(徳島県の道の駅 no.13)
道の駅 第九の里
駅名 | 第九の里(だいくのさと) |
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住所 | 徳島県鳴門市大麻町桧字東山田53 |
コード | ![]() |
駅名の由来 | かつてこの地にドイツ兵捕虜を収容した坂東俘虜収容所が存在。日本で初めて第九が演奏されたのが坂東俘虜収容所であったことから命名。 |
施設 | 物産館、農作物直売所、喫茶店、鳴門市ドイツ館、賀川豊彦記念館 |
休館日 | 12/28~12/31、第4月曜日[祝日と重なる場合は翌日] |
営業時間 | 9:00~17:00 (喫茶店 10:30~15:30) (鳴門市ドイツ館 9:30~16:30) (賀川豊彦記念館 9:30~16:30) |
道の駅の特産品 | ボックヴルスト、マスタードガーキンス、マスタードロテッサ、第九の里ジェラード、鳴門金時焼き芋サブレ、 銘菓「うず芋」「なると金時」、第九クーヘン、徳島ラーメン、鳴ちゅるうどん、半田そうめん、鳴門糸わかめ、 第九ホットドック、カリーヴルスト、すだちソーダ、塩キャラメル、和三盆 |
「ドイツさん」と交流の地
高松自動車道の板野ICから県道229号線→県道12号線→県道41号線を通って北東に4km、
徳島県北東部の鳴門市に「道の駅 第九の里」はある。
インターからの道中は民家5割、田畑5割の長閑な風景。ただ、県道12号線に別れを告げ、県道41号線に入ると民家の割合が激減する。
眼前に山々が見えてきてドキッとさせられるが、山道に入る寸前に本駅を示す道の駅看板が見えてくる。
道の駅看板
ベートーベンの第九が日本国内で初めて演奏されたのも坂東俘虜収容所。
1972年にはドイツ館が建設され、1974年にはドイツのリューネブルク市と姉妹都市盟約が締結され、
現在もドイツとの交流が続いている。
収容所時代の兵舎(バラッケ)を移築した駅施設。物産館、農作物直売所、軽食堂が入る。
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和独折衷の物産品
本駅は物産館、農作物直売所、喫茶店と有料施設のドイツ館、賀川豊彦記念館から成る道の駅。
それぞれの施設を簡単に紹介したい。
まず、収容所時代の兵舎(バラッケ)を移築した駅施設の中に入っているのは物産館、農作物直売所、喫茶店。
写真で見ると小さな建物に見えるが意外と中は広く、平均的な道の駅と同じくらいの商品が並んでいる。
物産館では、さすが「第九の里」。和洋折衷というか和「独」折衷の品揃えになっている。
「和」の商品で目に付くのは鳴門金時を使った特産品。鳴門金時を使った銘菓「うず芋」を始めとして、
「鳴門金時焼き芋サブレ」「なると金時」等の徳島銘菓が並んでいる。
鳴門特産の「鳴門糸わかめ」も本駅自慢の商品。
鳴門市発祥のB級グルメ「鳴ちゅるうどん」や徳島名物の「徳島ラーメン」「半田そうめん」も販売されている。
鳴門金時を用いた徳島銘菓「うず芋」は本駅の人気商品
私はドイツ製ソーセージの「ボックヴルスト」を購入。
塩水が入った瓶の中に15cm位のソーセージが5本入っている。
日本製のソーセージとの違いは、皮も肉も柔らかいところだろうか。
肉は細かくミンチされており、口の中で溶けていくような感じ。
外側の皮も、皮とは思えないような柔らかさである。
ドイツ商品の人気No.1のボックヴルスト
建物の奥の方には喫茶店がある。この軽食堂も和独折衷のメニュー構成。
「和」に関しては鳴門のご当地麺の「鳴ちゅるうどん」。細くて不揃いな手打ち麺が特徴である。
かけうどんが430円。ワカメうどん、竹輪うどんは500円で味わうことが出来る。
「独」に関しては「第九ホットドック(650円)」と「カリーヴルスト(650円)」
「第九ホットドック」はパンの間にブラードヴルスト(白ソーセージ)、マジョラム(ハーブ)、白胡椒を挟んだもの。
「カリーヴルスト」は「焼ソーセージにカレーソースをかけた、ドイツで今、最も流行っているB級グルメ。
ドイツの最新の人気グルメを味わうことが出来る。
店舗の奥にある喫茶店「第九の里カフェ」
第九の里カフェのメニュー。 「和」では「鳴ちゅるうどん」、「独」では「第九ホットドック」「カリーヴルスト」を味わうことが出来る。
第九が鳴り響くドイツ館
物産館から北の方角へ、30段位ある階段を上って200m程歩くと、石材で作られた欧州風の建物「ドイツ館」に到着する。
ドイツ館は入場料400円の有料施設。
板東俘虜収容所で過ごしたドイツ兵たちの当時の活動の様子や、地元住民との交流の様子を示す様々な展示が行われている。
このドイツ館の目玉は2階展示室にある第九シアター。
1918年6月1日にこの地でドイツ兵俘虜による、日本で初めてのベートーヴェンの交響曲第九番が演奏されたが、
その時のエピソードを映像とロボットで紹介する展示である。
「ドイツさん」と呼ばれて大事にされていたドイツ兵俘虜だが、所詮は俘虜の身。楽器の調達には大変苦労したらしい。
また、第九と言えば女性による合唱パートが有名だが、ドイツ兵俘虜には女性がいない。
これらの問題をどう解決したのか、なかなか興味深い話が展開される。
そして、クライマックスはロボットによる大迫力の第九の演奏。
まあ、実際は音源は録音であり、ロボットは音楽に合わせて楽器をカコカコと動かすだけだが、
感動的な寸劇を美しい音色で締めくくってくれる。
まあ、正直なところ、入場料の400円はどうかな…300円位が適正かな…という気はするが、
私はこの辺りの歴史については素人なので、見る人が見れば400円の価値はあるのかも知れない。
一度は入場しても損はないかな…という気はする。
有料施設のドイツ館。残念ながら館内は撮影禁止になっている。
第九演奏のモニュメント
今回は入場しなかったが「賀川豊彦記念館」もある。大正デモクラシーや平和活動など氏の活動の記録が展示されている。 入館料は200円。ドイツ館との共通券は500円。
道の駅から約1キロの位置にある四国八十八箇所霊場の1番寺の霊山寺。総合受付があり、巡礼に関する質問に答えてもらえる。
霊山寺は1番寺に相応しく美しく、そして荘厳な雰囲気が漂う寺。
「道の駅 第九の里」近隣の宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①料理・旅館大鳥居苑
[MAPCODE] 56 555 706*75
(口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南東に1km
- 料金(1人6,546円、2人計13,092円~)
- 食事付きプランもあり
- 1番札所の霊山寺まで徒歩30秒、お遍路さんに人気


