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(岐阜県の道の駅 no.49)

道の駅 美濃にわか茶屋

道の駅基本情報
駅名 美濃にわか茶屋(みのにわかぢゃや)
住所 岐阜県美濃市曽代2007
コード 70 785 120*25
駅名の由来 「美濃」は市名より。「にわか」は江戸時代に始まった美濃市に伝わる庶民芸能の「仁輪加」より。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、出店
休館日 無休
営業時間 8:30~18:00
(レストラン 8:30~16:00[土日祝は16:30まで])
道の駅の特産品 ハムカツうだつコロッケ、喜楽の炊き込みご飯、鮎の甘露煮、長良乙女燻製、揚げ鎌豆腐、鮎雑炊、郡上鮎パイ、 どら焼き「うだつが上がりますように」、うだつが上がるコーラ、美濃紙さま(最中)、郡上そば、郡上の地味噌、 みこしプリン、明宝ハム、明方ハム、白旨ナス、地酒「さんやほう」「花みこし」「うだつ」、美濃和紙

うだつの上がる町にある道の駅

 東海北陸自動車道の美濃ICから国道156号線を北に3km、岐阜県南部の美濃市に「道の駅 美濃にわか茶屋」はある。 インターからの道中は美濃市の中心街を通るドライブ。 東京、大阪などの都市部のような高層ビルは無いものの住宅がびっしりと並ぶ。 やがて左カーブに差し掛かり、車窓に森林の景色が目立ってきたころに本駅を示す道の駅看板が見えてくる。

道の駅 | 美濃にわか茶屋 | 道の駅看板
道の駅看板
 美濃市と言えば「歴史と観光の町」。実は本駅に至る途中に見えた住宅街は歴史的建造物群の一部であり、 国道の道一本分だけ東に入れば江戸時代に建てられた古民家群を見ることが出来る。 この古民家群の特徴はうだつと呼ばれる建造物。 「うだつ」とは機能としては火災から自宅を守るための防火壁だが、 江戸時代の豪商たちは豪華なうだつを造ることにより自らの富を自慢していた。 現代でも「うだつが上がる/上がらない」という言葉があるが、これはこのような江戸時代のうだつに纏わる風習から生まれたものである。

 このうだつが上がる町並みは美濃市の人気観光スポット。 時間に余裕のある方は訪れてみるのは如何だろうか。 道の駅からは約1kmの距離。 歩いて向かうことも可能だが、レンタサイクルを利用するのも良さそう(200円)。 車で向かうなら、観光ふれあい広場の駐車場(mapcode 70 725 876*63)を利用する方が便利かもしれない。 駐車料金は2時間で100円ととても良心的である。

道の駅 | 美濃にわか茶屋 | 駅施設
駅施設。物産館、農作物直売所、レストランが入る。

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うだつが上がる特産品

 本駅は物産館農作物直売所レストランから成る道の駅。 道の駅の隣接地には「道の駅ホテル」としてお馴染みの「フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜美濃」がある。 このホテルがあるということだけでも、本駅が観光地に隣接した人気の道の駅ということがお分かりいただけるだろう。

 物産館ではうだつが上がる商品が名物。 「うだつが上がりますように(どら焼き)」「うだつ上がるコーラ」「ハムカツうだつコロッケ」等が販売されている。 本当にうだつが上がる(=成功する/出世する)かどうかは分からないが、お守り代わりに購入される方も多いようだ。 駅横を流れる長良川の幸を使った商品も目に付く商品で「鮎の甘露煮」「長良乙女燻製(長良乙女は長良川で獲れた鮎のこと)」 「鮎雑炊」等が販売されている。 うだつが上がる町並みに店を構える喜楽精肉店の総菜も本駅の名物。 特に焼き豚が2枚入った「特製炊き込みご飯」は人気の商品になっている。

道の駅 | 美濃にわか茶屋 | 炊き込みご飯
本駅名物の「炊き込みご飯(450円)」。うだつの町並みに店を構える喜楽精肉店の商品。
 うだつの町並みと共に美濃市の名物になっているのは世界遺産に登録されている「本美濃紙の手漉き技術」。 本駅には美濃和紙製品販売コーナーも設けられている。 ここでは和紙で作った半紙、便箋などが販売されている。

