道の駅　三野

道の駅基本情報

駅名	三野(みの)
住所	徳島県三好市三野町太刀野1909-1
コード	228 157 576*28
駅名の由来	市町村合併前の旧町名の三野町より
施設	物産館、農作物直売所、軽食堂
休館日	月曜日
営業時間	9:00～17:00 (レストラン 9:00～16:30)
道の駅の特産品	はりまや羊羹、安宅屋羊羹、真鶴薄口醤油、真鶴刺身醤油、鮎の姿煮、すだち麺、徳島ラーメン、 瀬戸内レモン味イカ天、瀬戸内レモン味のり天、祖谷温泉ジェル、祖谷温泉バブルソープ、祖谷温泉ローション

三好市の飛び地に立地

　徳島自動車道の吉野川スマートICから県道12号線を東に5km、 または同じく徳島自動車道の美馬ICから県道12号線を西に13km、 徳島県北西部の旧三野町(現三好市三野町)に「道の駅　三野」はある。 道中は県道12号線にさえ出れば、あとは川沿いの道路を一直線。 道に迷う要素は無さそうだが、本駅が位置する旧三野町は三好市の飛び地になっているため、その点だけは要注意。 ナビ入力時に適当に「三好市」とだけ入力してしまうと全く違うところに案内されてしまう。
　さて、本駅は徳島県内でもかなり地味な道の駅。駅施設は小さく訪れる客も少ない。 ただ、数年前はもっと地味な道の駅だったので、年々改善はしているように思える。 最近、新たに設けられたのは「三野の逸品コーナー」。 ここには旧三野町の特産品を始めとして旧池田町、旧祖谷山村など三好市全般の商品が販売されている。 旧池田町はともかく、旧祖谷山村は本駅からかなり遠いので、本駅で購入できるのはかなり便利。 これは飛び地ならではのメリットと言えるだろう。

「はりまや羊羹」等の特産品を販売

　さて、本駅の「三野の逸品コーナー」だが、実は旧三野町産の「真の三野の逸品」は私が確認した範囲では一品のみ。 その他の商品は旧三野町以外の三好市の商品になっている。 その唯一の三野町産の商品は「はりまや羊羹」。 大正13年創業の老舗「はりやま商店」の看板商品で、四国国体開催時には昭和天皇・皇后両陛下に献上した銘菓である。
　その他の商品は旧池田町、及び旧西祖谷山村の商品。 旧池田町の商品は「安宅屋羊羹」と「真鶴醤油」等、 旧西祖谷山村の商品は「祖谷温泉ジェル」「祖谷温泉バブルソープ」等がある。 なお、旧池田町域には道の駅がなく、また旧西祖谷山村域にある道の駅「にしいや」は商品数が少ないため、 本駅でお気に入りの商品を見つけたならば、本駅で購入するのがお勧めである。
　その他、徳島県全般の商品も販売。「徳島ラーメン」「すだち麺」「瀬戸内レモン味イカ天」等が販売されている。 また、農作物直売コーナーではみかん、すだち等が販売されている。

意外と充実、軽食堂のメニュー

　本駅には小さな軽食堂もある。 ただ、この軽食堂、規模の割にはメニューが豊富。実に53種類もの料理を提供している。 主なメニューは「から揚げ定食(700円)」「牛丼(580円)」「ビーフカレー(550円)」「かけそば/うどん(350円)」 「ナポリタン(500円)」等。 お手頃な大衆食堂のようなメニュー/価格だが、「うなぎ定食(1500円)」といったプチ贅沢なメニューもある。 徳島ならではの料理を味わいたい方には「徳島ラーメン(550円)」がある。
　その他、本駅の魅力を2つほど紹介したい。 一つは本駅2階の休憩所から見る吉野川の景色。川面に真っ赤な太陽光がキラキラと反射する夕日は中々見事である。 もう一つは本駅の真下を通る中央構造線。 この中央構造線は九州から四国を経由し関東まで続く、世界でも例を見ない大断層らしい。 本駅はこの中央構造線が地表に剥き出しに現れている珍しい場所。 私のような素人には「どこか断層？」といった感じで理解が難しいが、 地学に興味、見識をお持ちの方は見学していくのは如何だろうか。 本駅から吉野川に向かう階段を降りたところに断層はある。