(愛媛県の道の駅 no.27)
道の駅 どんぶり館
駅名 | どんぶり館(どんぶりかん) |
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住所 | 愛媛県西予市宇和町稲生118 |
コード | ![]() |
駅名の由来 | 「一つの器(どんぶり)の中に、それぞれの町の良い物、いい味を盛り合わせることにより、それぞれがお互いに引き立て合い、 そして豊かな味を作り出す空間になれば良い」という駅のコンセプトより |
施設 | 物産館、農作物直売所、海産物直売所、レストラン、ジェラード売店、四国西予ジオパーク展示室 |
休館日 | 1/1、1/2 |
営業時間 | 8:00~18:00 (レストラン 10:00~17:00) |
道の駅の特産品 | どんぶり館の味噌汁、レストランカレー、特製麦みそ、ちりめん、干し椎茸、乙亥ミルククッキー、 夕焼け山農園のジュース各種(みかん/ニューサマーオレンジ/等)、葉月の醤油、葉月の土佐酢、唐饅頭、鯛めしの素、 じゃこ飯の素、鮎の甘露煮、アマゴ甘露煮、蜂蜜、巣蜜、愛の香(柑橘系果物)、紅い雫(いちご)、宇和の土を使った陶芸品 |
ジオパークのまちにある道の駅
松山自動車道の西予宇和ICから県道29号線を通って南東に300m、愛媛県西部の西予市に「道の駅 どんぶり館」はある。
道の駅周辺は住宅5割、田畑5割の自然と生活が調和した環境。
道の駅巡りをされる方にとっては見た目は利用客がそこそこの「程よい田舎の道の駅」という感じがするが、
実際には本駅の年間利用客は県内では第5位となる49万5千人。
実は本駅は西予市の中心街からは約500mの距離。新鮮な農作物、海産物を求める地元客で大いに賑わっている。
一方で本駅の駐車場は意外と狭く、普通車の駐車可能台数は76台(少し離れた第3・4駐車場を含めると124台)。
週末の昼間はある程度、駐車場待ちを覚悟しておいた方が良さそうだ。
道の駅看板
本駅には四国西予ジオパーク展示室が併設されているので、軽くジオパークの模擬的な旅の体験することも可能。
ジオパークをイメージした壮大な音楽と共に癒しの時間を過ごすジオミュージックの世界を体験することもできる。
道の駅の入り口には「ジオミュージックが流れる道の駅」の看板がある。 ジオミュージックは200円で体験可能。
四国西予ジオパーク展示室ではジオサイトの空中映像を放映。ジオパークの全体図や岩石、地層に関する資料も展示している。
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道の駅では四国最大級の直売所
本駅は物産館、農・海産物直売所、レストランが中心となる道の駅。
本駅は年間49万5千人を集める人気駅であることは上述したが、人気の中心は圧倒的に農作物と海産物を扱う直売所。
直売所の規模だけなら、おそらく四国で最大級である。
魚に関してはともかく、販売されている農作物の種類は幅広く、目測でおよそ80種類。
スーパーで販売されている一般的な野菜、果物はほぼ網羅されている。
一般的な農作物に紛れて「紅い雫(いちご)」「うるい」「パクチー」「アイスプラント」等、ややレアな野菜/果物も販売。
「愛の香」という西予市のみで生産されている柑橘系の果物(デコポン系の新品種)も見ることが出来る。
農作物と海産物の直売所。農作物の種類と販売量は四国の道の駅では最大級。客の多くはこの直売所が目当てである。
まあ、これは西予市が「ジオパークのまち」という難しいテーマを掲げてまちづくりを進めているのと無関係ではないような気がする。
恐竜をテーマにした福井県勝山市の道の駅「恐竜渓谷かつやま」のページでも同じことを書いたが、
実体がないものをテーマにすると特産品を編み出すのに苦労する場合が多い。
例えば「桃」が名物の町なら「桃ジャム」「桃ピューレ」等、いくらでも特産品を作ることが出来る。
ただ、ジオパークをテーマにすると「ジオパークに見えるもの」「ジオパークを連想させるもの」位しか商品にはできない。
以前は「ジオパークアイスクリーム」「カルストアイス」「だんだんアイス」等が販売されていたが、話題は長続きしなかったのだろう。