■②旅人の宿 道しるべ
[MAPCODE] 56 521 813*15
(口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南西に5km
- 料金(2人計6,364円~)
- 18時までにチェックインすれば夕食の申し込みが可能

■③HOTEL AZ 徳島板野店
[MAPCODE] 56 492 066*70
(口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南西に5km
- 料金(1人5,800円、2人計9,600円~)


■④おくむら旅館
[MAPCODE] 56 404 844*60
(口コミ平均3.0点/5点満点)
- 道の駅から南に6km
- 料金(1人4,500円、2人計12,000円~)
- 食事付きプランもあり
- 2食付きでも1人6,410円。コスパに優れた宿


■⑤グランドエクシブ鳴門 ザ・ロッジ
[MAPCODE] 56 701 195*24
(口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北西に12km
- 料金(1人10,910円、2人計20,000円~)
- ハイクラス/食事付きプランもあり
- ホテルから望む開放的な瀬戸内の海が自慢


■⑥ビジネスホテル ポケット
[MAPCODE] 56 506 276*67
(口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から東に12km
- 料金(1人4,500円、2人計6,764円~)
- 朝食付きプランもあり
- 楽天トラベルでアワード受賞の宿


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■料理・旅館大鳥居苑

1番札所の霊山寺のすぐ近くという立地から遍路客が大半を占めるが、道の駅巡りにも便利な宿。 本駅からは車で1分の距離。広い部屋、美味しい料理で旅の疲れも吹き飛びそう。
🐶ペット旅
■⑦Quvel
[MAPCODE] 56 327 436*65
(口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南東に18km
- 料金[ペット有り](1人計15,455円、2人計15,456円~)
- 料金[ペット無し](1人計12,728円、2人計12,728円~)
- 食事付きプランもあり
- キャラバンカーを用いたグランピング施設


上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)