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(和歌山県の道の駅 no.29)

道の駅 すさみ

駅基本情報
駅名 すさみ
住所 和歌山県西牟婁郡すさみ町江住808-1
コード 457 027 219*80
駅名の由来 町名より
施設 物産館、レストラン、カフェ、エビとカニの水族館、【隣接施設】温泉
休館日 無休
(すさみ夜市 11/24~2月、月・火曜日)
営業時間 9:00~18:00[10月~3月は17:00まで]
(レストラン 11:00~16:30)
(カフェ 9:00~16:15)
(すさみ夜市 17:00~20:30)
(エビとカニの水族館 9:00~16:20)
(温泉 6:00~9:30、12:00~20:30)
特産品 さんま寿司(土日祝限定)、めはり寿司、魚の干物(サンマ、イワシ、アジ、スルメイカ等)、マグロのハラモ、カツオの角煮、マグロのとろ煮、 うつぼの唐揚げ、ホタテ蒲鉾、ジヤバラ果汁入りゼリー「ジャバラの輝き」、南紀えびせんべい、しらす煎餅、南紀みかんゼリー

想定の3倍の客が押し寄せる

 紀勢自動車道のすさみ南ICから県道36号線を南に1km、和歌山県南部のすさみ町に本駅「すさみ」はある。 紀勢自動車道の田辺-すさみ南区間は2015年8月に開通。 その1週間後の2015年9月5日に本駅はオープンしている。 紀勢自動車道の開通はすさみ町を始めとする和歌山県南部の市町村が待ち望んでいたこと。 大阪市内からすさみ町までの所要時間は従来から1時間短縮して片道2時間。十分に日帰り圏内になった。 このこともあり本駅は開業直後から大人気で、新聞報道によるとオープン月の2015年9月の来場者数は3万9千人。 すさみ町が想定していた来場者数の約3倍を記録している。
 個人的にも紀勢自動車道の開通は嬉しいニュース。 何と言っても紀伊田辺ICより南の区間(約42km)が無料というのは有難い。 ただ、景観的にはトンネルばかりで少々物足りない。 時間に余裕のある方は従来のアクセス方法である国道42号線を利用するのは如何だろうか。 美しい海岸線を見ながらのドライブを楽しむことが出来る。

南紀の海産物を使った特産品

 本駅は物産館、農作物直売所、レストラン、更に有料施設のエビとカニの水族館から成る道の駅。 扱っている商品、味わうことが出来るメニューの数も多く、楽しみの多い道の駅になっている。
 まず物産館だが南紀の海産物を使った商品が目に付く存在。 特に南紀の郷土料理でもある「さんま寿司」と「めはり寿司」は人気の商品である。 干物も本駅の名物商品で「さんまの開き」「スルメの一夜干し」が数多く販売されている。 珍しい商品としては「まぐろのハラモ」「ウツボの唐揚げ」を販売。 「ホタテの蒲鉾」「鰹の角煮」「鯨の角煮」も人気商品である。 また、和歌山と言えば「みかん」や「じゃばら」等の柑橘系果物。 「みかんジュース」や「じゃばらジュース」、「みかんゼリー」や「じゃばら飴」、 その他、柑橘系の果物を配合したクッキーやケーキが多数販売されている。 南紀銘菓も本駅で販売。銘菓「かげろう」や「柚子最中」「しらす煎餅」など多数。 これだけあればお土産選びも困らないだろう。 いや、もしかしたらあり過ぎて逆にどれを選ぶか悩んでしまうかも知れない。

