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(滋賀県の道の駅 no.13)

道の駅 藤樹の里あどがわ

道の駅基本情報
駅名 藤樹の里あどがわ(とうじゅのさとあどがわ)
住所 滋賀県高島市安曇川町青柳1162-1
コード 263 558 688*08
駅名の由来 「あどがわ」は市町村合併前の旧町名の安曇川町より。安曇川町は近江聖人と称えられた江戸時代の陽明学者の中江藤樹の出身地である。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、フードコート、コンビニエンスストア、扇子ギャラリー
休館日 1/1、第2水曜日[4・8・11月は無休]
(コンビニ 無休)
営業時間 9:00~18:00
(フードコート[定食・丼物] 9:00~17:00)
(レストラン[グリル] 11:00~17:30)
(コンビニ 24時間)
道の駅の特産品 アドベリー関連の商品(アドベリーゼリー/アド菓ミルク/アドベリーマドレーヌ/アドベリージャム/等)、 藤樹もなか、安曇川炭火うなぎ、近江牛しぐれ煮弁当、とんちゃん丼弁当、鮎のゆず煮、子持ち大鮎の甘露煮、 焼き鯖寿司、丁稚羊羹、マキノの米で作ったポン菓子

来場者数県内2位の人気の道の駅

 福井県大津市から福井県敦賀市まで繋ぐ高規格道路の琵琶湖西縦貫道(国道161号線バイパス)。 その琵琶湖西縦貫道のほぼ中間点の(仮称)藤樹ランプ近くに「道の駅 藤樹の里あどがわ」はある。 高規格道路ではあるものの、本稿を記載している2024年11月時点では本駅周辺は側道のみ供用されている状態。 一見、不便に思われるが(実際に不便だが)、道の駅の集客的には最高の状態。 なぜなら、高規格道路を走る全ての車が一旦側道に降りるため、全ての車が本駅の目の前を通るから。 そのような効果もあり、本駅は県内の道の駅では第2位となる年間80万3千人(2023年)の客を集める人気の道の駅になっている。
 本駅が位置しているのは滋賀県西部の旧安曇川町(現高島市安曇川町)。 町域の約7割を田畑が占める長閑な町だが、本駅周辺は住宅が立ち並ぶ都会的な雰囲気。 このため近隣住民の利用の割合が高いのも本駅の特徴になっている。 地元客のニーズにこたえるため、本駅は農作物販売や総菜類の品揃えがとても充実している。
 なお、駅名に入る「藤樹の里」は近江聖人と称えられた江戸時代の陽明学者の中江藤樹翁のこと。 安曇川町は中江藤樹翁のゆかりの地でもある。 道の駅の周辺には中江藤樹記念館など中江藤樹に関連した観光施設も多く、観光客のニーズも満たしている。

アドベリー関連の商品がたくさん

 本駅は農作物直売所を兼ねた物産館、レストラン、フードコート、コンビニから成る道の駅。 各々の施設は一般的な道の駅と比較してかなり大規模。個人的な感想にはなるが県内では最大規模の道の駅と言えるだろう。
 まず物産館だが、販売されている商品の種類は目測で2000種類以上。 中でも旧安曇川町の特産品「アドベリー」を使った商品が数多く並んでいる。 ところでアドベリー、あまり聞かない名前だが、正式名称はポイゼンベリー。 日本語訳のキイチゴという名前ならご存知の方も多いだろう。 安曇川町の「アド」を名称に取り入れてブランド化を図っているそうだ。
 アドベリーを使った商品には「アドベリーゼリー」「アドベリークッキー」「あど菓ミルク」「アドベリーマドレーヌ」、 以下「アドベリー」を略して記すとソース/ジャム/寒天ゼリー/パイ/ケーキ/バウム/ドリンク/サイダー等、およそ20種類。 コンプリートするのはかなり大変である。 私は現在までアドベリーゼリー、あど菓ミルク、アドベリーマドレーヌ、アドベリークッキーの4つの味を体験。 いずれの商品もアドベリーの酸味を感じるが、その酸味が隠し味となってスイーツ全体としての甘味を強調している。 アドベリーはブルーベリーよりも目に良い成分が多く含まれているらしく、目の健康にも良さそうだ。

