道の駅　四季の郷公園

駅基本情報

駅名	四季の郷公園(しきのさとこうえん)
住所	和歌山県和歌山市明王寺85
コード	35 166 307*20
駅名の由来	公園の名称より。四季の郷公園は25.5haの広大な面積を持つ、「自然と農業」のテーマパークである。
施設	物産館、農作物直売所、レストラン、喫茶、ベーカリーレストラン、体験農園、四季の郷公園
休館日	12/30～1/3
営業時間	平日 10:00～17:00、土日祝 9:00～17:00[スタンプは全日9:00～] (レストラン[定食類] 平日 11:00～14:00、土日祝 11:00～15:00) (喫茶/ベーカリーレストラン 9:00～17:00)
特産品	トマトケチャップ、紀の国みかん鶏チキンカレー、湯浅なすカレー、備長炭カレー、黒毛和牛じゃばらカレー、 西幸(ニシコ)醤油、紀の国みかん鶏の鶏肉各種、有田みかんジュース、南高梅の梅干し、梅バター、 熊野牛、熊野牛コロッケ、和歌浦せんべい、友ヶ島の味付け海苔

和歌山市の奥座敷

　阪和自動車道の和歌山南スマートICから県道13号線を東に4km、和歌山県の県庁所在地の和歌山市に本駅「四季の郷公園」はある。 和歌山市は県の人口の4割が暮らす中核都市。高層ビルが立ち並ぶ街並みをイメージをしがちだが、 本駅が位置する和歌山市東部は和歌山市の奥座敷的存在。山林と田畑に囲まれた自然豊かな環境の中に本駅は位置している。
　四季の郷公園は「自然と農業」をテーマにした広大な敷地を持つ大規模な公園。 地元客を中心に以前から賑わいを見せていたが、更なる集客力アップを目指して2020年3月に道の駅登録。 四季の郷公園のエントランスゾーンに「水の市場(農作物直売所/物産館)」「火の食堂」 「炎の囲炉裏(BBQ)」を新設し2020年7月にオープンしている。
　お子様向け遊具施設が充実しているのも本駅の特徴。 入園は無料なので、家族でお手軽ピクニックにも最適な道の駅と言えるだろう。

和歌山県の特産品が勢揃い

　まずは新設された物産館の紹介だが、和歌山県内全般の特産品が勢揃い。 地元の和歌山市の特産品だけではなく、県内の特産品を広く扱っている。
　目につく商品は「有田みかんジュース」と「南高梅梅干し」。 有田みかんは和歌山県を代表する特産品で、おそらく冬から初春のみかんの旬の季節には、 ジュースではない有田みかんも店頭に多数並ぶことだろう。 同じく南高梅も和歌山県を代表する特産品。 梅干しだけではなく、梅ジャム、梅バターも販売されている。 また、意外かも知れないが和歌山県はトマトケチャップ生産量No.1の自治体。 トマトケチャップも大々的に販売されている。 和歌山温州みかんの果皮を飼料にブレンドした「紀の国みかん鶏」の鶏肉も本駅で販売。 砂ずり、もも串、せせり、手羽元などを販売。「紀の国みかん鶏のチキンカレー」も販売されている。
　地元和歌山市の商品では「友ヶ島海苔」と「和歌浦煎餅」が人気商品。 市外の商品にはなるが真っ黒な麺が印象的な「備長炭うどん/ラーメン」、黒い「備長炭カレー」も目を引く存在。 北山村の特産品「じゃばらジュース」、熊野市の特産品の「熊野牛コロッケ」等、 和歌山市から遠い市町村の特産品が手に入るのも嬉しい。

まぐろのオイル漬けトーストが評判

　続いてレストラン「火の食堂」の紹介を。 「火の食堂」と一括りに呼ばれているが、食堂「炊所(かしぎしょ)」、ベーカリー「焼所(くべしょ)」、カフェ「焙所(あぶりしょ)」 の3つの店舗が入っており、フードコートのような形態になっている。
　注目のメニューはベーカリー「焼所(くべしょ)」が提供する「まぐろのオイル漬けトースト(660円)」。 カリカリに焼きあがったトーストの上にオリーブオイル漬けのツナがたっぷり。 このツナの量に誰もが驚かされることだろう。 添えられたオニオンのシャキシャキ感、レモンの酸味もツナにピッタリ。 食が進むこと間違いなしである。
　食堂「炊所(かしぎしょ)」の名物メニューは「四季の定食(1980円)」。 四季の野菜に和歌山産の梅、醬油、味噌、海産物を織り込んだ品数豊かな定食。 和歌山の食材というよりは、和歌山の味付けを満喫することが出来る。 「しらす丼(1045円)」は和歌山市加田沖産のしらすに梅酢と天かすを添えた創意あふれるメニュー。 自家製ダレの漬け鮪に醤油漬け卵黄を添えた「マグロ丼(1430円)」も人気メニューになっている。