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(徳島県の道の駅 no.02)

道の駅 鷲の里


道の駅基本情報
駅名 鷲の里(わしのさと)
住所 徳島県那賀郡那賀町和食郷字田野89
コード 217 390 167*47
駅名の由来 市町村合併前の旧町名の鷲敷町が語源。「鷲敷町の里」を短縮して「鷲の里」。
施設 物産館、レストラン、喫茶店、トリックアート、温浴施設、宿泊施設
休館日 無休
(喫茶店 木曜日、隔週土曜日)
営業時間 8:00~16:40
(レストラン 11:30~13:45)
(喫茶店 11:00~16:30)
(トリックアート 8:00~17:00)
(温浴施設 17:00~21:00)
道の駅の特産品 大龍寺きのこ茶、しその実きくらげ、巡礼祈願巻、阿波番茶、すだちサイダー、写経セット、写経用紙、 四国別格三十霊場ガイドブック、般若心経扇子、般若心経手拭い、般若心経Tシャツ、 大龍寺ロープウェイトートバッグ

21番札所、太龍寺の玄関口

 徳島南部自動車道の徳島津田ICから県道129号線→県道120号線→県道16号線→県道22号線→県道28号線→県道19号線を通って南西に34km、 徳島県南東部の旧鷲敷町(現那賀町)に「道の駅 鷲の里」はある。 インターからの道中は降りた直後は住宅が広がる都会的な風景だが、その後はほぼ山林の中のドライブ。 数キロおきに小さな集落が現れ、すぐに山林の景色に戻るという繰り返しになる。 本駅に至るまでのラスト13kmとなる県道19号線は所々ですれ違い困難な狭路になるため、少し遠回りになるが国道195号線経由の方が安心かも知れない。

道の駅 | 鷲の里 | 道の駅看板
道の駅看板
 道の駅周辺は八十八ヵ所霊場の21番札所太龍寺の門前町。 太龍寺は山の頂上にあり、かつては巡礼の中で最大の難所と呼ばれた札所である。 現在は、道の駅と太龍寺の間に西日本では最長となる2.8キロのロープウェイが完成し、太龍寺へのアクセスが格段に容易になった。 本駅は太龍寺ロープウェイの待合所を兼ねる道の駅。 ドライバーの休憩所というよりは、お遍路さんにとって大切な施設という感じがする。 事実、私が訪れた時も私以外の利用客は全員がお遍路さん。 物産館の品揃えなど、道の駅単体で考えると残念な点が無くは無いが、 お遍路さんのための道の駅と考えれば中々立派な施設と言えるだろう。

道の駅 | 鷲の里 | 駅施設
駅施設
道の駅 | 鷲の里 | 赤い欄干
駅施設に向かう橋には赤い欄干。赤い欄干は魔除けの意味。巡礼のための施設ということが伺われる。

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巡礼地ならではの特産品

 駐車場から赤い欄干の橋を渡ると駅施設に到着する。建物は縦長で奥に広い構造。 入り口付近にレストラン喫茶店、真ん中付近に休憩所、奥の方に物産館、 一番奥が太龍寺ロープウェイ乗り場になっている。 入り口に近い順に施設の紹介を行いたい。

 本駅のレストラン「菩提樹」は麺類、丼物、定食、カレー類を提供。 名物メニューは数量限定の「かきまぜ丼セット(700円)」。 「かきまぜ丼」とは徳島の郷土料理で五目寿司のこと。 本レストランの「かきまぜ丼」は地元那賀町木頭地区産の柚子酢が使われているオリジナルバージョンである。 本レストラン特製の「菩提樹のカレー(1000円)」、 徳島名物の「湯だめ(=釜揚げうどん)」を味わう「湯だめ定食(650円)」も提供されている。
 レストラン横にある喫茶店では「からあげ定食(800円)」「白身魚フライ定食(800円)」「豚しょうが焼き定食(800円)」等のスタミナ系メニューが人気。 徳島県産スダチが全面に乗った「すだち塩ラーメン(700円)」も人気になっている。

