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(徳島県の道の駅 no.07)

道の駅 公方の郷なかがわ


道の駅基本情報
駅名 公方の郷なかがわ(くぼうのさとなかがわ)
住所 徳島県阿南市那賀川町工地803
コード 217 710 883*62
駅名の由来 「なかがわ」は市町村合併前の旧町名の那珂川町より。 那珂川町は室町時代より約270年間、足利公方が居を構えた町。「公方の郷」はその歴史的背景から付けられている。
施設 物産館、農作物直売所、軽食堂
休館日 12/31、1/1
(農作物直売所 上記に加えて水曜日)
(軽食堂 上記に加えて月曜日)
営業時間 9:00~17:30
(農作物直売所 7:00~17:00)
(軽食堂 9:00~16:30)
特産品 阿波かぐや姫たけのこ、たけのこご飯の素、天然ひじき、ゆず果汁、すだち果汁、栗の甘露煮、阿波の塩、 阿波番茶、上勝ゆずそば、半田手延べ素麺、徳島ラーメン、鳴門金時フィナンシェ、銘菓「徳島すだち日和」「阿波の踊子」、 公方わかめ、公方寿司

阿波公方の郷

 徳島自動車道の徳島ICから国道11号線を南に23km、徳島県東部の旧那珂川町(現阿南市那珂川町)に「道の駅 公方の郷なかがわ」はある。 インターを降りた辺りは徳島市の中心街。片側3車線もある大通りだが、右も左も車だらけでなかなか前に進まない。 ただ、7キロほど進み徳島市の中心市街地を抜けると一転、田畑が広がる長閑な風景。 車線は片側2車線に減少するが、ゆったり気分で本駅までのドライブを楽しむことが出来るだろう。

道の駅 | 公方の郷なかがわ | 道の駅看板
道の駅看板
 本駅は1995年に「公方の郷なかがわ」という駅名でオープン。 その後、2006年に那賀川町が阿南市に編入された際に「阿南市那賀川」に名称変更した。 しかし、地元住民の「公方の郷」を駅名に残して欲しいという要望により、 2008年に再び「公方の郷なかがわ」に戻った珍しい道の駅である。 その「公方」とは室町後期、第10代将軍の足利 義稙の養子、義冬を初代として、 その後9代に渡ってこの地で上洛の機会を伺っていた足利将軍家の別家。 民間に幾多の伝承を伝えて、往年の面影を忍ばせている。

道の駅 | 公方の郷なかがわ | 駅施設
駅施設。左側がJAの農作物直売所、右手前が24時間利用可能なトイレ、右奥に物産館/軽食堂/観光案内所がある。
道の駅 | 公方の郷なかがわ | 道の駅看板(旧)
こちらは2年間だけ存在した「阿南市那賀川」の道の駅看板(2007年11月撮影)

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「阿波かぐや姫たけのこ」が人気

 本駅は物産館農作物直売所軽食堂から成る道の駅。 JAが経営する農作物直売所はまあまあの規模だが、物産館と軽食堂は小規模。 全般的に見てやや小さな道の駅と言えるだろう。

 まず物産館の紹介だが品数は100種類位。大々的に宣伝している商品は少なく、 表現が適切か分からないが、地味に淡々と商売を行っている感じがする。
 ただ、その中で一品だけ大々的に販売しているのが「阿波かぐや姫たけのこ(450円)」。 たけのこは那賀川町の特産品。そのたけのこを水煮にして保存が利くようにパックしたのがこの商品。本駅の人気No.1商品だそうだ。

道の駅 | 公方の郷なかがわ | 阿波かぐや姫たけのこ
本駅人気No.1の「阿波かぐや姫たけのこ」。300g入りで450円。
 私も購入して「たけのこご飯」「たけのこの土佐煮」「たけのこのきんぴら」の3品を作ってみたが、 どんな料理に使用しても「かぐや姫たけのこ」の特徴が生かされる。 「かぐや姫たけのこ」の特徴は柔らかいのにシャキシャキとした食感瑞々しい味覚が特徴。 「たけのこご飯」ではその瑞々しさが際立ち、「土佐煮」「きんぴら」では柔らかさとシャキシャキとした食感が食欲をそそる。 300gもあるので3品作っても余るくらい。最上級の味を加味すると中々のお買い得商品と言えるだろう。
道の駅 | 公方の郷なかがわ | 「阿波かぐや姫たけのこ」を使ったたけのこご飯
「阿波かぐや姫たけのこ」を使ったたけのこご飯。「阿波かぐや姫たけのこ」の瑞々しさが味を引き立てている。
道の駅 | 公方の郷なかがわ | 「阿波かぐや姫たけのこ」を使った土佐煮
「阿波かぐや姫たけのこ」を使った土佐煮。柔らかさとシャキシャキとした食感が食欲をそそる。
道の駅 | 公方の郷なかがわ | 「阿波かぐや姫たけのこ」を使ったきんぴら
「阿波かぐや姫たけのこ」を使ったきんぴら。料理素人の私が作っても十分に美味しい。
 那賀川町の商品では、その他に「天然ひじき」「阿波の塩」を販売。 近隣市町村産の商品では「ゆず果汁」「すだち果汁」「栗の甘露煮」「上勝ゆずそば」「半田手延べ素麺」等が販売されている。

