道の駅　白尾ふれあいパーク

道の駅基本情報

駅名	白尾ふれあいパーク(しらおふれあいパーク)
住所	岐阜県郡上市白鳥町恩地11-1
コード	403 497 310*40
駅名の由来	白尾は「白尾山」より。本駅は白尾山の山麓に位置している。 「ふれあいパーク」はふれあいの場を目指す施設等の意味があると思われるが詳細は不明。
施設	物産館、農作物直売所、喫茶店、食事処
休館日	年末年始、火曜日[祝日と重なる場合は翌日]
営業時間	(スタンプ 4月～10月 7:30～17:00、11月～3月 7:30～16:30) (物産館/農作物直売所 4月～10月 8:30～17:00、11月～3月 8:30～16:30) (喫茶店 7:30～16:00)
道の駅の特産品	郡上みそ、郡上そば、郡上そうめん、奥美濃きしめん、奥美濃茶そば、さくら細打ち麺、郡上の赤かぶら、 梅干し、鮎甘露煮、栃の実せんべい、鶏ちゃん、鹿フランク

裏道にある道の駅

　東海北陸自動車道の白鳥ICから県道82号線を北東に3km、岐阜県西部の旧白鳥町(現郡上市白鳥町)に「道の駅　白尾ふれあいパーク」はある。 インターを降りた時点で既に田畑8割/住宅2割の長閑な風景だが、県道を進むにつれて住宅の割合がどんどん減っていく。 本駅周辺は山と川に囲まれた更に長閑な風景。川の向こうの遥か遠くに数軒の住宅が見える程度である。
　沿道の県道82号線、及び県道82号線から分岐する県道316号線はその先数キロで行き止まりになる鉄道で云うところの盲腸線。 「なんでこんなところに道の駅!?」と思ったが、店の方に理由を聞いて納得。 地図上では盲腸線に見える県道316号線だが、実は細い市道でその先が繋がっており、 最終的に国道156号線のひるがの高原方面に抜けることが出来るそうだ。 夏の行楽シーズンの国道156号線は知る人ぞ知る渋滞の名所。 狭い道をガンガン進めるライダーにとって、県道82号線→県道316号線→市道→ひるがの高原のルートは時間短縮のための裏道。 また、適度に勾配とカーブもあり、絶好のツーリングコースにもなっているそうだ。
　私が本駅を訪れたのは好天の7月の土曜日の朝一番。 「今日は忙しくなるぞ」と店の人は笑って話していたが、その言葉の通り、本駅は決して単に辺鄙な場所にある道の駅という訳ではなさそうだ。

郡上の名物を販売

　本駅は農作物直売所を兼ねた物産館、喫茶店、3つの出店から成る道の駅。 各々の施設は小さいが、合計5つの施設があり、楽しみの多い道の駅になっている。
　まず、農作物直売所を兼ねた物産館だが、郡上の特産品を販売。 品数は多くは無いが「郡上みそ」「郡上そば」「郡上そうめん」「奥美濃きしめん」「奥美濃茶そば」 「郡上の赤かぶら」等、郡上の特産品をほぼ揃えている。 物産館の一角には保冷庫が置いてあり、その中で郡上郷土料理の「鶏ちゃん」やジビエ商品の「鹿フランク」も販売。 これらも見落とさずにチェックしたい。 農作物直売コーナーではキュウリ、トマト、ナス、ニンニクなど15種類くらいの地産の農作物を販売している。
　物産館横にある喫茶店は道の駅の開店よりも1時間早い7時30分のオープン。 こちらは施設名の「ふれあいパーク」の名の通り、朝早くから地元の方の集いの場になっている。 喫茶店のモーニングセットは何と200円の低価格。この価格なら毎日でも行きたくなるだろう。 郡上の郷土料理の「奥美濃鶏ちゃん定食(1300円)」もここで味わうことが出来る。

カレーパン、おにぎり、朝定食

　本駅には軽食を提供する3つの出店もある。 物産館に一番近い場所にあるのは「おかあちゃんの店」。 ここでは「飛騨牛カレーパン(400円)」「飛騨牛コロッケ(250円)」「明宝フランク(300円)」等が販売されている。
　その横にあるのは「おにぎり一番」という店。 店名の通りおにぎりが看板商品で「塩おにぎり(200円)」「梅おにぎり(230円)」「鮭おにぎり(250円)」等が販売されている。 おにぎり以外にも「五平餅(300円)」「鹿フランク(450円)」もある。
　物産館から一番遠い場所には「まごころ丼べえの食事処」がある。 ここでは「天丼(800円)」「親子丼(730円)」「ざるそば(800円)」「鶏ごぼう天そば(1200円)」 「朝定食(土日祝の8時～10時限定/500円)」等を味わうことが出来る。
　私は土曜の朝一番の訪問という事もあり「まごころ丼べえの食事処」で朝定食を味わうことにした。 朝定食は白鳥産のコシヒカリ、郡上みそを使った味噌汁、鮭の切り身、小鉢、漬物がセットになったメニュー。 特にお米と味噌汁が美味しかった。 店の方も非常に気さくで話の内容も面白くて興味深い。 地元の方と交流を取りたい方にもこの店はお勧めである。