(佐賀県の道の駅 no.09)
道の駅 しろいし
駅名 | しろいし |
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住所 | 佐賀県杵島郡白石町大字福富下分306-4 |
コード | 87 008 771*16 |
駅名の由来 | 町名の白石町より |
施設 | 物産館、農作物直売所、レストラン、軽食コーナー |
休館日 | 12/31~1/3、第3水曜日 (レストラン 火曜日[祝日と重なる場合は翌日]) |
営業時間 | 9:00~18:00[11月~2月は17:00まで] (レストラン 11:00~15:00) (軽食コーナー 10:00~16:00) |
特産品 | 白石れんこん、れんこんチップス、蓮根かるかん饅頭、れんこん茶、れんこんハンバーグ、蓮根パウダー、 玉葱、玉葱スナック、大人の玉葱ドレッシング、白石玉葱カレー、たまねぎスープ、玉葱塩、 佐賀ピクルス、てんぺ、てんぺ味噌、てんぺかりんとう、須古寿司、銘菓「いろはにほほほ」、冬瓜、ヤングコーン |
3年も待たせた道の駅
高規格道路の有明沿岸道路(国道444号線)の福富ICを降りてすぐ、佐賀県南部の白石町に本駅「しろいし」はある。
本駅に到着してまず感じることは広々とした農村の風景。
広大な耕地の中に民家がポツリポツリと点在する風景は、まるで富山県西部でみられる散居村のよう。
有明海にも近く、風向きによっては海の匂いを感じる道の駅である。
本駅は2016年10月に登録された道の駅。ただオープンしたのは3年後の2019年6月。
登録から約3年(正確には2年8か月)も待たされた道の駅である。
昔は登録からオープンまで12年も待たされた道の駅も存在したが、
近年は先に「内定」を与え、道の駅登録はオープンの1年前位にされるのが一般的。
3年も待たされるのはかなり異例である。
「何かあったのか」と調べてみると、どうやら隣接の福富ICの供用が遅れたことが関係ありそう。
本駅オープンの2ヶ月後に福富ICも供用されたが、肝心の高規格道路はまだ部分開通の状態で交通量は少ない。
最終的には大牟田市(福岡県)から鹿島市(佐賀県)を結ぶ予定であり、開通の暁にはおそらく本駅の本領発揮となるのだろう。
環境的には不完全な本駅だが、ただ、集客面、営業面ではかなり好調のようだ。
白石町議会における議員の発言によると本駅の年間利用客は約50万人。
売上も当初予定を上回っているようだ。今後、更に期待が持たれる道の駅と言えそうだ。
細かい点で1つだけ注意事項を記しておくと、本駅は無料wifi利用可と国土交通省のページや道の駅の案内の書籍に記載されているが、
実際に利用できるのは営業時間のみで夜間は利用できない。
車中泊等で無料wifiを利用して動画サイトを見ようとしても出来ないので、その点は留意したい。
蓮根と玉葱が特産品
本駅は物産館、農作物直売所、軽食コーナーから成る道の駅。
施設規模としては平均的。農作物は約50種類、物産品は約200種類、レストランの規模もほぼ平均的である。
まず白石町の基本情報として押さえておきたいのは「蓮根」と「玉葱」。
この2つの野菜は白石町の肝と言えるもの。
特に「白石れんこん」は長年の干拓による重粘土質という白石町独特の土壌に適合した野菜として、
100年以上も昔から栽培されている伝統の野菜である。
本駅の農作物直売所では「白石れんこん」と白石産の玉葱を多数販売。
物産館でも「白石れんこん」と玉葱を使った商品は多数ある。
まず、物産館入口の目立つ場所に陳列されているのは「れんこんチップス(400円)」。
商品名が示す通り白石れんこんを油で揚げた商品で、「塩味」と「あおさ塩味」の2種類がある。
私は「あおさ塩味」の方を購入して食べてみたが、ザクザクとした食感はポテトチップスと共通するものがある。
ただ、味に関してはポテトチップスとはかなり違う。
味に深みがあり蓮根の味がくっきり。蓮根独特の繊維質な食感もある。
「食べ始めたと止まらない」という点に関してはポテトチップスとそっくりである。
玉葱を使った商品で目に付くのは「玉ねぎスナック(370円)」。
こちらは食感的には玉葱を感じることは出来ないが、香りや後味に玉葱らしさを感じることが出来る。
そのほかの商品では蓮根関連では「蓮根かるかん饅頭」「れんこん茶」「れんこんハンバーグ」「蓮根パウダー」等。
玉葱関連では「大人の玉葱ドレッシング」「白石玉葱カレー」「たまねぎスープ」「玉葱塩」等が販売されている。
白石町伝統の商品では「てんぺ」。
「てんぺ」とは煮た大豆をテンペ菌(リゾーブス菌)で発酵させたもの。
鉄分、カルシウム、ビタミンB1、イソブラボンの含有量が多い健康食品である。
本駅では「てんぺ」と「てんぺ味噌」が販売されている。
