス/味噌汁付き)」は100gで980円。 「瑞穂牛コロッケ(180円)」「瑞穂牛メンチカツ(200円)」も味わうことが出来る。
 「ジェラート&スムージー」の店は常陸大宮市産の荏胡麻を使用した「えごまジェラート(450円)」が人気。 「グリーンスムージー」「ソフトクリーム」等も味わうことが出来る。

道の駅 | 常陸大宮 | フードコート
フードコート内には「麺屋げんき」「瑞穂牛キッチンCOWCOW」「ジェラート&スムージー」の3店舗が入る
道の駅 | 常陸大宮 | ケータリングカーによる販売
週末はケータリングカーを用いた食品販売も行われる(2016年5月撮影)

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「道の駅 常陸大宮」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①鮎の里 ホテル鮎亭
 [MAPCODE] 379 124 516*27
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北に4km
 - 料金(1人6,000円、2人計12,000円~)
 - 食事付きプランもあり/鮎料理が評判

   

■②割烹旅館かめや
 [MAPCODE] 379 152 449*67
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北に5km
 - 料金(2人計12,728円~)
 - 食事付きプランもあり/割烹料理を味わう宿
 - 【注】エレベーター無し。足腰の弱い方は不向き

   

■③里山で過ごすひととき 湯の澤鉱泉
 [MAPCODE] 379 120 610*75
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北西に8km
 - 料金(2食付き1人15,300円、2人計26,600円+[入湯税100円/人]~)
 - 温泉あり
 - 自然に恵まれた山あいの一軒宿

   

■④ホテルカメヤ
 [MAPCODE] 47 695 834*25
 (口コミ平均3.7点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南に8km
 - 料金(1人7,300円、2人計11,600円~)
 - 朝食付きプランもあり

   

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■③里山で過ごすひととき 湯の澤鉱泉

開湯150年の温泉がある宿。ただ、温泉よりも評判なのが本宿の料理。 「郷」「贅」「ゆば」「里」の4つから選ぶ夕食プランはどれもボリューム満点。そしてとても美味しい。

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)