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(徳島県の道の駅 no.13)

道の駅 第九の里

駅基本情報
駅名 第九の里(だいくのさと)
住所 徳島県鳴門市大麻町桧字東山田53
コード 56 585 215*34
駅名の由来 かつてこの地にドイツ兵捕虜を収容した坂東俘虜収容所が存在。日本で初めて第九が演奏されたのが坂東俘虜収容所であったことから命名。
施設 物産館、農作物直売所、軽食堂、鳴門市ドイツ館、賀川豊彦記念館
休館日 12/28~12/31、第4月曜日[祝日と重なる場合は翌日]
営業時間 9:00~17:00
(軽食堂 10:00~16:00)
(鳴門市ドイツ館 9:30~16:30)
(賀川豊彦記念館 9:30~16:30)
特産品 芋きんつば「なると渦きん」、鳴門金時芋せんべい、鳴門金時アイス、芋焼酎「鳴門金時」、柚子みそ「ゆずっこ」、 半田手延べ素麺、阿波和三盆ドーナッツサブレ、ボックヴルスト、ザワークラウト、ガーキン、ドイツビール、ドイツチョコレート、 ドイツクリームスープ

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「ドイツさん」と交流の地

高松自動車道の鳴門ICから県道12号線を西に7km、さらに県道41号線を北に600m、徳島県東部の鳴門市に本駅「第九の里」はある。 鳴門市は渦潮に代表されるように海のイメージが強い街だが、本駅は鳴門市西部の平地と山地の境界付近に位置している。 本駅が位置している鳴門市大麻町はドイツ兵俘虜(捕虜)を収容した坂東俘虜収容所が存在した町。 第一次世界大戦時、日本がドイツの租借地であった中国の青島に侵攻した際、戦争に敗れたドイツ兵の約1000人を俘虜として収容した場所である。 地域の人々はドイツの進んだ技術や文化を取り入れるため、ドイツ兵俘虜を「ドイツさん」と親しみを込めて呼び、日常的な交歓風景があったそうだ。 ベートーベンの第九が日本国内で初めて演奏されたのも坂東俘虜収容所。 1972年にはドイツ館が建設され、1974年にはドイツのリューネブルク市と姉妹都市盟約が締結され、 現在もドイツとの交流が続いている。

和独折衷の物産品

駅施設は物産館、農作物直売所、軽食堂と有料施設のドイツ館、賀川豊彦記念館から成る。 物産館、農作物直売所、軽食堂が入る建物は少し古風な木造の建物。 実は、この建物は「バラッケ」と呼ばれる坂東俘虜収容所に建てられた兵舎を再現したもの。 1960年まで倉庫として利用されていた兵舎を道の駅の施設として移築されたものである。 物産館で販売されている商品は和洋折衷ならぬ、和独折衷という感じ。 「和」では特産品の鳴門金時芋を用いた商品が目に付く。 特に鳴門金時芋を用いた芋きんつば「なると渦きん」は本駅の売り上げNo.1の人気商品である。 外観は鳴門海峡の渦潮をイメージした渦模様。内側を芋あん、外側を砂糖入りの生地でコートしている。 土産品として最適ではないだろうか。 「独」ではドイツ製のソーセージ「ボックヴルスト」が人気商品。 塩水が入った瓶に長さ15cmのソーセージが5本入っている。 日本製のソーセージとの違いは、皮も肉も柔らかいところだろうか。 肉は細かくミンチされており、口の中で溶けていくような感じ。 外側の皮も、皮とは思えないような柔らかさである。 その他の商品では「和」では「半田手延べ素麺」「阿波和三盆ドーナッツサブレ」「芋焼酎」「徳島ラーメン」等。 「独」では「ザワークラウト(白キャベツの塩漬け)」「ガーキン(ピクルス)」「ドイツビール」「ドイツクリームスープ」等が販売されている。

