AROUND JAPAN

(熊本県の道の駅 no.08)

道の駅 鹿北

駅基本情報
駅名 鹿北(かほく)
住所 熊本県山鹿市鹿北町岩野4186-130
コード 175 695 256*65
駅名の由来 市町村合併前の旧町名の鹿北町より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、喫茶コーナー、体験工房
休館日 1/1~1/3、第3木曜日[8月は無休]
営業時間 9:00~17:00[スタンプは24時間]
(レストラン 11:00~16:00)
特産品 栗まんじゅう、栗ようかん、和栗ロールケーキ、和栗シュークリーム、渋栗ようかん、和栗パイ「くりごろ」、 マロンソフトクリーム、たまご村のたまご、たまごソフト、いきなり団子、山鹿羊羹、栗団子、銘菓「栗千里」、栗の渋皮煮、 紅芋、高菜、からし蓮根、佃煮各種(しそ昆布/生姜昆布/竹の子昆布/等)、馬肉の肉まん、鹿北茶

スポンサーリンク

小栗郷にある道の駅

 九州自動車道の八女ICから国道442号線→国道3号線を通って南東に23km、 或いは九州自動車道の植木ICから国道3号線を通って北に26km、 熊本県北西部の旧鹿北町(現山鹿市鹿北町)に本駅「鹿北」はある。 沿道の国道3号線は北九州市を起点として福岡市、久留米市、熊本市など九州の主要都市を経由して鹿児島市まで繋ぐ主要道。 ただ、本駅周辺は全く民家が見えない山の中。 本駅を除けばスーパーやコンビニ、飲食店は全く見当たらない。 本駅は国道3号線を利用するドライバーの大変貴重な休憩所になっている。
 本駅周辺は小栗郷と呼ばれる長閑な地域。この「小栗郷」の語源について、正確なところは不明だが、 私が実際に本駅を訪れ感じたところでは「小栗郷」の語源はおそらく「栗」。 なぜなら本駅の物産館、喫茶コーナーでは栗を使った商品が溢れているから。 本駅ならではの独特の栗の味わい方も可能である。
 本駅は栗が好きな方にはおそらく大満足の道の駅。 そうでない方も本駅で栗の魅力を再発見できるのではないだろうか。

斬新なマロンソフトを味わう

 本駅は物産館、農作物直売所、レストラン、喫茶コーナー、体験工房から成る施設構成。 また、夏期限定とはなるが地下水を使った親水プールも利用できる。 物産館、農作物直売所の規模は全国の道の駅の平均と比べるとやや小さい感じ。 ただ、この辺りに民家が無い立地を考えると十分過ぎる規模と言えるだろう。
 まず私が気になった商品は喫茶コーナーで販売されている「マロンソフト(400円)」。 写真でもお分かりの通り、このマロンソフト、マロンクリームのソフトの横に和栗ペーストが張り付いている。 食べる際に上手に混ぜ合わす手間がかかるが、このアイデアはなかなか斬新。 粗挽きの和栗ペーストは固形分が残り、食べた時にゴツゴツ感が残る。 ただ、それが食感的に素晴らしい。栗本来の美味しさを味わうことが出来る。
 物産館に目を移しても栗を使った商品がたくさん。 「栗まんじゅう」「栗ようかん」「和栗ロールケーキ」「和栗シュークリーム」「渋栗ようかん」 「和栗パイ」等、栗を使った商品を挙げるときりがないくらい。 ちょっと変わった栗グルメを味わいたい方は「渋栗ようかん」がお勧め。 栗と渋皮を一緒に煮込んで作った羊羹だが、渋皮が栗のまろやかさを演出するような食感になっている。 渋皮を使った商品には「栗の渋皮煮」も販売されている。
 見た目のインパクトという点では「たまご村のたまご」。 一つ一つの卵は特にインパクトは無いが、何と3kgの纏め売り。50個以上の卵が入って1300円で販売されている。 味に関しても評判になっており、濃厚でプルプルの食感を味わうことが出来るそうだ。 喫茶コーナーでは「たまご村のたまご」を使った「たまごソフトクリーム(350円)」が販売されており、 こちらも人気になっている。
 その他の商品では熊本名物の「いきなり団子」や「からし蓮根」等を販売。 また、物産館の一角にある農作物直売コーナーでは地産の新鮮な野菜、果物を販売している。 高菜、里芋、ピーマン、キュウリ、トマト等、一般的な野菜が中心だが、「紅芋」という珍しいサツマイモも名物として販売されている。

