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(熊本県の道の駅 no.34)

道の駅 宮地岳かかしの里

駅基本情報
駅名 宮地岳かかしの里(みやじだけかかしのさと)
住所 熊本県天草市宮地岳町5516-2
コード 254 150 733*05
駅名の由来 「宮地岳」は地域名。昭和30年代までは宮地岳村が存在した。「かかしの里」は宮地岳地区で行われている「宮地岳かかしまつり」より。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、かかし展示コーナー
休館日 第1・3水曜日[祝日と重なる場合は翌日]
営業時間 9:00~18:00[冬期は17:00まで]
(レストラン 11:00~14:30)
特産品 そばどら焼き、そば饅頭、天草サブレ、天草塩ようかん、天草ちゃんぽん、天草大王ラーメン、 天草真鯛の昆布締め、天草晩柑リキュール、尾崎さんちの原木椎茸、アカモク、メカブのタタキ、 うまかやのいなり寿司、じゃこおこわ、ミナミ鉄魚

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一年中かかしがいっぱい

 九州自動車道の松橋ICから国道266号線を通って南西に97km、 途中、国道324号線を使ってショートカットしても87km、 熊本県西部の天草市宮地岳地区に本駅「宮地岳かかしの里」はある。 インターからの距離87kmは聞いただけでもうんざりだが、 更にうんざりさせるのは国道266号線の渋滞。 国道266号線は観光の街、天草に至る唯一の道路で、週末を中心にかなり混雑する。 週末に本駅を訪れる方は、可能であれば天草市街地、或いは上天草市で前泊するのが良さそう。 天草市街地を越えた本駅周辺は一転して交通量の少ない田舎道。 本駅周辺に限れば渋滞のない快適なドライブを楽しむことが出来るだろう。
 さて、天草市宮地岳地区は「かかしの里」として有名。 春(3月下旬~5月上旬)と秋(10月中旬~11月下旬)の年2回「宮地岳かかし祭り」が行われる。 もちろん本駅はかかし祭りの最中に訪れるのがベストだが、 それ以外の期間でも道の駅構内は案山子がいっぱい。 年を通して案山子と触れ合うことが出来る道の駅である。

500体以上の案山子がお出迎え

 私が本駅を訪れたのは11月初旬の祝日(文化の日)のこと。 「秋の宮地岳かかし祭り」の期間中の訪問となった。 当日は祝日とは言っても連休ではなかったため(木曜日)、客数は普通くらい(1日で約1000人)。 おそらく多くの方が連休になる週末はもう少し客が多く、 平日はかなりのんびりとした雰囲気になることが想像される。
 本駅は2012年3月に廃校となった宮地岳小学校の校舎を再利用したもの。 建物は2階建て、6つの教室があり、1階の2つの教室を使って物産品と農作物を販売、 1階のもう一つの教室がレストランになっている。
 校舎の中の施設も気になるところだが、やっぱり目につくのは校庭に並ぶ案山子たち。 春のかかし祭りと秋のかかし祭りの期間中は500体を超える案山子が校庭に配置されている。 毎年、案山子にはテーマがあり、テーマに沿った案山子を展示。 2022年(春)はハイヤがテーマであり案山子たちのハイヤで祭り気分を盛り上げている。 私が訪れた秋のかかし祭りは特にテーマは定められていないが、 多くの案山子は宮地岳地区の日常を体現している感じ。 最初は少し不気味な感じがしたが、慣れるとほのぼのとした気分になってくる。
 校庭での案山子展示は春・秋のかかし祭り期間中に限られるが、 校舎の2階にある3つの教室内では一年を通して案山子を見ることが出来る。 校舎内に常設される案山子の数も50体以上。 教室の一つでは宮地岳地区の結婚式の様子を案山子で再現、 別の教室では小学校の授業の様子を案山子で表現、 更に別の教室では宮地岳地区の祭りの様子を案山子で表現している。 校舎2階の展示だけでも、おそらく案山子展示は日本有数の規模。 案山子の魅力を十分に感じることが出来るだろう。