残念ながらジオパークをテーマにした商品は現在では姿を消してしまった。
ちなみにオリジナルコーナーで販売されていた商品は「どんぶり館の味噌汁(520円)」「玉ねぎ多めのレストランカレー(380円)」「特製麦みそ(540円)」の3品。
いずれも後述のレストランで使用されているメニューを商品化したものである。
西予市産の商品は「葉月の醤油」「葉月の土佐酢」「夕焼け山農園のジュース(みかん/ニューサマーオレンジ)」等を販売。
西予市内で開催される伝統の乙亥大相撲を冠した「乙亥ミルククッキー」もある。
愛媛県全般の商品であれば魅力的な商品がいっぱい。
「唐饅頭」「鯛めしの素」「じゃこ飯の素」「鮎の甘露煮」等、愛媛県を代表する特産品が多数販売されている。
物産館では愛媛県内の特産品を幅広く販売。商品の種類は減ったがオリジナル商品コーナーも健在である。
以前、販売されていたオリジナル商品「いかいか卵らん」も残念ながら姿を消してしまった(すごく美味しかった…)
レストランでは「ジオパノラマ膳」など
本駅の「食」の施設はレストラン「いっぷく」が中心。
丼物、定食、麺類、カレー、一品料理と多彩な料理が提供されている。
名物メニューは「ジオパノラマ膳(1400円)」。
「ジオパークをテーマにした特産品の展開は難しい」と上述したが、プロの料理人が盛り付けした料理なら話は別。
えび天と野菜天ぷらで4億年前の地層が逆立った須崎海岸を、
豆腐サラダで標高1400mの四国カルストを、
大根おろし鉢で宇和海狩浜の段畑をイメージしている。
レストランでは西予ジオパークをイメージした「ジオパノラマ膳」を提供
レストラン「いっぷく」
「どんぶり焼きの店」では今川焼(大判焼き/回転焼き)風の「どんぶり焼き(150円)」が名物。
なぜかパンダが描かれた「パンダ焼き(180円)」もある。
「たこ焼き(450円)」や「かき氷各種(300円)」も味わうことが出来る。
じゃこ天の店。手作りの実演販売が特徴。ハランボを使った「特上じゃこ天」は一度は味わってみたい。
どんぶり焼きの店。名物は「どんぶり焼き」。パンダを模った「パンダ焼き」もある。
「道の駅 どんぶり館」近隣の宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。道の駅から近い順に番号を付けています。)■①おめぐり庵
[MAPCODE] 176 664 126*63
(口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から東に600m
- 料金(1人4,364円、2人計13,182円~)
- 古民家を改装した宿

■②第1ビジネスホテル松屋
[MAPCODE] 176 691 118*04
(口コミ平均3.7点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から北西に2km
- 料金(1人5,500円、2人計12,000円~)
- 朝食付きプランもあり
- 更にお得な当日割/期日限定割もあり


■③まつちや旅館
[MAPCODE] 176 691 228*02
(口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北西に2km
- 料金(2食付き1人6,364円、2人計12,728円~)
- 【注】チェックインは18時まで

■④宇和パークホテル
[MAPCODE] 176 750 624*06
(口コミ平均3.8点/5点満点)
- 道の駅から北西に4km
- 料金(1人4,500円、2人計9,000円~)
- 食事付きプランもあり
- 広々大浴場と地元食材バイキングが人気


■⑤みかめ本館
[MAPCODE] 426 470 381*53
(口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★★)
- 道の駅から西に14km
- 料金(1人7,000円、2人計14,000円~)
- 食事付きプランもあり
- 朝獲れの新鮮魚介類を使った料理が評判


上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)