道の駅　くちくまの

駅基本情報

駅名	くちくまの
住所	和歌山県西牟婁郡上富田町岩崎555-5
コード	184 080 540*53
駅名の由来	口熊野(くちくまの)は熊野地方の東部の呼称
施設	物産館、レストラン
休館日	無休
営業時間	8:00～19:00 (レストラン 8:00～18:00)
特産品	パンダクッキー、パンダBOX(焼き菓子)、パンダチョコパイ、キャラメルラスク、紀州銘菓「かげろう」、おひなたみかんラングドシャ、 みかんゼリー、みかんパイ、南高梅、はちみつ梅、和歌山ラーメン、抹茶バームクーヘン

難解な一般道からのアクセス

田辺市からすさみ町まで約40キロを結ぶ無料の高速道路の紀勢自動車道。 本駅「くちくまの」はその紀勢自動車道から直接アクセス可能なパーキングエリアの役割を果たす道の駅になっている。 駅が位置するのは紀勢自動車道の中では北端に位置する上富田町。 現時点(H30年1月)では高速利用時は上り線(大阪方面)のみアクセス可能で、下り線利用時は一つ手前の上富田ICで降りて一般道を使う必要がある。 下り線利用時も一般道を使えば本駅に辿り着くことが出来るが、実際はこれがかなり難しい。 理由は「道の駅の場所を表す看板が無い」ため。 上富田ICを降りた後は国道42号線を南に進み、「岩崎」という交差点を右折するのだが、 岩崎交差点にも、その前後にも道の駅の案内が存在しない。 岩崎交差点を曲がった先には道の駅の看板があるが、この看板が異常に小さい。 殆どの人は気が付かないだろう。 なぜそんな意地悪(?)をするのか私には分からないが、 道の駅利用者のためにも、また施設活性化のためにも国道からの案内はもう少し充実してもらいたいと思う。

パンダが主役の物産館

駅施設は物産館とレストランから成るこじんまりとした構成。 高速道路からは上り線側からしかアクセスできないため、客数は時間帯によって振れ幅は大きく、 週末の夕方(=観光客が帰路に就く時間帯)は客が多く、その他の時間帯は客はかなり少ない。 施設の紹介に移るが、物産館では土産用の菓子類が目につく。中でも主役はパンダ。 隣町の白浜町の人気施設、アドベンチャーワールドのパンダは関西圏では絶大な人気を誇るが、本駅でも人気の中心である。 パンダとコラボした菓子の土産類「パンダクッキー」「パンダBOX」「パンダチョコパイ」「南紀白浜ころころパンダ」等が販売されている。 また南紀地方と言えば南高梅。本駅では約50種の南高梅の商品が販売されている。 みかん関連の土産品も多数あり「おひなたみかんラングドシャ」「みかんゼリー」「みかん餅」等の商品がある。 地元の上富田町の商品が少ない点が私的には残念だが、 「のし梅」「梅ドレッシング」など、幾つかの上富田町の商品は販売されている。

激甘のキャラメルラスクと和歌山ラーメン

人気の中心はパンダの本駅だが、商品単体で見ると売り上げ１位は「ちっちゃなパン屋　赤レンガのキャラメルラスク」。 商品名の通りキャラメルでコーティングされた激甘のラスクである。 ただ、激甘なのはキャラメルコートされた外側だけで、中のラスクはカリカリ。 甘党でなくても美味しく食べることが出来るのではないだろうか。 少し苦みを加えた「コーヒーラスク」、特産品のみかんを加えた「みかんラスク」、 ピーナッツのオレイン酸/リノール酸を加えた「ピーナッツバターラスク」もある。 本駅のレストランでは紀州ならではのメニューが多数。 本場の「和歌山ラーメン(600円)」や南紀地方の名物の「さんま寿司(650円)」「めはり寿司(330円)」、 熊野牛を使ったコロッケ(150円)がある。 その他、トンカツ定食、から揚げ定食等の定食類や牛丼、親子丼、他人丼等の丼物、 カレー、うどん、そばのメニューもある。