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(岐阜県の道の駅 no.56)

道の駅 パレットピアおおの

駅基本情報
駅名 パレットピアおおの
住所 岐阜県揖斐郡大野町大字下磯313-2
駅名の由来 「パレットピア」は絵を書く時に用いる用具の「パレット」と理想郷を意味する「ユートピア」を組み合わせた造語。 道の駅で販売される野菜や果物がパレットを彩る絵の具のように、また、人々の交流により色が織り交ざり、 町の未来を描くという願いから付けられた。なお、駅名は公募により決定した。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、パン工房
特産品 ふんわり柿姫、柿よせずし、柿のロールケーキ「柿ーた」、柿ろまんワッフル、 薔薇のバウムクーヘン、薔薇飴、潤いばうむ、甘酒、野もみじロースト(鹿肉)、赤鈴漬、 揖斐茶フィナンシェ、料理用万能たれ「ばかたれ」、食パン「みおぱんろーふ」

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県内最大級の道の駅が誕生

 東海環状自動車道の大垣西ICから国道417号線、途中から県道53号線を使って北東に約10km、 岐阜県南西部の大野町に本駅「パレットピアおおの」はある。 現状でも交通アクセスはまあまあ良い本駅だが、2019年度内に東海環状自動車道は大野・神戸ICまで延伸予定。 延伸された暁にはインターチェンジから約300mの交通アクセス抜群の道の駅になる予定である。
 本駅は2017年春に登録、2018年7月にオープンした新しい道の駅。 ネット上での本駅の紹介記事には「県内最大級の道の駅」という言葉が躍っているが、個人的には少々異議あり。 県内では規模や施設の多様性の点で「みのかも」と「古今伝授の里やまと」が抜けており、 本駅は「池田温泉」「月見の里南濃」「美濃にわか茶屋」等と並び「県内3位タイ級」が正確なところだろう。 最も岐阜県の道の駅は小規模なものが多く、本駅も全国規模でみればそれ程大きな道の駅ではない。 本駅を訪れる際は「県内最大級」という言葉には、あまり躍らされないようにした方が良いだろう。
 私が本駅に関して個人的に注目しているのは規模よりも立地面。 実は岐阜県南西部は道の駅激戦区で、本駅から半径5kmに2駅、半径20kmだと6駅もある。 さらに、重点道の駅候補に指定されている養老町の道の駅も近々オープンする予定になっている。 これだけ道の駅が密集していると必然的に勝ち組、負け組が出てくるが、 今のところ本駅は「勝ち組」の一つ。 オープン初年度の来客数は50万人で、近隣の道の駅の中では堂々のトップに立っている。

柿と薔薇を使った特産品

 道の駅が密集していると、どうしても各駅の個性が埋没しがち。 そもそも地域の特産品には限りがあるので、せっかく各々の道の駅を回っても、同じような商品ばかりでガッカリという経験は誰しも持っているだろう。 ただ、本駅ではその点に関しては大丈夫。 大野町では「大野らしさ」を感じられる優良な特産物を「大野の太鼓判」として認定。 2019年時点では15品が「大野の太鼓判」に認定されているが、そのうち10商品を本駅で販売。 大野町ならではの商品を購入することが出来る。
 「大野の太鼓判」の中心になるのは「柿」と「薔薇」を使った商品。共に大野町の名産品である。 「柿」に関しては大野町の菓子店が生み出した「ふんわり柿姫」「柿ろまんワッフル」「柿よせずし」が人気。 12月上旬には「富有柿」の直売も行われる。 「薔薇」に関しては「薔薇のバウムクーヘン」と「薔薇飴」が人気。 特に「薔薇飴」は薔薇の女王と呼ばれるダマスクローズの花びらを原料としており、味だけでなく香りも堪能することが出来る。
 その他の「大野の太鼓判」は米粉を使った「潤いばうむ」、お米と米麹で作った「甘酒」、鹿肉を使った「野もみじロース(鹿肉)」、 猪肉を使った「赤鈴漬」が本駅で販売されている。
 今回、私は「ふんわり柿姫」「薔薇のバウムクーヘン」「潤いばうむ」を購入。 どれも美味しかったが、特に「ふんわり柿姫」は個人的に推奨したい。 「ふんわり柿姫」は蒸どら焼きの中にホイップクリームと柿ピューレが入った菓子だが、 淡い甘味のホイップクリームと、渋味を伴った甘味の柿ピューレのコントラストが絶妙。 口の中で多様に変化する甘味に、甘党の私は完全に嵌ってしまった。
 「大野の太鼓判」以外の商品では料理用万能たれの「ばかたれ」が断然の人気。 町民なら誰でも知っている地元密着の調味料のようだ。 青果コーナーもあり、約50種の新鮮な地産の野菜、果物が販売されている。