農作物直売所と軽食堂もあり

 物産館の横には就労支援センター「たんぽぽ」が経営する軽食堂「きらきら星」がある。 ここでは11:30から提供される「日替わりランチ(700円)」が人気。 「なかがわギューカレー」「ドライカレー」「五目チャーハン」「カレーうどん」「トースト」やドリンク各種も提供されている。
 物産館とは別棟の大きな建物にはJAの農作物直売所が入る。 ここでは50種類位の野菜や果物を販売。 生産元は地元阿波市の割合が40%程度。どちらかと言えば、地元住民の利便性のために全国各地から商品を集めて販売する施設という感じがする。 総菜コーナーもあり「公方寿司(押し寿司)」が人気になっている。 海産物直売所もあり那賀川町特産の「公方わかめ」も販売されている。 農作物直売所の横には鰻販売コーナーがあり、徳島産の鰻の蒲焼がお値打ち価格で販売されている。

道の駅 | 公方の郷なかがわ | 農作物直売所
広々とした農作物直売所
 農作物直売所から外に出て周りを見渡すと「89番 野球寺」というモニュメントが目に入る。 阿南市は野球の振興に力を入れている町。駅構内には阿南市出身の野球選手の手形が展示されている。 焼き物のため15%縮小されているそうだが、15%縮小されていても私の手よりかなり大きい。 特に「ラオウ」の愛称で呼ばれているオリックスの杉本祐太郎選手の手のサイズには驚き。 本駅を訪れた際は野球寺についても鑑賞したい。

道の駅 | 公方の郷なかがわ | 89番 野球寺
阿南市は野球振興の町。「89番 野球寺」のモニュメントがある。
道の駅 | 公方の郷なかがわ | 野球選手の手形
阿南市出身の野球選手の手形がある。自分の手と大きさを比較するのも面白い。
道の駅 | 公方の郷なかがわ | 光のまち阿南
「光のまち阿南」のLED照明(2016年11月撮影)。 阿南市はLEDが開発された街で、市内にはLEDでライトアップされた「光のまちステーションプラザ」がある。 但し、この光のモニュメントはこのLEDが起因のボヤが発生したため、現在は撤去されている。

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「道の駅 公方の郷なかがわ」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①ホテルルートイン阿南
 [MAPCODE] 217 620 218*23
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に4km
 - 料金(朝食付き1人7,682円、2人計13,638円~)
 - 2食付きプランもあり
 - 全客室でWOWOW無料視聴可

   

■②スーパーホテル阿南・市役所前 太龍の湯
 [MAPCODE] 217 619 043*10
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に5km
 - 料金(朝食付き1人5,728円、2人計8,456円~)
 - 温泉あり

   

■③スマイルホテル阿南
 [MAPCODE] 217 590 454*00
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に5km
 - 料金(1人6,364円、2人計9,092円~)
 - 食事付きプランもあり

   

■④阿南プラザイン
 [MAPCODE] 217 589 622*00
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に5km
 - 料金(1人6,091円~)
 - シングルルームのみ

 

■⑤HOTEL AZ 徳島小松島店
 [MAPCODE] 217 852 414*15
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北西に8km
 - 料金(朝食付き1人5,800円、2人計9,600円~)
 - 2食付きプランもあり

   

🐶ペット旅

■⑥ビジネスホテル丸の内
 [MAPCODE] 217 589 861*68
 (口コミ平均3.1点/5点満点)

 - 道の駅から南に5km
 - 料金[ペット有り](1人5,910円、2人計8,638円~)
 - 料金[ペット無し](1人4,091円、2人計7,728円~)
 - 朝食付きプランもあり

 

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)