(佐賀県の道の駅 no.01)
道の駅 鹿島
駅名 | 鹿島(かしま) |
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住所 | 佐賀県鹿島市大字音成甲4427-6 |
コード | ![]() |
駅名の由来 | 市名より |
施設 | 物産館、農作物直売所、海産物直売所、うどん&BBQハウス、干潟展望館、干潟交流館 |
特産品 | 有明海苔、干潟海苔、おにぎり海苔、焼き海苔、味付け海苔、海苔ドレッシング、海苔うどん、有明海の海苔茶漬け、 ムツゴロウ、丸干しムツゴロウ、ムツゴロウ出汁、ムツゴロウラーメン、ワラスボ、エイリアンラーメン、 竹崎カニ、ムツゴロウサブレ、めかぶ茶、焼きアゴ、芋焼酎「魔界への誘い」 |
日本最大の干潟の海
有明海沿岸道路(高規格道路)の福富ICから国道444号線→国道207号線を通って南西に21km、
佐賀県南部の有明海に面した鹿島市に本駅「鹿島」はある。
現状は高速道路網に恵まれない鹿島市だが、現在、有明海沿岸道路の延伸の構想有り。
将来的には有明海沿岸道路のインター近くの道の駅になるかも知れない(いつになるか分からないが…)。
さて、鹿島市で有名なものと言えば「干潟」。
大の大人が干潟の上で泥んこになって走り回る「ガタリンピック」は誰もが一度はニュースで見たことがあるだろう。
実は鹿島市が面する有明海は日本で最も潮の満ち引きの差が大きい海。
最大で6mもあり、引き潮時に発生する干潟の面積も日本最大である。
もちろん干潟の利用方法はガタリンピックだけではない。
日本一の干潟は海苔づくりに最適な環境。
満潮時は海水を、干潮時は太陽光をたっぷり吸収し、密度の濃い最高級の海苔が出来上がる。
本駅の名物はズバリ「有明海苔」。本駅を訪れた際は有明海苔を使った商品をチェックしたい。
有明海苔とムツゴロウ
本駅は農作物直売所と海産物直売所を兼ねた物産館、うどん店も入るBBQハウス、及び干潟展望館から成る道の駅。
また、管轄が違うため道の駅施設には含まれていないが、すぐ近くに干潟体験が可能な干潟交流館もある。
利用者側から見れば干潟交流館も道の駅施設と考えて問題ないだろう。
まず物産館だが、干潟を生かした特産品を販売。
何と言っても目立つのは干潟で育った「有明海苔」で、「おにぎり海苔」「焼き海苔」「味付け海苔」等が販売されている。
有明海苔の特徴は密度の濃さ。その特徴は光にかざしてみれば良く分かる。
都市部のスーパーで販売されている廉価な海苔は光が透けて見えるが、有明海苔は光を遮断するくらいに密度が濃い。
独特の豊かな香り、風味も特徴。海苔だけでも酒のつまみに、おやつになりそうだ。
近年は有明海苔を使った派生品も登場。「海苔ドレッシング」「海苔うどん」等も販売されている。
海苔と共に干潟の幸で有名なものは「ムツゴロウ」。
ちょっとグロテスクな姿で「これを食べるの?」という感じがするが、佐賀県内では普通の魚介類という感覚。
生のムツゴロウは11匹入りで450円。「丸干しムツゴロウ」は2匹入りで480円で販売されている。
ちなみにムツゴロウは生のままでは食べることは出来ないので注意したい。
もう一つ、干潟の幸と言えば「ワラスボ」。こちらは別名「エイリアン」と呼ばれるくらい、ムツゴロウよりも更に不気味な姿が特徴。
ただ、味に関してはムツゴロウより上という意見もかなりあるようだ。
こちらは丸干しの状態で1匹430円で販売されている。
海に近い本駅は海産物の販売も盛ん。
中でも生簀の中で販売されている「竹崎カニ」は本駅の名物。新鮮な「竹崎カニ」を求めて遠方から訪れる客もいる程である。
その他、本駅で販売される海産物は年間を通して50種類以上。
「あみ漬け」「ちりめん昆布」「黒胡麻イワシ」「焼きアゴ」等、海産物の加工品も数多く販売されている。
ガタッコハウスでは「かき焼き」が人気
本駅の「食」の施設は「ガタッコハウス」と書かれた休憩所の中にある。
ただ、年間を通して提供されているのは「うどん」のみでやや貧弱。
「干潟の幸」という「日本でもここだけ」という特徴があるだけに、
「ここで本場の干潟の幸を味わいたい」という方もきっと多いだろう。
個人的な感想としてはレストランが無いのはちょっともったいない気がする。
うどんメニューでは「有明海産のりうどん(500円)」が人気のメニュー。
「肉うどん(550円)」「えび天うどん(550円)」「わかめうどん(400円)」等も提供されている。
年間を通して考えるとちょっと寂しい本駅の「食」の施設だが、11月中旬から3月中旬に本駅を訪れた方はとてもラッキー。
このガタッコハウス内で「かき焼き」が登場する。
普段は休憩所として利用されているガタッコハウスだが、実はテーブルはBBQが可能な仕様になっている。
しかも炭火焼。地元産の採れたての牡蠣を炭火焼で頂くことが出来る。
私が本駅を訪れたのは10月下旬だったため「かき焼き」を味わうことが出来なかったが、
「かき焼き」目当てに11月から3月に訪れるのも良いのではないだろうか。
干潟展望館に干潟交流館も
本駅の見どころは日本最大の干潟だが、2階から干潟の様子を見渡す「干潟展望館」がある。
干潟展望館は入場無料。残念ながら私が訪れた時間帯は満潮で干潟の姿は見えなかったが、
干潮時は著名な写真家も訪れるくらい見事なものらしい。
干潟展望館内には「有明海のいきもの展」もある。
ここでは有明海に生息する魚介類を展示。スズキやバイガイ、ワラスボもここで見ることが出来る。
本駅の隣接地にある「干潟交流館」も入場無料の施設。
ここにはクラゲなどを展示する「ミニ水族館」、有明海の生物に触ることが出来る「タッチプール」、
干潟を見渡す「展望デッキ」がある。
また、実際に干潟の中に入る「干潟体験」も本施設で受付。
泥んこになった体を洗い流すシャワー室(100円)もある。
干潟交流館は月曜日が定休日。実は私が訪れた日が偶然にも月曜日で干潟交流館にも入館できず。
個人的には「かき焼き」「干潟の絶景」「干潟交流館への入館」のいずれも体験出来ず、かなり不完全燃焼。
皆様が本駅を訪れる際は事前によく計画を、
せめて干潮の時間は調べてから本駅を訪れることをお勧めする。
道の駅看板
物産館「千菜市(せんじゃいち)」。農作物直売所、海産物直売所も兼ねている。
物産館館内では有明海苔を多数販売。(写真は海苔佃煮の「干潟海苔」)
休憩所「ガタッコハウス」。ガタッコハウス内にはうどん店あり。 11月中旬から3月中旬までは炭火で焼く「かき焼き」が提供される。
入場無料の干潟展望館。2階から干潟の様子を見渡すことが出来る。
干潟展望館内にある「有明海のいきもの展」。スズキ、バイガイ、ワラスボ等を展示。
道の駅の隣接地にある「干潟交流館」。干潟の中に実際に入る「干潟体験」も可能。 干潟体験は水着を持参する必要あり。
道の駅から見る有明海。干潮時は景色が激変。広大な干潟が現れる。
近隣のお勧め宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①茜さす肥前浜宿
[MAPCODE] 104 029 632*70
(口コミ平均--点/5点満点)
- 道の駅から北西に4km
- 料金(1人41,000円、2人計42,000円~)
- 食事付きプランもあり
- 歴史的建造物で暮らすように過ごす特別なひととき


