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(山口県の道の駅 no.15)

道の駅 願成就温泉

駅基本情報
駅名 願成就温泉(がんじょうじゅおんせん)
住所 山口県山口市阿東徳佐上2-95
コード 513 032 653*21
駅名の由来 駅名は公募により決定。過去、近隣に願成寺という寺があったことより、この名称が採用されたという説があるが、 今のところ未確認。
施設 物産館、レストラン、フードコーナー(ラーメン店/ホットサンドの店)、温泉施設、足湯
休館日 第3水曜日[祝日と重なる場合は第2水曜日に振り替え]
営業時間 10:30~19:00[スタンプは9:00~21:00]
(レストラン 10:30~18:30)
(温泉 9:00~20:30)
特産品 りんごジュース、飲むりんご酢、徳佐りんごジャム、徳佐片山米、紅白削りかまぼこ、蒲鉾「銀雪」、 阿東の甘酒、長萩和牛カレー、山田錦せんべい、源氏巻、栗ようかん、栗せんべい、おからケーキ、おからクッキー

縁起の良い名前の温泉施設

 中国自動車道の鹿野ICから国道315号線→国道9号線を通って北に32km、 或いは山陰自動車道の須子ICから国道9号線を通って南に34km、 山口県東部の旧阿東町(現山口市阿東)に本駅「願成就温泉」はある。 どちらのインターからのアクセスでも道中の約9割は山林の中のドライブ。 ただ、多少のカーブはあるものの道路の整備状況はかなり良い。 本駅までの距離は長いが、ゆったりとしたドライブを楽しむことが出来るだろう。
 さて、本駅で気になるのはやっぱり「願成就温泉」という縁起の良い名称。 思わず、湯に浸かりながら願掛けをしそうになるが、 この「願成就温泉」という名称は公募によって決まった名称で、故事に纏わるものでは無いようだ。 従って、願掛けに過度な期待はしない方が良さそうだ。 ただ、本駅の温泉は個人的にはかなりのお勧め。 決して派手さは無いが、穴場的な道の駅温泉としては全国で5本の指に入るのではないかと思っている。 本駅を訪れた際は、温泉を利用することをお勧めしたい。 ちなみに無料で利用できる足湯もある。なんと、足拭き用のタオル(無料)も置かれている。 足湯の快適度、サービスに関しては道の駅では間違いなく日本一だろう。

日本庭園が見える温泉

 本駅の温泉だが、泉質は「含弱放射能ナトリウム炭酸水素塩泉」と呼ばれるもの。 関節痛等を緩和する放射能泉(ラドン泉)、疲れを取るナトリウム泉、角質を除去する炭酸水素泉が混ざったような泉質で、 効能も多岐に渡るそうだ。 湯の種類は内湯、露天風呂、サウナの3つ。 内湯は39℃位のぬる湯、43℃位の熱湯の2つの浴槽があり、好みに応じて使い分けできるのが嬉しい。 露天は岩湯、檜湯、壺湯の3つがある。 露天風呂からは京都の龍安寺を彷彿させる美しい石庭が見える。 思わず見とれてしまいそうだ。
 経営側にとっては大問題だが、利用客側から見れば人が少ないのも本駅の温泉の魅力の一つ。 本駅の利用客はコロナ禍前の数値にはなるが年間4万5千人。 1日当たりの利用客は123人、営業時間の1時間当たりの利用客は10人前後で、 比較的混雑する週末や夕刻の時間帯を避ければ、大きな湯舟を独り占めできる可能性もある。 料金も520円と大変お得な価格設定。更にJAF会員であれば100円引きの420円で利用できる。 JAF会員でない方も、西にある道の駅「長門峡」に立ち寄ってから本駅を訪れる方は、 是非、道の駅「長門峡」の観光案内コーナーに立ち寄って頂きたい。 観光案内コーナーには本駅の温泉の割引券が置かれているので、入手してから本駅の温泉を利用したい。