四国八十八ヵ所巡礼が始まる地

物産館の両脇には2つの有料施設がある。 北側にあるのはドイツ館。第一次世界大戦時のドイツ俘虜の暮らしぶりを再現した施設である。 目玉は等身大のドイツ兵人形によるベートーベンの第九の演奏。30分置きに約15分間、本格的な演奏を聞かせてくれる。 南側にあるのは賀川豊彦記念館。賀川豊彦は大正デモクラシーを開花させ、日本の民主化に貢献した人物。 生涯に渡り平和活動を行い、ノーベル平和賞候補に挙がった人物である。 この記念館では氏の諸活動の記録を展示、紹介している。 また、道の駅から約1キロの場所には四国八十八カ所霊場巡りの1番寺の霊山寺がある。 これから始まる長い巡礼の旅の第一歩、緊張の面持ちで受付を待つ人々を数多く目にする。


道の駅看板

道の駅看板

バラッケを移築した駅施設

収容所時代の兵舎(バラッケ)を移築した駅施設。物産館、農作物直売所、軽食堂が入る。 (2007年撮影。現在は少し汚れが目立つようになっている。)

ドイツ館

有料施設のドイツ館。ドイツ人観光客の姿も見られる。

ベートーベンの銅像

ベートーベンの銅像。ここはベートーベンの第九が日本で初めて公演された地である。

賀川豊彦記念館

賀川豊彦記念館。大正デモクラシーや平和活動など氏の活動の記録が展示されている。

軽食コーナー

軽食コーナーも和独折衷。「鳴ちゅううどん」や「(ドイツ風)ホットドック」等のメニューがある。

なると渦きん

本駅の売り上げNo.1の「なると渦きん」。特産品の鳴門金時芋を用いた商品。外観で鳴門名物の渦潮を表現している。

ボックヴルスト

ドイツ商品の人気No.1のボックヴルスト。15cmのソーセージ5本入りで594円。

霊山寺の巡礼総合受付

駅から約1キロの位置にある1番寺の霊山寺。総合受付があり、巡礼に関する質問に答えてもらえる。

1番寺の霊山寺

霊山寺は1番寺に相応しく美しく、そして荘厳な雰囲気が漂う寺。

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①料理・旅館大鳥居苑
 [MAPCODE] 56 555 706*75
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に1km
 - 料金(5,500円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 1番札所の霊山寺まで徒歩30秒、お遍路さんに人気

   

■②旅人の宿 道しるべ
 [MAPCODE] 56 521 813*15
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に5km
 - 料金(2人計6,364円~)
 - 18時までにチェックインすれば夕食の申し込みが可能

 

■③おくむら旅館
 [MAPCODE] 56 404 844*60
 (口コミ平均3.0点/5点満点)

 - 道の駅から南に6km
 - 料金(1人4,500円、2人計12,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 2食付きでも1人6,410円。コスパに優れた宿

   

■④グランドエクシブ鳴門 ザ・ロッジ
 [MAPCODE] 56 701 195*24
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北西に12km
 - 料金(1人7,000円、2人計12,000円~)
 - ハイクラス/食事付きプランもあり
 - ホテルから望む開放的な瀬戸内の海が自慢

   

■⑤ビジネスホテル ポケット
 [MAPCODE] 56 506 276*67
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に12km
 - 料金(1人5,000円、2人計9,274円~)
 - 朝食付きプランもあり[+500円/人]
 - 楽天トラベルでアワード受賞の宿

   

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■料理・旅館大鳥居苑

1番札所の霊山寺のすぐ近くという立地から遍路客が大半を占めるが、道の駅巡りにも便利な宿。 本駅からは車で1分の距離。広い部屋、美味しい料理で旅の疲れも吹き飛びそう。


🐶ペット旅

■⑥はやし別館
 [MAPCODE] 56 261 102*43
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南東に15km
 - 料金(1人4,364円、2人計8,182円~)
 - 食事付きプランもあり
 - ペット可のプランあり(要事前連絡)[追加料金+2,000~3,000円]

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)