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(新潟県の道の駅 no.10)

道の駅 阿賀の里


道の駅基本情報
駅名 阿賀の里(あがのさと)
住所 新潟県東蒲原郡阿賀町石間4301
コード 463 547 156*33
駅名の由来 「阿賀の里」は施設名称。阿賀野川ライン下り等のアトラクションを運営している。
施設 物産館、フードコーナー、レストラン(団体専用)、刃物屋、阿賀野川ライン遊覧船、 【隣接施設】コンビニエンスストア、そば処
休館日 無休
(そば処 水曜日)
営業時間 9:00~17:00
(フードコーナー 10:00~15:30)
(阿賀野川ライン遊覧船 9:00~15:00[冬期は10:00~])
(コンビニ 24時間)
(そば処 11:00~14:00)
道の駅の特産品 奥阿賀おこげせん、えごまクッキー、えごまのマフィン、えごまドレッシング、カップケーキ「レモンの香り」、 安田牛乳ヨーグルト、安田牛乳生シュークリーム、安田牛乳やわらかプリン、しばうま本舗のミルクカステラ、 越後元祖浪花屋の柿の種、阿賀米おにぎり、越後地酒「越後吹雪」「麒麟山」「白龍ひやおろし」、三条刃物

年間43万人が訪れる人気の道の駅

 磐越自動車道の安田ICから国道49号線を通って東に8km、新潟県北東部の阿賀町に「道の駅 阿賀の里」はある。 道中は日本で10番目に長い阿賀野川に沿ってのドライブ。 川岸は林に覆われているためドライブ中に確認することは難しいが、所々で雄大な阿賀野川の流れを車窓から見ることが出来る。

道の駅 | 阿賀の里 | 道の駅看板
道の駅看板
 その阿賀野川流域の最大のアトラクションと言えば阿賀野川ライン下り。 山間の景色の中をゆったりと進む阿賀野川のライン下りは大人気で、年間27万7千人もの観光客を集めている。 そのライン下りの発着点になっているのが本駅。 ライン下りの客と併せて年間42万8千人が訪れる人気の道の駅になっている。
道の駅 | 阿賀の里 | 阿賀野川
駅横を流れる阿賀野川
道の駅 | 阿賀の里 | 阿賀野川ライン下り
阿賀野川のライン下りは観光客に大人気
 ただ、これだけの客を集めても経営的にうまくいくとは限らないのが道の駅の難しいところ。 実は本駅は2023年6月時点で3億6千万円の負債を抱えており、経営的にはギリギリの状況。 阿賀町の町議会では毎年のように道の駅の存続/廃止について熱い議論が交わされていた。

 2023年度に入り町長がリニューアルによる経営の改善の方針を発表。 内容としては、①子育て支援の補助金を使って道の駅に子供の遊び場(名称は「あがりーな」)を建設。 ②「あがりーな」の効果により今までとは違う若い子育て世代の客が増える。 ③新しい客層が生まれることによりライン下り/物産館/レストランの売上高が増加する

 何か「風が吹けば桶屋が儲かる」的な発想に感じなくも無いが、 まあ、経営のプロが考えたことなのできっと大丈夫なのだろう。 ちなみに「あがりーな」は2024年6月に完成。 評判も上々で若い子育て世代が数多く訪れている。 上記の①②は達成。あとは③がどうなるか。今後を見守りたい。

道の駅 | 阿賀の里 | あがりーな
子育て支援施設の「あがりーな」。巨大ジャングルジム、デジタルすなば等、楽しみがいっぱい。 入場無料というのが素晴らしい。

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物産館では県内の特産品が勢揃い

 本駅は物産館フードコーナー刃物屋阿賀野川ライン下り受付から成る道の駅。 その他にも15人以上の団体客専用のレストランを併設。 少し離れた場所にコンビニそば処もある。

 まずは物産館だが結構大きい。パッと見た感じでは商品の種類は1000種類以上はありそう。 幅広く県内の特産品を揃えており、新潟名物の「柿の種」「笹団子」「海鮮せんべい」等が販売されている。
 阿賀町ならではの商品に着目して探すと「奥阿賀おこげせん」が目に付く存在。 製造元は埼玉県の会社だが、阿賀町のコシヒカリを100%使用しているので阿賀町の特産品と見なして問題ないだろう。 私は本駅を訪れる前に「道の駅 あがの」で似たような商品を購入(そちらは阿賀野市産コシヒカリを100%使用)したため、 本駅での購入は見送ったが、こっそり教えると本駅のおこげせんの方が80円安い。 ちなみに「奥阿賀おこげせん」は本駅の売上No.1である。
 荏胡麻も阿賀町の特産品。本駅では「えごまクッキー」「えごまのマフィン」「えごまドレッシング」が販売されている。