リニューアルされた物産館

 さて、素晴らしい温泉を有する本駅だが、唯一、残念な点はあまりにしょぼい物産施設…、だったのだが2018年4月にリニューアル。 物産館、フードコーナー、観光案内所が同居する新しい建物が本駅に加わった。
 物産館では山口県と島根県の両県の特産品を販売。 実は、本駅は一応、山口県に位置しているが、島根県境までは直線距離で僅か150m。 山口県の特産品、島根県の特産品、共に本駅の売れ筋のようだ。 山口県の特産品では「徳佐りんご」を使った「りんごジュース」「飲むりんご酢」「徳佐りんごジャム」が人気の商品。 阿東町の「徳佐片山米」「阿東の甘酒」、山口県萩市の「長萩和牛カレー」「紅白削り蒲鉾」等も販売されている。 島根県の特産品では津和野銘菓の「源氏巻」、栗餡だけで作った純粋な「栗ようかん」「栗せんべい」等が販売されている。
 物産館の一角に農作物直売コーナーもあるが、残念ながら、こちらはかなり貧弱。 私が訪れた日は生椎茸、大根、黒豆、大豆の4品のみ(上記の徳佐片山米を含めると5品)。 新鮮な農作物を購入予定の方は近隣の別の道の駅を訪れる方が良さそうだ。

「食」の施設は3つの店

 2018年4月のリニューアルによって「食」の施設も大幅に改善。 ゆったりと食事を楽しむことが可能なレストラン「ゆ楽園」、 屋外テラスで手軽に味わうフードコーナー(ラーメン店、ホットサンドの店)が登場した。
 レストラン「ゆ楽園」では定食、丼物、カレー、麺類を提供。 名物料理は「願成就うどん(1000円)」。エビ天、ゆで卵、ちくわ、揚げ豆腐など、 9種類の具材がトッピングされたボリューム満点のうどんになっている。 「鳥キャベ定食(1000円)」は一口サイズの鶏もも肉をキャベツと共に熱々の鉄板に乗せたメニュー。 肉は180gもありボリュームも満点である。 「むつみ豚しょうが焼き定食(1200円)」は山口県のブランド豚肉である「むつみ豚」をしょうが焼きに仕立てた山口県定番の郷土料理。 その「むつみ豚」をチャーシューにして醤油ベースのスープで味わう「ゆ楽ラーメン(1000円)」もある。
 フードコーナーのラーメン店では「豚ラーメン(700円)」が人気のメニュー。 ホットサンドの店では味噌たくあん入りの「きいとサンド(350円)」を始めとして、 「もち明太チーズサンド(480円)」「テリマヨチキンサンド(500円)」等が販売されている。



道の駅看板

道の駅看板

温泉施設

広々、低料金、日本庭園を楽しむことが出来る温泉施設

足湯

無料で利用可能な足湯

足拭きタオル

足湯には足拭き用のタオルが置かれている

物産館とレストラン

2018年4月に新築された建物。物産館、レストラン、フードコーナー、観光案内コーナーが入る。

ラーメン店とホットサンドの店

フードコーナーにはラーメン店とホットサンドの店が入る。屋根付き屋外テラスで食べる。

お守り、おみくじコーナー

足湯の近くにお守り、おみくじコーナーあり。

干支地蔵

12体の干支地蔵。以前は12体がそれぞれ個室に入っていて、干支に合わせた絵馬が販売されていた。

静御前の像

静御前の像がある

道の駅周辺の風景

道の駅周辺の風景。山に囲まれている。

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①オーベルジュ 四季の詩
 [MAPCODE] 513 091 455*32
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北西に4km
 - 料金(2食付き2人計24,000円~)
 - 津和野の街を一望、週末はSLが見える
 - 料理が自慢の泊まれるレストラン

   

■②若さぎの宿
 [MAPCODE] 513 152 058*58
 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から北に5km
 - 料金(4,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 2食付きでも7,200円~、コスパ抜群の宿

   

■③のれん宿 明月
 [MAPCODE] 513 183 008*85
 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から北に5km
 - 料金(朝食付き1人8,000円、2人計14,000円~)
 - 2食付きプランもあり
 - 創業百余年、純和風の老舗宿
 - 津和野駅より徒歩5分、山陰の小京都「津和野」観光の拠点

 

■④津和野温泉宿 ゆとりろ津和野(旧わた屋)
 [MAPCODE] 513 153 751*74
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北に5km
 - 料金(1人7,370円、2人計11,000円~)
 - (津和野)温泉あり/食事付きプランもあり
 - 津和野エリア唯一の温泉宿
 - 「ひのき湯」「展望風呂」等、多彩な湯船

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)