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(佐賀県の道の駅 no.08)

道の駅 太良

駅基本情報
駅名 太良(たら)
住所 佐賀県藤津郡太良町大字伊福甲3488-2
コード 325 755 227*85
駅名の由来 町名より
施設 物産館、海産物直売所、農作物直売所
休館日 1/1、1/2
営業時間 9:00~18:00
特産品 ムツゴロウの甘辛煮、ムツゴロウの素焼き、竹崎カニ、鯨肉、鯨皮の塩漬け、あみ漬け、海苔佃煮、 クラゲの甘酢揚げ、山崎ハム、田嶋畜産のハム/ソーセージ、太良みかん、クレメンティン饅頭、 クレメンティンパイ、クレメンティンジュース、太良のお茶、太良の甘酒、巻き羊羹

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火災からの完全復活

 有明海沿岸道路(高規格道路)の福富ICから国道444号線→国道207号線を通って南に25km、 佐賀県南部の太良町に本駅「太良」はある。 道中は「道の駅 鹿島」までは同じ道順。 「道の駅 鹿島」の先はずっと有明海を車窓の左側に見ながらのドライブになる。 有明海は潮の満ち引きが激しく、その差は何と6m。干潮時には広大な干潟を見ながらの絶景のドライブになる。 もし時間に余裕のある方は本駅からさらに南下して、有明海を横断する全長6.6kmの「堤防道路」を渡るのも面白いかも知れない。 諫早湾干拓事業による堤防の真上を走る道路であり、漁業関係者の言い分もあるため軽はずみなことは言えないが、 道の右と左で淡水/海水がくっきりと分かれて水の色もかなり違う。不思議な光景であることは間違いない。
 本駅は2007年4月に佐賀県8番目の道の駅としてオープン。年間30万人が訪れる人気の道の駅だった。 だが、2013年10月、オープンしてから僅か6年で火災により建物が消失。 暫くは仮設テント/プレハブで営業していた。 しかし、2014年9月にリニューアル。 従来の施設の「たらふく館」に加え、新たに「たらふく館別館」を携えてパワーアップした形で復活した。
 ただ、残念なニュースもある。 それは「かき焼き」や「かきチャンポン」等で親しまれていたレストラン「漁師の館」が閉店してしまったこと。 本駅の「食」の施設はソフトクリームの売店を除けば消滅してしまった。 これもコロナ禍による観光客の減少が影響したのだろうか。 本駅の建物が火災から復活したように、本駅のレストランもいつの日か復活を願わずにはいられない。

「ムツゴロウの甘辛煮」は美味しいのか?

 本駅は「たらふく館」という建物の中に物産館/農作物直売所/海産物直売所、 「たらふく館別館」という建物の中に物産館/ソフトクリーム売店が入る構成。 物産館が2つに分かれており、互いに別の商品を扱っているので、 太良町の特産品を購入されたい方は両方の建物の中にある特産品をチェックしたい。
 本駅でまず取り上げたいのは「ムツゴロウの甘辛煮(8匹入り600円)」。 佐賀県ローカルグルメとして有名なムツゴロウだが、 道の駅での通年販売となると本駅と近隣の「道の駅 鹿島」のみ。 ただ、「道の駅 鹿島」では「生の状態」と「丸干しの状態」の2種類のみの販売である。 ムツゴロウは「生の状態」では食べることは出来ず、また「丸干し」だと本来の味とはかなり違う。 その点、本駅で販売されている「甘辛煮」はムツゴロウの本来の味、食感を確かめることが出来る。
 さて、肝心のムツゴロウの味だが、果たして美味しいのか?。個人的には「うーん…」という感じ。 もちろん味覚に関しては各人によって千差万別。美味しいと感じる方も多いのでローカルグルメとして残っているのだろう。 間違いなく言えることは「骨っぽい」ということ。特に頭の部分はガリガリと骨を砕いて食べるような感じ(私はこれが苦手)。 そして「泥っぽい」ということ。この点は干潟の生物という感じがする。 また「身がとろけるくらい柔らかい」ということ。骨以外の部分は「食べる」ではなく「飲む」ような感じである。 繰り返しになるが「ムツゴロウの甘辛煮」は道の駅では本駅のみの販売。 「一生に一度の体験」と思って味わってみるのは如何だろうか。

