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(高知県の道の駅 no.22)

道の駅 なぶら土佐佐賀


道の駅基本情報
駅名 なぶら土佐佐賀(なぶらとささが)
住所 高知県幡多郡黒潮町佐賀1350
コード 466 627 015*84
駅名の由来 「なぶら」は土佐弁で「群れ」の意味。「土佐」は高知県の別名。「佐賀」は市町村合併前の旧町名の佐賀町より。
施設 物産館、海産物直売所、レストラン、テイクアウトコーナー
休館日 不定休[第3水曜日が休館日になることが多いが例外あり]
営業時間 8:00~18:00
(レストラン 9:00~15:00[土日祝は18:00まで])
(テイクアウトコーナー 9:00~18:00)
道の駅の特産品 鰹コロッケ、鰹メンチカツ、なぶら土佐巻き、わら焼き鰹タタキ、焼きたて鰹、鰹のタタキ棒、ゆず胡椒棒、 冷凍かつおタタキ、四万十マロンパイ、四万十えび焼き煎餅、土佐えび煎餅、アジ開き、ちりめん、 青のり煎餅、しょうが煎餅

高知県内で最も人気の道の駅

 高知自動車道の黒潮拳ノ川ICから国道56号線を通って南西に8km、 高知県南西部の旧佐賀町(現黒潮町)に「道の駅 なぶら土佐佐賀」はある。 インターからの道中は住宅1割、田畑が2割、残りの7割は鬱蒼とした山林の風景。 道の駅に到着しても四方を山林に囲まれており、道の駅の上空をたなびく大漁旗を見て多少の違和感を覚えるかも知れない。 ただ、実際には本駅は太平洋まで僅か1.5kmの距離。 風向きによっては潮の匂いを感じることが出来るかも知れない。

道の駅 なぶら土佐佐賀 | 道の駅看板
道の駅看板
道の駅 なぶら土佐佐賀 | 道の駅にたなびく大漁旗
道の駅にたなびく大漁旗
 本駅は高知県内では最も人気の道の駅。 最新の統計である2023年の本駅の年間利用客は45万8千人。 2位に5万人以上の差をつける大差で高知県内の道の駅のトップの数字を叩き出している。 ただ、本駅は決して立地的に恵まれている訳では無い。 一般的に道の駅の集客は大都市圏に近い方が有利といわれるが、本駅は大都市圏の高知市までは80km以上もある。 なぜ、本駅はここまで利用者の心を掴んでいるのか? その秘密を探っていきたい。

道の駅 なぶら土佐佐賀 | なぶら土佐佐賀のシンボルマーク
なぶら土佐佐賀のシンボルマーク。特産品のカツオが各文字に描かれている。

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漁獲高日本一のカツオが名物

 本駅は物産館海産物直売所レストランテイクアウトコーナーから成る道の駅。 県内No.1の人気駅の秘密を探るべく潜入したが、施設構成自体は一般的。 高知市方面から訪れる場合だと、施設構成だけを見れば途中にある「なかとさ」「まきのさんの道の駅・佐川」の方が魅力的に見える。 ただ、昼時になり、レストラン前で始まったあるパフォーマンスを見て、本駅の人気の理由が一遍に分かってしまった。 それは豪快なカツオ藁焼きのパフォーマンス

道の駅 なぶら土佐佐賀 | カツオ藁焼きのパフォーマンス
火柱を立てながら、豪快なカツオ藁焼きのパフォーマンス。 これを見ただけで本駅の人気の理由が分かった気がする。(撮影は「カッコよく撮るなら自由」となっている)
 そう。本駅の人気の秘密は間違いなくカツオ。 本駅は鰹の漁獲高日本一を誇る明神水産が出店する道の駅。 高知県はカツオの本場として有名だが、黒潮町はその本場の中の本場。 本場のカツオを求めて全国各地から大勢の客を集めている道の駅である。
 物産館の奥の方には明神水産コーナーを設置。 「藁焼きカツオタタキ(1000円)」や「カツオタタキ丼(250円!)」が販売されている。 物産館全般でもカツオを使った商品は多数。 「かつおカレー(450円)」「かつおタタキ棒の(たったの45円!!)」、 かつおタタキが巻き寿司になった「なぶら土佐巻き(440円)」等が販売されている。
 カツオ以外の商品では土佐銘菓の「土佐日記」「ひがしやま。」等を販売。 四万十地区特産の「青のり煎餅」「生姜煎餅」等も販売されている。