美しい夕日を見ながらお食事を

 本駅の「食」の施設はレストラン「蒼海」。 本レストランの魅力は料理もさることながら、大きな窓を通した海の景色。 窓が西側にあるので夕陽を見ながら食事を楽しむことが出来る。 ちょっとだけ残念なのは営業時間が17時半(12月~2月は16時半)と夕陽が沈み切る前に店が閉まってしまうこと。 もう少しだけ営業時間を長くしてほしいというのが私の願望である。
 メニューは南紀の海の幸を生かした料理が中心。 「本日の地魚お造り定食」は1780円、「地魚フライ定食」「地魚天ぷら定食」「干物定食」はいずれも1480円で味わうことが出来る。 自分へのご褒美でプチ贅沢をしたい方には「地伊勢海老の天丼定食(2800円)」がお勧め。 料金控えめの「海鮮天丼(1180円)」「海鮮天ざるそば(1180円)」でも十分に満足出来るだろう。 すさみ町名物の「さんま寿司(600円)」も味わうことが出来る。
 その他にも味わってみたい料理がたくさん。 紀州勝浦産マグロがたっぷり入った「まぐろヒレかつカレー(980円)」はクセになりそうな味。 紀州産のしらすがたっぷり乗った「釜揚げしらすご飯(980円)」も美味しそう。 紀州南高梅が入った「南高梅のぶっかけうどん(650円)」や熊野ポークがたっぷり入った「肉うどん(980円)」も捨てがたい。 当日の入荷状況から料理長が選りすぐりの魚介を提供する「特選・その日の海の幸丼(1580円)」も楽しみがいっぱいである。

海から僅か5mの絶景温泉が仲間入り

 以上のように楽しみがいっぱい詰まった本駅だが、2021年6月に新たな楽しみが加わった。 それは「海から僅か5mの絶景温泉」。 正確には道の駅に隣接したホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」に付帯する施設だが、 ホテル宿泊客以外も利用可能。 実質上、本駅の施設の一つと考えても良いだろう。
 浴槽の種類は内湯、露天、つぼ湯の3種類。 内湯は大きく壁は全面ガラス張りで見通しが良い。 内湯からでも荒波の太平洋の絶景を見ることが出来る。 続いて扉を開けて露天風呂に向かうが、外に出た瞬間、おそらく誰もが音に驚くだろう。 「ザブーン・ザ・ザ・ザ・ザブーン」という物凄い波の音。 全国には海のすぐ近くにある温泉はいくつか存在するが、これほど波の音に迫力を感じたのは私の体験では初めて。 対岸まで数千キロ(?)、すさみの海は迫力が違う。 つぼ湯も外にあるので、つぼ湯に浸かりながら波の音を聞くのも楽しい。
 温泉の利用料は800円。 なお、「フェアフィールド・バイ・マリオット」系列のホテルは「和歌山すさみ店」を含めてキャッシュレス決済限定だが、 温泉に関しては現金の使用が可能。 カードを所持していない人でも利用できる。



道の駅看板

道の駅看板

駅施設

駅施設。左に物産館、右にレストランがある。訪問日は平日の閉店間際の時間で客も少なめだったが、休日はかなり混雑する。

物産館

南紀の特産品が揃う物産館

海鮮天丼

レストランお勧めメニューの海鮮天丼(1180円)

エビとカニの水族館

併設のエビとカニの水族館。2015年9月に水槽を2倍に増やしてリニューアル。

駅から見る夕日

駅から見る夕日

ホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」

2021年6月に道の駅の隣に開業したホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」

望海(のぞみ)の湯

ホテル内の「望海(のぞみ)の湯」は宿泊客以外も利用可能(800円)

温泉から見える景色

温泉から見える景色はこんな感じ(温泉施設外から撮影)

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅のすぐ近く
 - 料金(1人13,530円、2人計14,960円~)
 - 温泉あり/朝食付きプランもあり[+1,439円/人]
 - 【注】クレジット決済のみ

   

■①海のお宿
 [MAPCODE] 457 027 591*60
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に500m
 - 料金(3,181円~)
 - 格安の素泊まり専用の宿
 - 【注】入浴可能時間は17:00-20:00と短いので注意

   

■②Resort Hotel & Spa Blue Mermaid
 [MAPCODE] 776 001 233*26
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に5km
 - 料金(2人計38,182円~)
 - 温泉あり
 - 断崖60mに建つ部屋から見る水平線

   

■③お宿 えびす
 [MAPCODE] 962 289 438*08
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に8km
 - 料金(2食付き1人7,090円、2人計13,727円~)
 - 地場食材を用いたオリジナル料理を提供

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)