「食」の施設は2つ

 本駅の食の施設はレストラン「安曇川グリル」とフードコート「安曇川キッチン」の2つ。 「安曇川グリル」は炭火でグリルしたプチ贅沢な料理を、 「安曇川キッチン」は定食・丼物・カレー・麺類など多彩なメニュー構成が特徴になっている。
 安曇川グリルの名物メニューは炭火焼きハンバーグ近江牛が中心となるメニュー構成。 「炭火焼きハンバーグセット」は1480円、「近江牛赤身ステーキセット」は3580円。 名物の少しずつ両方味わう「炭火焼きハンバーグと近江牛赤身ステーキセット(2480円)」もある。 「ハンバーグカレー(1480円)」「高島野菜カレー(1300円)」も味わうことが出来る。
 「安曇川キッチン」では「鯖の塩麹焼き定食(1300円)」と「豚の醤油麹しょうが焼き定食(1300円)」が人気のメニュー。 「キッチンカレー(950円)」「チキンカツカレー(1200円)」等のカレー類、 「ざるそば/うどん(780円)」「カレーつけ麺(930円)」等の麺類も提供されている。 なお、安曇川キッチンでは全ての料理で地元の名水の「針江かばたの湧き水」を使用している。
 物産館の一角には総菜コーナーもある。 総菜コーナーでは高級な食材を使った「近江牛しぐれ煮弁当」「うなぎ丼」を廉価で販売。 近江牛しぐれ煮弁当は870円うなぎ丼は800円で販売している。 地元の名店「高島とんちゃん」の店が提供する「とんちゃん丼弁当(690円)」は特に地元の方に人気になっている。



道の駅 | 藤樹の里あどがわ | 道の駅看板

道の駅看板

道の駅 | 藤樹の里あどがわ | 駅施設

駅施設。屋根に地場産業の扇子型の窓がある。

道の駅 | 藤樹の里あどがわ | 中江藤樹の孝養像

駅にある中江藤樹の孝養像。中江藤樹は親孝行で知られ、母に薬を渡す像が飾られている。

道の駅 | 藤樹の里あどがわ | 菓子大博覧会受賞作品

物産館入口には第27回全国菓子大博覧会で農林水産大臣賞を受賞した菓子が展示されている。 一見、盆栽に見えるが全部菓子でできている。作品名は「魁(さきがけ)」。作者は高島市在住の西沢勝治氏。

道の駅 | 藤樹の里あどがわ | アドベリーを用いた菓子

物産館ではアドベリーを使った商品を多数販売。上は「アドベリーゼリー」、 左下は「アドベリークッキー」、右下は「あど菓ミルク」。これらは2015年の訪問時に購入。当時の価格は各160円。

道の駅 | 藤樹の里あどがわ | アドベリーマドレーヌ

こちらは「アドベリーマドレーヌ(220円)」

道の駅 | 藤樹の里あどがわ | 扇子ギャラリー

物産館の奥には扇子ギャラリーがある

「道の駅 藤樹の里あどがわ」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①丸三旅館
 [MAPCODE] 263 588 436*37
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北西に1km
 - 料金(1人5,455円、2人計10,000円~)
 - 食事付きプランもあり

   

■②WEST LAKE HOTEL 可以登楼(かいとろう)
 [MAPCODE] 263 557 888*88
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から西に1km
 - 料金(1人7,728円、2人計11,820円~)
 - JR安曇川駅前、近くにスーパー、コンビニあり

   

■③びわ湖リゾート白浜荘
 [MAPCODE] 263 499 203*22
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に4km
 - 料金(2食付き2人計34,728円~)
 - 食事なしのビジネスプランもあり(1人7,728円~)
 - 琵琶湖を望む展望露天風呂が自慢

   

■④宝船温泉 湯元 ことぶき
 [MAPCODE] 263 499 221*06
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に4km
 - 料金(2人計13,638円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - 近江牛と滋賀の幸を使った料理が自慢

   

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■④宝船温泉 湯元 ことぶき

メタケイ酸をたっぷり含んだ美肌の温泉、宿から見る琵琶湖の風景も素晴らしいが、本宿の特徴は何といっても食事。 近江牛、地魚を使った料理は高級料理専門誌でも絶賛されている。


🐶ペット旅

■⑤かばたリゾート
 [MAPCODE] 263 769 436*54
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北に7km
 - 料金(1人23,500円、2人計30,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - ペット可のプランあり[追加料金+1,000~3,000円]
 - ドッグラン、屋内プール等、愛犬向き施設が充実

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)