道の駅 | 鷲の里 | レストラン「菩提樹」
レストラン「菩提樹」
道の駅 | 鷲の里 | 喫茶店
喫茶店では「からあげ定食」が一番人気。徳島らしさを求めるなら「すだち塩ラーメン」が面白そう。
 レストランを通り過ぎ、少し進むと吹き抜けの広い空間が現れる。 この場所は休憩室。ベンチが用意されており、お遍路さんの休息の場にもなっている。 この休憩室の一角にあるのは丹生谷秘帖のトリックアート。 「丹生谷(にゅうだに)秘帖」とは太龍寺から奥の院龍王山黒瀧寺へ向かうパワースポットを巡るルートを記した地図のこと。 トリックアートを利用して鎖に掴まったり、竜の背に乗ったり、様々なポーズを撮影することが出来る。 休憩室内にある夫婦鷲の木彫りの彫刻も見物である。
道の駅 | 鷲の里 | 丹生谷秘帖のトリックアート
丹生谷秘帖のトリックアート
道の駅 | 鷲の里 | 夫婦鷲の木彫りの彫刻
休憩室。真ん中付近に夫婦鷲の木彫りの彫刻がある。
 休憩室を抜けて更に奥に進むと物産館がある。 物産館には「太龍寺きのこ茶」「巡礼祈願巻」等の特産品も販売されているが、商品の多くは巡礼者向けのもの。 「写経セット」「写経用紙」「般若心経扇子」「般若心経手拭い」等、般若心経に関する商品が販売されている。 更にその奥は太龍寺ロープウェイ乗り場。 ロープウェイの営業時間は8:00~17:00で20分毎に運転。料金は往復で2600円である。 基本的には巡礼者が太龍寺に向かうためのロープウェイだが、 山を2つも超えるロープウェイからの景色は抜群だそうだ。 私もいつか乗車したいと思っている。

道の駅 | 鷲の里 | 物産館
物産館では般若心経に関する商品を販売。少量ながら「太龍寺きのこ茶」「巡礼祈願巻」等の地域の特産品も販売されている。
道の駅 | 鷲の里 | 太龍寺ロープウェイ
太龍寺ロープウェイ。2.8キロ先の太龍寺まで10分。往復2600円。

温浴施設と遍路宿もあり

 本駅には他にも、特にお遍路さんに便利な施設が備わっている。 それは温浴施設と遍路宿。元々は「道の宿そわか」という施設だったが、「いやし亭 心空(こくう)」としてリニューアル。 宿泊施設内の温浴施設は日帰り入浴施設として宿泊客以外にも開放されている。
 ただ、遍路宿としての利用は別として、日帰り入浴施設は道の駅巡りをしている方には少し微妙な感じの施設。 まず入浴可能時間が17:00~21:00と短い(+遅い)のが微妙なところ。 もう一つは温泉ではないのに700円というやや高い料金設定。 自家用車で道の駅巡りをされている方は15km離れているが、同じ700円で温泉の道の駅「もみじ川温泉」を利用する方が良い気がする。
 一方、遍路宿としての評判は上々。良心的な価格設定、美味しい食事、スタッフの対応など、全ての点で高評価を受けている。 もちろん宿泊客は温浴施設を追加料金無しで利用可能。 遍路客以外も宿泊可能である。

道の駅 | 鷲の里 | いやし亭 心空(こくう)
遍路宿の「いやし亭 心空(こくう)」。日帰り入浴施設としても利用可能である。

【その他の道の駅はこちらから】

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「道の駅 鷲の里」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①いやし亭 心空
 [MAPCODE] 217 390 165*65
 (口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅のすぐ近く
 - 料金(1人5,455円、2人計10,000円~)
 - 食事付きプランもあり

   

■②料理旅館ゆり野
 [MAPCODE] 370 329 205*15
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に7km
 - 料金(1人6,500円、2人計12,000円~)
 - 食事付きプランもあり

   

■③もみじ川温泉
 [MAPCODE] 370 173 295*77
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に15km
 - 料金(1人7,560円、2人計12,960円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり

   

■④ベイサイドホテル龍宮
 [MAPCODE] 217 406 245*61
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から東に17km
 - 料金(1人5,500円、2人計11,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 全室オーシャンビュー

   

■⑤ビジネス・イン一楽
 [MAPCODE] 217 498 167*76
 (口コミ平均3.4点/5点満点)

 - 道の駅から東に17km
 - 料金(1人5,000円、2人計10,000円~)
 - 食事付きプランもあり

   

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■③もみじ川温泉

本駅構内にも宿があるが、どちらかと言えば徒歩でお遍路巡りをされる方向き。 車利用者は15km南西にある道の駅「もみじ川温泉」構内の本宿の方が温泉もあり快適だろう。


🐶ペット旅

■⑥ビジネスホテル丸の内
 [MAPCODE] 217 589 861*68
 (口コミ平均3.1点/5点満点)

 - 道の駅から東に22km
 - 料金[ペット有り](1人5,910円、2人計8,638円~)
 - 料金[ペット無し](1人4,091円、2人計7,728円~)
 - 朝食付きプランもあり

 

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)