特産品が多すぎて…

 個人的に「珍しさ」という点で本駅の推し商品は「ムツゴロウの甘辛煮」としたが、 実は、本駅にはその他にも太良町ならではの商品がズラリ。 上部の「特産品」欄に代表的な特産品を記載しているが、この欄では書ききれないくらい多くの商品が並んでいる。 「食に関しては冒険はしたくない」という方はムツゴロウより下記の特産品の方が良いかも知れない。
 まず「たらふく館本館」から見ていくと、目に付く商品は「山崎ハム」のハム、ソーセージ、ベーコン。 実は山崎ハムの商品はふるさと納税のハム・ソーセージ部門で全国1位になっている商品である。 山崎ハムに負けじと田嶋畜産のハム、ソーセージも本駅の人気商品。 田嶋畜産も太良町の店であり、太良町は実は畜産の町でもあることが分かる。 太良町の南部の竹崎地方で獲れる「竹崎カニ」も本駅の名物。 一般的には「竹崎カニ」が太良町で最も有名な商品ではないだろうか。3匹2800円という地元特別価格で販売されている。
 続いて「たらふく館別館」に移動して特産品をチェックすると、 ここではもおそらく国内では太良町だけで生産されている「クレメンティン」を使った商品が目に付く存在。 クレメンティンとはスペイン原産の小さなオレンジ。栽培が難しく、市場にはまず出回らない希少フルーツである。 本駅では「クレメンティンパイ」「クレメンティン饅頭」を販売。 クレメンティンの味をダイレクトに味わう「クレメンティンジュース」も販売されている。
 その他「鯨肉」「鯨肉皮の塩漬け」「あみ漬け」「カニ煎餅」「バウムクーヘン・雅」「巻ようかん」 「のり佃煮」「有明海の海苔茶漬け」(以上、たらふく館本館で販売)、 「アゴ出汁ラーメン」「アゴ出汁うどん」「太良のお茶」「いっちゃんの夢見る元気ジュース」「太良の甘酒」 「有明海苔各種」(以上、たらふく館別館で販売)など、味わってみたい商品がズラリ。 お土産選びという点においては良い意味で困ってしまう(一つ、二つに絞るのが難しい)道の駅である。
 なお、たらふく館別館にはソフトクリームの売店もある。 「牛乳ソフト」「太良みかんソフト」「ミックスソフト」の3種類、全て350円で味わうことが出来る。

道の駅看板

道の駅看板

モニュメント「月の引力が見える海」

モニュメント「月の引力が見える海」。もちろん干潟の存在を意味している。

復活した「たらふく館」

火災から復活した「たらふく館」。物産品、海産物、農作物が販売されている。

たらふく館別館

新たに加わった「たらふく館別館」。物産品販売とソフトクリーム販売が行われている。

ムツゴロウの甘辛煮

ムツゴロウの甘辛煮。8匹入り600円。

干潟展望台

干潟展望台がある

有明海

駅のすぐ裏は有明海。水深2m位の海が干潟に代わる。

堤防道路

駅から南に20kmのところにある堤防道路。諫早湾干拓事業による堤防の上を走る道である。

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①茜さす肥前浜宿
 [MAPCODE] 104 029 632*70
 (口コミ平均--点/5点満点)

 - 道の駅から北西に4km
 - 料金(1人41,000円、2人計42,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 歴史的建造物で暮らすように過ごす特別なひととき

   

■②たら竹崎温泉 太良観光ホテル
 [MAPCODE] 325 520 585*70
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に10km
 - 料金(朝食付き1人8,500円、2人計14,000円~)
 - 温泉あり/2食付きプランあり
 - 冬期(竹崎カニの季節)は2食付きプランのみ
 - 竹崎カニと佐賀牛を堪能する宿
 - 有明海に面した開放感抜群の露天風呂あり

   

■③スカイタワーホテル
 [MAPCODE] 104 116 202*72
 (口コミ平均3.6点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北西に11km
 - 料金(1人4,545円~)
 - シングルルームのみ
 - 朝食付きプランもあり[+455円/人]

   

■④太良嶽温泉ホテル 蟹御殿
 [MAPCODE] 325 429 504*75
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に13km
 - 料金(2食付き2人計34,000円~)
 - 温泉あり/ハイクラス
 - 冬期(竹崎カニの季節)は2食付き2人計44,000円~
 - 11種16個の浴槽を備えた温泉が自慢

   

🐶ペット旅

■⑤ペンション ピクニック
 [MAPCODE] 104 349 256*52
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北西に25km
 - 料金(2人計10,910円~)
 - 食事付きプランもあり
 - ペット可のプランあり[2食付き2人計15,818円~]
 - 【注】ペット可のプランはじゃらんネットのみ

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)