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(岐阜県の道の駅 no.53)

道の駅 池田温泉


道の駅基本情報
駅名 池田温泉(いけだおんせん)
住所 岐阜県揖斐郡池田町片山1953-1
コード 78 877 855*15
駅名の由来 温泉の名称より
施設 農作物直売所、温泉施設(温泉施設内[本館]にレストランあり)、足湯施設、専門店多数
休館日 12/30~1/1、水曜日[祝日と重なる場合は翌日]
(温泉[本館]/レストラン 水曜日[祝日と重なる場合は翌日])
(温泉[新館] 月曜日[祝日と重なる場合は翌日])
営業時間 10:00~17:00
(温泉 10:00~20:30)
(温泉施設内のレストラン 11:00~14:00、17:00~20:00)
道の駅の特産品 池田温泉パン、たこちゅうのたこ焼き、瑞草園の美濃いび茶、よしやのバウムクーヘン、アイスわらび餅、 羅臼とろろ、地産の米(ミルキークイーン/コシヒカリ)

来場者1200万人の人気の温泉施設

 東海環状自動車道の大野神戸ICから県道53号線を通って西に7km。 岐阜県南西部の池田町に「道の駅 池田温泉」はある。 インターからの道中は田んぼ8割/住宅2割の長閑な風景。 道路の整備状況も良く、渋滞のストレスを感じずに本駅まで辿り着くことが出来るだろう。
 ちなみに近畿方面からアクセスする場合は名神高速道路の関ケ原ICから国道21号線→県道53号線を通るルートが現実的(東に12km)。 こちらのルートは山林の中のドライブ。長いトンネルを抜けた先に本駅を示す道の駅の看板が見えてくる。

道の駅 | 池田温泉 | 道の駅看板
道の駅看板
 駅名から分かる通り、本駅は池田温泉を中心とする温泉施設付きの道の駅。 池田温泉は1996年に開業した比較的歴史の浅い温泉だが、開業30年目の2025年1月に早くも通算の来場者数が1200万人を突破している。
 1200万人と言うのはあまりに多すぎて中々イメージが湧かないと思うが、1年当たりに換算すると約40万人。 道の駅温泉だけにフォーカスした利用客数というのは殆ど発表されていないため比較することは難しいが、 例えば大人気の静岡県の道の駅「川根温泉」の温泉施設でも年間利用客は28万人。 もしかしたら道の駅温泉の中では日本一の集客を誇る温泉なのかも知れない。
 利用客が多いと混雑するというデメリットも考えられるが、池田温泉に関してはその点は大丈夫。 池田温泉には本館と新館の2つの温泉施設があり、客が分散するためそれほど混雑しないのが嬉しいところである。

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景色なら本館、湯の種類なら新館を選ぶべし

 さて、最近は温泉と称しながら実は水道水を沸かしただけの偽装温泉が多いと聞く。 しかし、本駅の温泉に関しては、湯に浸かった瞬間に誰もが本物の温泉と確信することだろう。 湯に入ると同時に肌がスベスベになるからだ。
 池田温泉は全国的に大変珍しいアルカリ性の純重曹泉。 重曹が皮膚の油脂を乳化して石鹸に類似した物質を作り出し、湯のアルカリ成分がタンパク質を溶解するため肌がスベスベになるそうだ。
 ところで、上でも述べた通り本駅には本館と新館の2つの温泉施設が存在する。 料金も泉質も同じでどちらに入るべきか悩むところだが、 景観を楽しむならば本館を、浴槽の広さと種類を楽しみたいならば新館を選ぶことをお勧めしたい。
 新館よりも30メートルほど高台にある本館は露天風呂からの景色が良い。特に夜景は美しい。 一方、新館は寝湯打たせ湯歩行浴など本館には無い湯を楽しむことが出来る。 食事を楽しみたい方も新館がベター。新館の中にはレストラン「郷土料理 たち川」がある(本館内に存在したレストランは閉店となった)。 混雑が嫌いと言う方は本館が良さそう。本館は新館の奥にあるので、存在に気が付かない人も多そう。 実際、私は同じ日に本館と新館の両方を利用したことがあるが、本館の温泉の方がかなりゆったりと湯に浸かることが出来た。

道の駅 | 池田温泉 | 池田温泉本館
池田温泉本館
道の駅 | 池田温泉 | 池田温泉新館
池田温泉新館

合計10のテナント店

 一般的に道の駅には物産館というものが存在するが、本駅には他の道の駅のような物産館は存在しない。 物産館は存在しないが、代わりに合計10個のテナント店が存在する。 個人的な意見を言わせていただくなら、折角、これだけの集客力を誇る温泉があるのに総合的な物産館が無いのは勿体ない。 個々の店では創意を凝らした商品を販売しているが、「お土産に買いたい」という商品は少ない気がする。 物産館を作って、その中で池田温泉ならではの商品、もしくは岐阜県の名物でも販売すれば、それなりに儲かるような気がするのだが…。

道の駅 | 池田温泉 | テナント店
10のテナント店が入る施設
道の駅 | 池田温泉 | テナントマップ
テナントマップ
 現状、専門店の中で最も人気になっているのは「たち川」の「池田温泉パン(600円)」。 厳選された小麦粉を使った高級食パンで「口の中で溶けていくような食感」と評判。 楽天市場の2020年の食パンランキングで全国1位を獲得している。

 その他のテナント店も簡単に紹介すると
-「粉もん屋たこちゅう」は創意あふれるオリジナルのたこ焼きを販売。「大垣赤みそたこ焼き」「ポン酢ねぎマヨたこ焼き」等がある。
-「お茶の瑞草園」は「美濃いび茶」が名物
-「池田茶屋」は奥美濃古地鶏を使った「鶏ちゃんうどん/そば/ラーメン」が人気
-「Le vent calme」は米粉クレープとドリンクの専門店
-「白鳥ファーム」は農薬と化学窒素の使用を極力控えた特別栽培米(ミルキークイーン/こしひかり)を販売
-「よしや」はバウムクーヘンの専門店で季節に応じた「三色バウムクーヘン」が名物
-「ひまわり」はお手頃価格のランチを提供。「カニ雑炊」はたったの511円、「極うま牛丼」は700円。
-「自然食品ヒダカ」は「わらび餅アイス」が人気
-「JAいび川農作物直売所」は地産の新鮮な農作物を提供

 なお、テナント店の入り口付近には足湯があり、無料で利用することが出来る。

道の駅 | 池田温泉 | 足湯施設
無料の足湯施設

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「道の駅 池田温泉」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①池田温泉旅館 たち川
 [MAPCODE] 78 877 818*63
 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅のすぐ近く
 - 料金(1人20,668円、2人計28,500円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり

 yahoo travelで予約

■②コンフォートイン大垣
 [MAPCODE] 78 704 889*38
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に10km
 - 料金(1人5,400円、2人計6,900円+[P料金800円]~)
 - 朝食付きプランもあり
 - JR大垣駅北口より徒歩3分

   

■③くれたけインプレミアム大垣駅前
 [MAPCODE] 78 704 376*22
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に10km
 - 料金(朝食付き1人5,614円、2人計8,638円+[P料金900円]~)
 - JR大垣駅南口より徒歩3分
 - 2020年3月オープンの新しいホテル

   

■④グリーンホテル小松家
 [MAPCODE] 28 751 328*78
 (口コミ平均2.8点/5点満点)

 - 道の駅から北東に12km
 - 料金(1人4,880円、2人計9,068円~)
 - 食事付きプランもあり/直前割あり

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)