「だご汁」や「お栗ちゃんぽん」も

 本駅の「食」の施設はレストラン「小栗茶屋」。 メニューの種類こそ少ないが、小栗郷ならではの郷土料理を味わうことが出来る。
 人気No.1のメニューは「だご汁(1000円)」。 「だご汁」とは小麦粉ベースの団子(=だご)が入った汁のこと。熊本県内全域に伝わる郷土料理だが、 ここ小栗郷の住民の間では特に食べる機会が多いそうだ。 一般的にサイドメニュー的な扱いを受けることが多い「だご汁」だが、本駅の「だご汁」はメインディッシュの扱い。 大きな器の中に、だご/里芋/人参/大根/シメジ等、具がたくさん入っている。
 人気No.2のメニューは「お栗ちゃんぽん(750円)」。こちらはチャンポン麺の中に鹿北町産の栗が入った料理。 これも、小栗郷ならではの料理と言えるだろう。 その他、定食類では「三元豚ローストンカツ定食」「天ぷら定食」「唐揚げ定食」「鯖の煮付け定食」の4品を提供。 麺類では「ごぼうそば/うどん(700円)」「肉そば/うどん(700円)」がある。
 また、朝の時間帯(9:00~10:30)に本駅に到着された方はラッキー。 鹿北町名物の「たまご村のたまご」を使った「たまごかけご飯セット(500円)」を味わうことが出来る。 このメニューの凄いところは「おかわり何杯でも自由」という点。 また、小学生未満は「無料」というのも太っ腹である。


道の駅看板

道の駅看板

道の駅遠景

道の駅遠景。向かって左側にの建物は物産館、右側はレストラン。

物産館「小栗館」

物産館「小栗館」。栗を使った特産品が多数販売されている。

レストラン「小栗茶屋」

レストラン「小栗茶屋」。「だご汁定食」と「お栗ちゃんぽん(750円)」が人気。

たまごかけご飯セット

レストラン「小栗茶屋」では500円おかわり自由の「たまごかけご飯セット」もある(朝限定)

喫茶コーナー

喫茶コーナーでは「栗コロッケ」「たまごソフトクリーム」「マロンソフト」等を販売

マロンソフト

喫茶コーナー名物の「マロンソフト(400円)」。マロンソフトクリームの横に粗挽きの栗ペーストが付いている。

農作物直売コーナー

農作物直売コーナーでは屋外に高菜が山積みで販売(春)。店内でも多くの野菜を販売している。

体験工房

奥の方にある体験工房。木工体験、ピザ作り、チェーンソーアート教室が行われている。

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①旅館・家族湯 いまむら
 [MAPCODE] 175 514 710*76
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南に11km
 - 料金(朝食付き1人9,000円、2人計16,000円~)
 - (平山)温泉あり/2食付きプランもあり
 - 平山温泉の一人旅なら本宿がお勧め

   

■②平山温泉 上田屋
 [MAPCODE] 175 454 770*77
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に12km
 - 料金(2食付き1人45,454円、2人計65,454円~)
 - (平山)温泉あり/ハイクラス/2食付きプランもあり
 - 2人以上は朝食のみのプランもあり[2人計40,000円~]
 - 全室離れのスイートルーム
 - 【注】小学生未満の宿泊は不可

   

■③湯山別荘たいち
 [MAPCODE] 175 483 159*00
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に13km
 - 料金(2人計16,364円~)
 - (平山)温泉あり/食事付きプランもあり
 - 全室専用露天風呂付き

   

■④山鹿温泉 寿三
 [MAPCODE] 175 337 202*03
 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から南に13km
 - 料金(1人13,000円、2人計14,000円~)
 - (山鹿)温泉あり/食事付きプランもあり
 - トロトロ温めの美肌の湯が自慢
 - 【注】館内に階段多し、足腰の弱い方には不向き

   

My Select

■③湯山別荘たいち

全室離れの露天風呂付き。しかも九州屈指の名湯・平山温泉の掛け流しとなれば宿泊料金が高いのが通例。 しかし本宿は素泊まりならば2人計16,364円~とお手頃価格。

大きな地図で見る(パソコン閲覧時のみ有効)


近隣の宿をじゃらんnetでもっと調べる
近隣の宿を楽天トラベルでもっと調べる

(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)