道の駅 | 阿賀の里 | 物産館とフードコーナーが入る建物
物産館とフードコーナーが入る建物(2008年5月撮影)。 2024年10月訪問時はトイレの新設工事中のためフェンスに覆われていた。
 阿賀町の近隣市町村の商品も本駅では多数販売。 特に旧安田町の名物「安田牛乳」は「安田牛乳コーナー」を設けるほど力が入っている。 ここでは安田牛乳を使ったラングドシャ、ゴーフレット、クランチチョコ、ブッセ等を販売。 安田牛乳を使った生シュークリーム、やわらかプリン、ヨーグルトはコーナーから少し離れた冷蔵庫の中で販売されているので忘れずにチェックしたい。
 その他、近隣の聖篭町に拠点を置くしばうま本舗のミルクカステラも本駅の人気商品。 三川町産のコシヒカリ「三川稲穂の舞」も販売されている。

 そして忘れてはならないのが地酒コーナー。物産館の奥の壁沿いにズラリと並んでいる。 それにしても新潟の地酒の数の多いこと…何を買っていいのか迷ってしまう。 ちなみに店のお勧め1位は「越後吹雪」、2位は「麒麟山」、3位は「白龍ひやおろし」だそうだ。
道の駅 | 阿賀の里 | 地酒コーナー
地酒コーナー

フードコーナーでは阿賀米のおにぎり

 本駅の「食」の施設は物産館横にあるフードコーナーが中心。 本格的な料理のメニュー(定食類など)が無いため、ガッツリとお腹を満たしたいという方には少々物足りないかも知れないが、 お手頃価格で小腹を満たしたいという方には最適な施設になっている。
 注目の商品は阿賀米を使ったおにぎり。 塩(140円)、サケ、明太子、梅(各々200円)、すじこ(250円)等、合計9種類のホカホカのおにぎりを味わうことが出来る。 麺類ではかけそば/うどん(どちらも500円)、ニシンそば/うどん(どちらも730円)、味噌ラーメン(900円)等を提供。 「道の駅チキンカレー(880円)」も人気になっている。

道の駅 | 阿賀の里 | フードコーナー
フードコーナー
 道の駅から2分程歩いたところにはそば処「仙人坊」がある。 この店は会津山都産のそば粉を100%使用した十割そばを提供する店。 値段は「ざるそば」が900円、「天ざるそば」が1400円など。 全てのメニューに仙人坊特製の「刺身蒟蒻」が付いてくるのも楽しみである。

 食べ物から少しそれるが、道の駅館内では刃物屋「越乃一刃」の直売コーナーもある。 ここでは三条刃物を販売。包丁、鋏は3,000円から18,000円の価格帯。 模造刀が販売されているのは少し驚き。 1本20,000円~40,000円で販売されている(意外と安い)。

道の駅 | 阿賀の里 | そば処「仙人坊」
そば処「仙人坊」

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「道の駅 阿賀の里」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①ゆらりゆら 水鳥の宿 さきはな
 [MAPCODE] 463 514 754*02
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に4km
 - 料金(朝食付き1人8,000円、2人計15,600円~)
 - 温泉あり/2食付きプランもあり
 - 楽天トラベルアワード銅賞受賞の宿

   

■②咲花温泉 河畔の宿 碧水荘
 [MAPCODE] 463 515 894*44
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に4km
 - 料金(1人8,000円、2人計14,000円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - 楽天トラベルアワード銅賞受賞の宿
 - 🐶ペット可のプランあり[小型犬のみ/追加料金+2,200円]

   

■③咲花温泉 翠玉の湯 佐取館
 [MAPCODE] 463 515 891*14
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から西に4km
 - 料金(朝食付き1人10,000円、2人計19,500円~)
 - 温泉あり/2食付きプランもあり

   

■④ホテルグリーン安田
 [MAPCODE] 32 387 899*75
 (口コミ平均3.6点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から西に9km
 - 料金(1人5,000円、2人計10,000円~)
 - 夕食付きプランもあり

   

🐶ペット旅

■⑤咲花温泉 阿賀のめぐみ望川閣
 [MAPCODE] 463 515 879*37
 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から西に4km
 - 料金([ペット有り]2食付き2人計36,000円[ペット追加料金+2,200円~3,300円]~)
 - 料金([ペット無し]2食付き2人計26,000円~)
 - 温泉あり

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)