ランチメニューとパン工房も

 本駅の「食」に関する施設はランチレストラン「Saita BARAS(サイタバラス)」とパン工房「みおぱ」の2つ。 ランチレストラン「Saita BARAS」はメイン料理にパン、サラダ、前菜、ドリンクバーがセットになったランチを味わうことが出来る。 メイン料理は4~5品のメニューから1つを選択するシステム。 メニューは季節によって異なるそうだが、私が訪れた時は「冷製パスタトマトシャーベット添え(1200円)」 「鹿肉のボロネーゼのパスタ(1200円)」「塩麹鶏のフリット(1300円)」「美濃ヘルシーポークのチーズ焼きハンバーグ(1600円)」 「美濃ヘルシーポークの塩麹グリル・バルサミコソース(1500円)」の5種類。 どれも女性が喜びそうなお洒落なメニューが並んでいる。 値段は1200円以上で、一見高そうに見えるが、パン、サラダ等が付いていると考えれば標準的な価格と言って良いだろう。 どのメニューでもボリュームはあるので、おなかを空かせておく必要はあるだろう。
 ランチレストランの横にあるのはパン工房「みおぱ」。 テイクアウトも可能だが、イートインも可能である。 ちなみに前述のランチレストランのセットメニューに含まれているパンも、このパン工房のパンである。 パン工房の人気メニューは食パン「みおぱんろーふ(350円)」。 卵、バター、マーガリンは不使用。牛乳の代わりに豆乳を使用した健康志向の食パンである。 ラスクも人気で「胡桃ラスク」「シュガーラスク」「メープルラスク」等、数多くの種類が並んでいる。 ピザパンやウインナーパンの総菜系のパン、メロンパンや瀬戸内クリームデニッシュ等の菓子パンも数多く揃っている。


道の駅看板

道の駅看板

駅施設遠景

駅施設遠景。右側に物産館、左側にレストランとパン工房がある。

芝生公園

施設前にある大きな芝生公園。О(オー)字型に渡り廊下があり、通称「Оリング」と呼ばれている。

50万人突破の看板

来客数50万人突破を示す看板。オープンから1年プラス10日で達成された。

子育てハウス「ぱすてる」

子育てハウス「ぱすてる」。小さな子供連れでも安心。

レストランのメニュー

レストランのメニュー。メイン料理、パン、サラダ、前菜、ドリンクバーのセット料金になっている。

パン工房「みおぱ」

パン工房「みおぱ」。イートイン用の座席が設けられている。

ウインナーパンと瀬戸内レモンクリームデニッシュ

パン工房で食べた「ウインナーパン(160円)」と「瀬戸内レモンクリームデニッシュ(130円)」。 名物「みおぱんろーふ」は写真で。

「大野の太鼓判」の商品各種

物産館で販売されている「大野の太鼓判」商品。 上は「ふんわり柿姫(170円)」、左下は「潤いばうむ(150円)」、右下は「薔薇のバウムクーヘン(129円)」。 「潤いばうむ」と「薔薇のバウムクーヘン」はホールタイプ(円柱タイプ)もあり、各々1188円と999円。