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(岐阜県の道の駅 no.50)

道の駅 飛騨白山

道の駅基本情報
駅名 飛騨白山(ひだはくさん)
住所 岐阜県大野郡白川村平瀬高ダイ516-62
コード 597 603 437*38
駅名の由来 「飛騨」は岐阜県北部を表す地域名。「白山」は日本三大名山の一つに数えられている霊峰白山より。 本駅は白山の麓に位置している。
施設 物産館、軽食堂、温泉(温泉施設内にレストランあり)、足湯
休館日 水曜日[スタンプは全日押印可能]
(軽食堂 水曜日、冬期)
(温泉 水曜日、第2・4火曜日[祝日と重なる場合は翌日])
営業時間 (スタンプ 9:00-17:00)
(物産館 10:00~17:00)
(軽食堂 11:00~15:00)
(温泉 11:00~19:30)
(温泉施設内のレストラン 11:00~16:30)
道の駅の特産品 すったて汁、朴葉みそ、飛騨牛カレー、飛騨牛ごはんだれ、飛騨荘川きのこご飯、わさびなめ茸、たまり漬け、 しそ最中、飛騨牛ポテトチップス、白水の湯の入浴剤

国道156号線沿いにある道の駅

 東海北陸自動車道の白川郷ICから国道156号線を南に13km、 或いは東海北陸自動車道の荘川ICから国道158号線→国道156号線を通って北に22km、 岐阜県北西部の白川村に「道の駅 飛騨白山」はある。 沿道の国道156号線(荘川-白川郷区間)はかつては東海地区と世界遺産の白川郷を結ぶ唯一の道路として多くのドライバーが利用した道路。 但し、2008年7月に東海北陸自動車道が開通した後は交通量が激減。 現在は対向車すら殆ど見かけないのんびりとしたドライブになる。

道の駅 | 飛騨白山 | 道の駅看板
道の駅看板
 もちろん沿道の交通量の激減は道の駅にとっては大ダメージ。 しかも本駅がオープンしたのは東海北陸道開通の僅か3ヵ月前の2008年4月であり、 交通量激減→経営難は火を見るよりも明らか。 何とも間が悪いというか、さすがに行政側の判断ミスと私は思っていたが、実際にはそうでは無さそうだ。 本駅が位置する平瀬温泉郷は元々は街道の湯として繁盛していたが、 高速道路開通に伴うドーナッツ現象を危惧。 少しでも温泉郷に客を繋ぎとめるため、経営苦戦は覚悟の上で開業した道の駅のようだ。

 景観的にも国道156号線を利用するのは面白い。 特に御母衣ダムの畔に咲く樹齢500年の荘川桜は迫力十分。 荘川-白川郷間はもちろん高速道路を使った方が速いが、国道156号線も信号が殆ど無いので所要時間は大きくは変わらない。 しかも国道156号線は無料。浮いた高速代で本駅の温泉を利用する…。 道の駅ファンの方には是非、検討して頂きたいプランである。

道の駅 | 飛騨白山 | 駅施設
駅施設。右側に物産館と軽食堂、左側に休憩所がある。

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「すったて汁」が名物

 本駅は物産館軽食堂、少し離れた場所に温泉施設「しらみずの湯」から成る施設構成。 物産館のレジ打ちと軽食堂の料理担当は同じ人が一人で行っているため混雑時はかなり忙しそう。 まあ、平日だと7割の時間帯で客が5人以下なのであまり問題にはならないと思うが、 混雑時は「店員さんも大変だ」と思って客側も配慮してあげたいものだ([注]後日、繁忙期は2人の店員がいることを確認しました)。

 道の駅の物産館はかなり小さく、販売されている商品も80種類程度だろうか。 「朴葉みそ」「飛騨牛カレー」「飛騨牛ごはんだれ」「わさびなめ茸」「たまり漬け」「飛騨荘川きのこご飯」 「しそ最中」「飛騨牛ポテトチップス」「しらみずの湯入浴剤」等が販売されている。

 軽食堂では蕎麦が中心。「かけそば(530円)」「山菜そば(630円)」「かき揚げそば(630円)」等が提供されている。 注目のメニューは「すったて汁(200円)」。 「すったて」とは飛騨地方の方言で茹でた大豆を石臼で擂り潰したもの。 その「すったて」に味噌や醤油を加えて汁物にしたのが「すったて汁」である。 実際に味わってみたが、味噌と大豆の相性が抜群。 見た目以上にかなり美味しい。個人的に絶賛したいB級グルメである。 軽食堂ではその他に「飛騨牛コロッケ(200円)」「飛騨牛ごはん(320円)」「みたらし団子(100円)」「かき氷(250円)」 「コーヒーフロート(480円)」等も味わうことが出来る。