 物産館の奥にある農作物直売所では50種類位の地産の野菜、果物を販売。 ここではご当地お菜の「白旨ナス」が名物になっている。

道の駅 | 美濃にわか茶屋 | 美濃和紙販売コーナー
建物の入り口には美濃和紙販売コーナーがある

美濃市名物「にんめん」が人気

 続いて本駅のレストランだが、本駅ならではのメニューがたくさん。 旅の思い出になるような料理を味わうことが出来る。

 まず注目したい料理は「にんめん」。 名称からはどんな料理か想像するのが難しいが「煮た麺」が転じたもの。 語源が分かったところで「食べたい」という気になるか微妙だが、 「鮎の出し汁を使って煮た麺」「和紙職人が食べた郷土料理」と聞くと食べたくなってくるのではないだろうか。 「にんめん」と「鮎の一夜干し」がセットになった「鮎にんめん(1300円)」が人気のメニューになっている。 長良川の鮎を使った料理には「鮎の甘露煮定食(1100円)」「鮎と舞茸の釜飯御膳(1250円)」「鮎のひつまぶしセット(1100円)」もある。

 飛騨名物の料理なら「飛騨豚の味噌かつ定食(1280円)」「鶏ちゃん定食(1000円)」「飛騨牛カレー(1050円)」など。 美濃の野菜をふんだんに使った「美濃どまんなか御膳(1300円)」、 秋限定にはなるが「松茸の釜飯御膳(1350円)」「松茸の土瓶蒸し御膳(1400円)」も人気になっている。

 物産館の入り口付近には出店「きぬや」がある。 ここでは「みのだんご(350円)」「五平餅(300円)」「大判焼(200円)」 「飛騨牛コロッケ(200円)」等の軽食が販売されている。

道の駅 | 美濃にわか茶屋 | 出店「きぬや」
出店「きぬや」では「みのだんご」「五平餅」等の軽食を販売。
道の駅 | 美濃にわか茶屋 | フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜美濃
道の駅の隣接地にはホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜美濃」がある
道の駅 | 美濃にわか茶屋 | 長良川
道の駅の近くを流れる長良川。友釣り専用の漁場である。

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「道の駅 美濃にわか茶屋」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜美濃
 [MAPCODE] 70 784 089*26
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅のすぐ近く
 - 料金(1人15,730円、2人計15,730円~)
 - 2020年10月オープンの新しいホテル
 - 【注】現地精算はクレジット決済のみ

   

■②料理旅館 いずみ荘
 [MAPCODE] 70 814 093*06
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北西に2km
 - 料金(2人計15,000円~)
 - 食事付きプランもあり/飛騨牛の石焼プランが人気

   

■③町家ホテル baison
 [MAPCODE] 70 754 200*28
 (口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から南に1km
 - 料金(1人12,000円、2人計14,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - うだつの町並みの中にあるアンティークな宿

   

■④WASHITA HOUSE
 [MAPCODE] 70 754 029*71
 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に2km
 - 料金(1人7,955円~)
 - うだつの町並みの中にある宿泊施設
 - 【注】駐車場無し(近隣の観光ふれあい広場駐車場利用100円/2時間)
 - 【注】テレビ無し

 

■⑤湯本館
 [MAPCODE] 70 877 183*26
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に4km
 - 料金(2食付き2人計19,600円~)
 - 温泉あり
 - 更にお得な当日限定プランあり(朝食付き2人計15,456円~)  - 飛騨牛付き季節の会席料理と天然岩盤浴が人気

   

■⑥みの観光ホテル
 [MAPCODE] 70 693 079*84
 (口コミ平均3.5点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南に4km
 - 料金(1人6,000円、2人計11,456円~)
 - 夕食付きプランもあり
 - 近辺で宿をお探しの一人旅の方にお勧め

 

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■②料理旅館 いずみ荘

山と川に囲まれたロケーションは「山間の奥座敷」という感じの宿。 料理旅館の名に恥じず、飛騨牛尽くしプラン/天然鮎尽くしプランは絶品。どちらを選ぶか迷ってしまう。

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)