道の駅 なぶら土佐佐賀 | かつおカレー
かつおカレー(450円)は本駅の人気商品
道の駅 なぶら土佐佐賀 | 駅施設
駅施設。左側に物産館、右側にレストランがある。

鰹コロッケは甘味が残る味

 本駅の「食」の施設はレストランが中心。 このレストランも明神水産が手掛ける店。本場のカツオの味を堪能できるレストランである。

 人気メニューは本場のカツオタタキをシンプルに味わう「たたき定食」。 5切950円/7切1200円/10切1500円の3種類を提供。また味付けに「塩」と「タレ」のどちらかを選択できる。 ちなみに「塩」は黒潮町産の天日塩を使用。本駅ならではの味になっている。
 丼物では鰹のたたき/カツ/そぼろの3種が乗った「かつお三種丼(950円)」が人気。 もちろん「かつおタタキ丼(塩/タレ、共に900円)」も提供されている。 変わり種は「鰹カレー(サラダ付き700円)」。肉を使わずにカツオを使ったカレーで、鰹フレークのような甘味を感じる味になっている。

 建物の入り口付近には小さな売店がある。 この売店も要チェックの店。絶品の「鰹コロッケ(150円)」と「鰹メンチカツ(180円)」が販売されている。 私は「鰹コロッケ」を購入して食べてみたが、一口食べただけで「あっ、カツオだ」と分かるような鰹フレークのような甘味を感じる。 しかも、この甘味は後味がかなり残る。 食べてから10分位は口の中でカツオの旨味をかみしめることが出来る。 これは中々美味しい。私のお気に入りの一品になってしまった。

道の駅 なぶら土佐佐賀 | 建物の入り口付近に鰹コロッケ、鰹メンチカツの売店がある
建物の入り口付近に鰹コロッケ、鰹メンチカツの売店がある
道の駅 なぶら土佐佐賀 | 鰹コロッケ
鰹コロッケ(150円)は一口食べただけで「あっ、カツオだ」と分かる味。心地よい甘味の残る後味も楽しむことが出来る。

【その他の道の駅はこちらから】

 高知県の道の駅
 全国の道の駅



「道の駅 なぶら土佐佐賀」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。道の駅から近い順に番号を付けています。)

■①土佐佐賀温泉 こぶしのさと
 [MAPCODE] 936 180 069*05
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に8km
 - 料金(1人8,000円、2人計16,000円~)
 - 温泉あり/朝食付きプランもあり

 

■②民宿たかはま
 [MAPCODE] 466 444 090*03
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に9km
 - 料金(1人5,910円、2人計10,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - エスニック料理を中心に提供する宿

   

■③ネストウエストガーデン土佐
 [MAPCODE] 466 346 773*85
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に17km
 - 料金(1人5,364円、2人計9,820円~)
 - 食事付きプランもあり
 - ホエールウォッチングができる入江海岸目の前

   

■④黒潮の家
 [MAPCODE] 466 376 293*31
 (口コミ平均5.0点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から南西に17km
 - 料金(1人6,819円、2人計13,638円~)
 - 食事付きプランもあり

 

■⑤ホテルサンリバー四万十
 [MAPCODE] 276 833 320*71
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に25km
 - 料金(1人5,182円、2人計9,364円~)
 - 食事付きプランもあり
 - じゃらん、楽天の両サイトでアワード受賞の宿

   

■⑥新ロイヤルホテル四万十
 [MAPCODE] 276 862 725*55
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南西に25km
 - 料金(1人5,728円、2人計12,546円+[入湯税150円/人]~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)