道の駅 | 飛騨白山 | すったて汁
軽食堂では郷土料理の「すったて汁」を提供。真空冷凍パック入りの「すったて汁」も販売されている。

露天風呂から見る山の景色

 物産館から30m位歩いた先に温泉施設「しらみずの湯」がある。 この温泉施設は道の駅よりかなり前から開業している施設。 浴槽から天井を見上げると年季を感じるが、浴槽や洗い場は清掃が行き届いて不快感は全くない。 気持ちよく湯を楽しむことが出来るだろう。

道の駅 | 飛騨白山 | 温泉施設「しらみずの湯」
温泉施設「しらみずの湯」。温泉施設内には物産品販売コーナーとレストランもある。
 泉質は名湯に多いと言われるアルカリ性単純温泉。 低張性温泉のため体への負担が少ないのが特徴。ゆったりと長湯を楽しむことが出来る。 浴槽の種類は内湯の大浴槽、檜風呂、ジェット風呂、露天風呂の4酒類。 檜風呂だけ湯温が高く(私の感覚で43℃位)、その他の浴槽は41℃位。 高温風呂が好みの方にも満足できるだろう。 特筆したいのは露天風呂から見る風景。雄大な山、新緑の緑、また、おそらく晩秋には紅葉の景色を見ることが出来るだろう。 利用料は道の駅温泉としては平均的な700円である。

 この温泉には物産コーナーとレストランを併設している。 物産コーナーでは「白川どぶろく羊羹」「旨豚カレー」など30種類くらいの白川村の特産品を販売。 道の駅本体の物産館とは全く異なる品揃えなので、 道の駅の物産館と温泉内の物産コーナーの商品を見比べて、お気に入りの商品を購入するのが賢明だろう。 レストランでは定食類、麺類を提供。 定食類では「とんかつ定食(1080円)」「唐揚げ定食(1080円)」「鶏ちゃん定食(1080円)」「飛騨牛コロッケ定食(880円)」等がある。 道の駅本体の軽食堂は小腹を満たす軽食しか提供されていないので、十分に腹を満たしたい方にはこちらのレストランがお勧め。 麺類では「山菜そば/うどん(700円)」「かき揚げそば/うどん(780円)」「大白川ラーメン(700円)」等を提供。 「かつ丼(950円)」「カツカレー(1000円)」「すったて汁(200円)」もある。

道の駅 | 飛騨白山 | 恐竜の足跡の化石
休憩室内では大白川流域で発掘された恐竜の足跡の化石が展示されている。
道の駅 | 飛騨白山 | 足湯
無料で利用可能な足湯もある

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「道の駅 飛騨白山」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①白山荘
 [MAPCODE] 597 603 173*74
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南東に400m
 - 料金(朝食付き2人計18,728円~)
 - 平瀬地区では唯一の合掌造りの宿

   

■②温泉民宿 いで湯 山水
 [MAPCODE] 597 603 648*77
 (口コミ平均3.7点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北東に600m
 - 料金(2人計12,000円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり

 

■③旅篭 白山館(はくさんかん)
 [MAPCODE] 597 573 688*27
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に1km
 - 料金(2食付き2名計33,000円+設備費[1,500円]~)
 - 温泉あり

 

■④お宿 湯の里
 [MAPCODE] 597 573 749*35
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南に1km
 - 料金(2食付き2人計30,000円+[入湯税150円/人]~)
 - 温泉あり
 - 🐶ペット可のプランあり[追加料金+3,000円]

   

■⑤ゲストハウスたろえも
 [MAPCODE] 597 604 241*57
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南東に2km
 - 料金([相部屋]1人3,182円~)

 

■⑥料理宿 御母衣
 [MAPCODE] 597 514 410*54
 (口コミ平均4.9点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から南に3km
 - 料金(2食付き15,000円~)

 

■⑦四季かつら
 [MAPCODE] 597 663 348*47
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北に4km
 - 料金(2食付き1人計9,819円、2人計17,820円~)
 - 白川村内では数少ない一人旅歓迎の宿

 

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■③旅篭 白山館(はくさんかん)

子宝の湯として有名な白山平瀬温泉郷にある温泉宿。温泉と共に評判が高いのが夕食。 自家製ほう葉味噌は絶品でご飯との相性は抜群。囲炉裏端の炭火で焼いた飛騨牛も美味しい。

大きな地図で見る(パソコン閲覧時のみ有効)

(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)