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(岐阜県の道の駅 no.45)

道の駅 賤母

駅基本情報
駅名 賤母(しずも)
住所 岐阜県中津川市山口1649-3
駅名の由来 駅がある地区の古くからの呼び名より。詳細は本文を参照。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、東山魁夷の博物館
特産品 からすみ、そば饅頭、ごへーもち、いもやこもち、ほうば巻き、大福もち、栗きんとん大福、そば、ワイン、漬物、下駄、木工細工

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長野県から岐阜県に鞍替えした道の駅

中央自動車道の中津川ICから国道19号線を東に17キロ。 インターの近くは住宅や商店が立ち並ぶ都会のドライブだが、ほんの数キロで景色は一変、民家どころか田畑すらない森林の中のドライブとなる。 やがて旧中山道の宿場町「馬籠宿」の看板と共に少しだけ民家が現れ、程なくすると本駅「賤母」に到着する。 本駅は元々、長野県の25番目の道の駅として1994年にオープン、その後、道の駅が位置する旧山口村が岐阜県中津川市に越境合併したため、 2005年に新たに岐阜県45番目の道の駅として登録された。 全国の道の駅の中では唯一、所属の県を鞍替えした道の駅である。 ところで「賤母」という駅名だが、古くから呼ばれるこの地方の名称。「賤(しず)」は「織物を仕事とする女性」、 「喪(も)」は賤の仕事着で赤黄色系の着物を意味する。 秋の紅葉の時期、本地区は「賤が着る喪のような色に染まる」ことから「賤喪」、転じて「賤母」となったらしい。 現在でもその色彩は健在で、紅葉の時期には黄色、赤色に染まる森林の景色を本駅から見ることが出来る。

からすみ、いもやこもち等、伝統の食品を販売

駅施設は物産館、農作物直売所、レストラン、東山魁夷の博物館から成る。 まず、物産館の紹介だが、本駅の物産館には古くからこの地に伝わる、ここでしか買えない商品がいくつかある。 まずは「からすみ」。一般的にはボラの卵巣を塩漬けした商品を思い起こすが、 この地方の「からすみ」は地場産の米を製粉しほんのり甘く仕上げた郷土菓子のこと。 雛祭り等に子供の健やかな成長を願って食べる習慣があるそうだ。 実際に食べてみたが、もちっとした食べ応えのある甘い菓子。普通サイズ(310円)とミニサイズ(180円)の2種類が販売されているが、 ミニサイズでもお腹いっぱいになるくらいのボリュームである。 「いもやこもち」も郷土食。こちらは里芋とお米を練り合わせた商品である。 その他にも、そば饅頭「へぇー」、団子型の五平餅の「ごへーもち」、胡麻と落花生と胡桃を使った「ごへーもちのたれ」、 「ほうば巻き」「大福もち」「栗きんとん大福」が販売されている。 一般的な土産品も多数。蕎麦は「信州そば」など17種類も販売、ワインも「木曽ワイン」「信州ワイン」 「アルプスフルーツワイン」など数多く販売、日本酒も「女城主」「恵那山」「中乗さん」等、 岐阜県産と長野県産の商品を販売している。

レストランでは鹿肉、岩魚、サーモン料理など

レストランでは鹿肉、岩魚、サーモンなど地域の特産品を用いたメニューが並んでいる。 定食メニューでは「鹿肉のロースト定食(1200円)」「岩魚フライ定食(1200円)」等、 丼物では「信州サーモン丼(1100円」「恵那鶏トマト丼(900円)」等が目につく。 カレー、天丼、カツ丼、そば、うどん等のメニューも揃っている。 物産館の横の少し奥に入ったところには東山魁夷の博物館がある。 東山魁夷が風景画家の道を志すきっかけとなったこの地の風景の版画など、500点余りの作品が本館に寄贈され、 その幾つかが展示されている。


道の駅看板

道の駅看板

駅施設

瓦屋根の長屋のような駅施設。中央付近に物産館と農作物直売所、左側にレストランがある。

特産品の説明

物産館内には地域の伝統食材に関する説明がある

からすみ

物産館で販売されている「からすみ」

東山魁夷の博物館

東山魁夷の博物館「心の旅路館」。入場料は320円。

駅から見る木曽川の風景

駅から見る木曽川の風景