本駅は総菜コーナーの品揃えも豊富。中でも佐賀県郷土料理の「須古すし」は人気の商品。
具だくさんが特徴で、白石米のご飯の上に奈良漬、ごぼう、椎茸、錦糸卵、蒲鉾、紅生姜、桜でんぶ、海老、ムツゴロウが乗っている。
昔から祝いの席で振舞われた伝統料理らしい。
レストランでは蓮根と佐賀牛メニュー
本駅の「食」のメニューはレストラン「たんなかcafe360°(たんなかカフェサンロクマル)」、
軽食堂「キッチンつっつらつー」の2つ。
どちらも白石町ならではの味を楽しむことが出来る。
レストラン「たんなかcafe360°」では白石れんこんと佐賀牛を使ったメニューが人気。
「手づくりしろいし蓮根ハンバーグ(1000円)」が人気になっている。
白石れんこん入りとはいえ、ハンバーグ単品で1000円は高いと感じる方も多いと思うが、
実はこのハンバーグはブランド牛肉の佐賀牛を使用。肉汁まで楽しめる料理になっている。
がっつり佐賀牛を味わいたい方は「佐賀牛ローストビーフ(1500円)」がお勧め。
プラス300円でご飯(白石米)、味噌汁、漬物を付けることもできる。
廉価なメニューでは「唐揚げ定食(900円)」「焼き魚定食(850円)」等(いずれもご飯、味噌汁、漬物付き)。
麺類ならば「和風ちゃんぽん(850円)」。「季節のサラダ(600円)」や「カレーライス(ミニサラダ付き880円)」もある。
また「360°」という名称から連想される通り、2階にあるレストランからの眺望も最高。展望テラスも備わっている。
1階にある軽食堂「キッチンつっつらつー」は「うどん」「おにぎり」「ジェラード」を提供。
注目メニューは「かき揚げうどん(500円)」。白石れんこんと白石産玉葱の大きなかき揚げが入っている。
「れんこんスティックうどん(500円)」も白石町ならではのメニュー。
有明海の幸を使った「有明のりうどん(500円)」もある。
美味しいと評判の白石米を味わうなら「おにぎり(2個210円)」。
名物の有明海苔も同時に味わうことが出来る。
「いちじくジェラード(300円)」「いちごジェラード(350円)」も販売されている。
近隣のお勧め宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①HOTEL R9 The Yard 江北
[MAPCODE] 87 155 694*40
(口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から北西に8km
- 料金(1人5,600円、2人計8,000円~)
- コンパクトで快適なコンテナホテル
- 周辺にはスーパーや飲食店多数
■②HOTEL AZ 佐賀小城店
[MAPCODE] 87 247 863*83
(口コミ平均3.4点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から北に12km
- 料金(朝食付き1人4,800円、2人計7,000円~)
- 2食付きプランもあり
■③旅館 天山荘
[MAPCODE] 87 313 242*12
(口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から北に12km
- 料金(1人5,000円、2人計9,090円~)
- 食事付きプランもあり
■④スカイタワーホテル
[MAPCODE] 104 116 202*72
(口コミ平均3.6点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から南西に14km
- 料金(1人4,545円~)
- シングルルームのみ
- 朝食付きプランもあり[+455円/人]
■⑤ガーデンテラス佐賀 ホテル&マリトピア
[MAPCODE] 87 318 366*00
(口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北東に15km
- 料金(朝食付き1人15,000円、2人計22,727円~)
- 2食付きプランもあり
- ミシュランガイド(九州北部編)掲載の宿
- じゃらん「泊まって良かった宿大賞」受賞の宿
🐶ペット旅
■⑥ペンション ピクニック
[MAPCODE] 104 349 256*52
(口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から西に19km
- 料金(2人計10,910円~)
- 食事付きプランもあり
- ペット可のプランあり[2食付き2人計15,818円~]
- 【注】ペット可のプランはじゃらんネットのみ
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)