そば饅頭が特産品

 最後になってしまったが、本駅の物産館、農作物直売所、レストランの紹介を簡単に行いたい。
 物産館では宮地岳地区や天草市全体の特産品を50種類くらい販売。 特に宮地岳地区産のそば粉を用いた「黒瀬のそば饅頭」と「黒瀬のそばどら焼き」は本駅限定の商品として人気商品になっている。 私は「黒瀬のそば饅頭(250円)」を購入。 食べた感想としては、ふっくりとしたカステラの中につぶ餡が入った正統派のどら焼きという感じ。 私のバカ舌では配合されているそば粉の味を感じることが出来なかったが、 それでも美味しいどら焼きを食べながらそば粉によるルチン、ポリフェノールによる健康効果が期待できる。 天草市全般の特産品としては「天草サブレ」「天草塩ようかん」「天草ちゃんぽん」 「天草大王ラーメン」「天草晩柑リキュール」など数多く販売。 お土産選びに困ることはなさそうだ。 珍しいところでは鉄魚コーナーの存在。 鉄魚とはコイ科の魚で金魚のような美しい体色を持つ魚。 「ミナミ鉄魚」と呼ばれる品種が3匹1,000円~3,000円で販売されている。
 農作物直売所では20種類くらいの地産の農作物を販売。 目に付く商品は椎茸。手のひらよりも大きな特大干し椎茸が販売されている。
 「食」の施設は「天草蕎麦処 苓州屋」2号店が本駅に出店。 本店の苓州屋は蕎麦処であるが、2号店である本店は蕎麦以外の食事も提供している。 名物メニューは「みやっだけ田舎定食(1,000円)」。 宮地岳地区の大根を用いた「大根大王めし」、 天草市牛深地区の郷土料理である「ハイヤ節唐揚げ」、 宮地岳地区のそば粉を使った「そばがきだご汁」、 宮地岳地区の豆腐屋が作る「宮地岳豆腐」、 本駅スタッフ手作りの「母ちゃんの漬物」の5つがセットになった田舎料理。 本駅だけのオリジナルメニューである。 その他「ざるそば/かけそば(並盛700円)」「学校給食(750円)」「天草大王ラーメン(700円)」 「ハイヤ節唐揚げ定食(750円)」「バニラソフトクリーム(250円)」等を味わうことが出来る。


道の駅看板

道の駅看板

かかしの看板

道の駅入り口では大きなかかしの看板がお出迎え

駅施設

駅施設。廃校となった宮地岳小学校の校舎を再利用したもの。 1階に物産館、農作物直売所、レストラン、2階にかかし展示場がある。

校庭のかかし展示

校庭では多数の案山子を展示

かかしの結婚式

校舎の2階では案山子の展示が行われている。この教室では結婚式を展示。

かかしの小学校

隣の教室では小学校の様子を展示。実はこの教室には案山子に紛れて生身の人間が1人だけいる。

かかしの祭り

更に隣の教室では宮地岳地区の祭りを案山子で展示している

そばどら焼き

物産館で販売されている「そばどら焼き(250円)」。宮地岳地区産のそば粉を使用したオリジナル商品である。

レストラン「苓州屋」

レストラン「苓州屋」。天草の食を集めた「みやっだけ田舎定食」が人気のメニュー。

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①天草市総合交流施設 愛夢里(あむり)
 [MAPCODE] 474 294 124*78
 (口コミ平均3.8点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南西に12km
 - 料金(1人6,000円、2人計10,181円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり

   

■②民宿旅館 はまや
 [MAPCODE] 254 040 547*15
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に13km
 - 料金(4,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 新鮮地魚と最高峰地鶏「天草大王」を堪能する宿

 

■③ホテルサンロード
 [MAPCODE] 254 428 108*43
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に16km
 - 料金(1人5,454円、2人計8,636円~)
 - 食事付きプランもあり

   

■④和み宿 新和荘 海心
 [MAPCODE] 254 429 210*72
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に16km
 - 料金(6,000円~)
 - 食事付きプランもあり

   

🐶ペット旅

■⑤栄美屋旅館
 [MAPCODE] 254 427 293*78
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北東に15km
 - 料金(1人5,200円、2人計10,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - ペット可(小型犬のみ)[追加料金+1,100円]

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)