■②スカイタワーホテル
[MAPCODE] 104 116 202*72
(口コミ平均3.6点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から北西に7km
- 料金(1人4,545円~)
- シングルルームのみ
- 朝食付きプランもあり[+455円/人]


■③たら竹崎温泉 太良観光ホテル
[MAPCODE] 325 520 585*70
(口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南東に15km
- 料金(朝食付き1人8,500円、2人計14,000円~)
- 温泉あり/2食付きプランあり
- 冬期(竹崎カニの季節)は2食付きプランのみ
- 竹崎カニと佐賀牛を堪能する宿
- 有明海に面した開放感抜群の露天風呂あり


■④太良嶽温泉ホテル 蟹御殿
[MAPCODE] 325 429 504*75
(口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南東に17km
- 料金(2食付き2人計34,000円~)
- 温泉あり/ハイクラス
- 冬期(竹崎カニの季節)は2食付き2人計44,000円~
- 11種16個の浴槽を備えた温泉が自慢


🐶ペット旅
■⑤ペンション ピクニック
[MAPCODE] 104 349 256*52
(口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から北西に20km
- 料金(2人計10,910円~)
- 食事付きプランもあり
- ペット可のプランあり[2食付き2人計15,818円~]
- 【注】ペット可のプランはじゃらんネットのみ


上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)