道の駅　飛騨たかね工房

道の駅基本情報

駅名	飛騨たかね工房(ひだたかねこうぼう)
住所	岐阜県高山市高根町中洞767-4
コード	509 473 305*60
駅名の由来	「飛騨」は岐阜県北部を表す地域名。「たかね」は市町村合併前の旧村名の「高根村」より。 本駅は元々は飛騨唐辛工房を中心とする道の駅であることから「工房」が駅名に付いている。
施設	物産館、農作物直売所、レストラン
休館日	1/1、火曜日[お盆期間中は営業]
営業時間	4月～10月 9:00～18:00、11月～3月 9:00～17:00 (レストラン 11:00～14:00)
道の駅の特産品	タカネコーン(8月のみ)、タカネコーンアイス、酸菜(すな)、火畑そば、飛騨牛ご飯ダレ、飛騨牛ニンニク肉味噌、 飛騨牛混ぜご飯、飛騨牛角煮、飛騨牛ビーフカレー、信州生そば、御岳そば、霧しなそば、 梅げんこつ、すまはげんこつ、白ごまこくせん、五平餅

とびっきりの田舎の道の駅

　東海北陸自動車道の飛騨清見ICから国道158号線→国道361号線を通って南東に46km、 岐阜県東部の旧高根村(現高山市高根町)に「道の駅　飛騨たかね工房」はある。 私のように関東地方からアクセスする場合の最寄りインターは中央自動車道の伊那IC。 国道361号線を使って北東に81kmも一般道を走ることになる。 81kmという距離も中々だが、それ以上に驚くのは交通量の少なさ。 途中、国道19号線との重複区間(8km)を除くと、すれ違う車ですら珍しい、まさに「孤独のドライブ」になる。
　ただ、こういう道路だからこその利用価値もある。 本駅までのゴール近く、旧高根村エリアに入ると、そこは長距離ランナーの絶好の練習場所。 夏でも涼しく、標高も高いので高地トレーニングエリアとして有名。行き交う車も少なく、ランナーは安心して練習に専念できる。 ただ、ランナーたちも交通量が少なくて油断しているのだろうか、車道に大きくはみ出して走っている場合もあるので要注意。 カーブの先にいきなり目の前にランナーが…というケースもあるので運転には注意されたい。
　本駅周辺も殆ど民家がない長閑な場所。とびっきりの田舎駅と言っても過言は無いだろう。 森林と湖に囲まれた大自然を体感することが出来る。

タカネコーンと酸菜(すな)が特産品

　本駅は元々は飛騨唐辛子工房の生産工場が隣接されていた道の駅。 飛騨唐辛子工房の「うま辛王」が人気商品だったが、2019年に工房が撤退した後は本駅の特産品も様変わりしている。
　現在の本駅の目玉商品はタカネコーン。 メロン並みの平均糖度17%の甘いとうもろこし。旧高根村エリアのみで生産されている幻の商品である。 通販サイトで確認していただければお分かりになると思うが、 8～9月出荷のこの製品に対して予約受付は6月まで。 いかに入手が難しいかを物語っている。 その幻のとうもろこしを本駅では予約無しに購入することが出来る。
　タカネコーンを用いた「タカネコーンアイス」もなかなか素晴らしい。 一口食べただけで穀物系の独特の甘みを感じる。 例えるならコーンスープの甘味を強調してギンギンに冷やした感じ。 と、言うと「うーん、美味しいのか？」と唸ってしまう人もいるかも知れないが、間違いなく美味しいので安心して頂きたい (ちなみに冷やしたコーンスープも意外と美味しいのでお試しあれ)。
　タカネコーンは季節・数量限定のため、年間を通した売り上げNo.1は高根村独特の漬物「酸菜(すな)」。 木曽地方では「すんき」と呼ばれている商品で、塩分を使わず植物性乳酸菌で発酵させた漬物である。 漬物と比較すると少し味が薄い感じがするので(無塩なので当然だが)、蕎麦やピザ、味噌汁等に入れて食べるのがお勧めである。

レストランでは飛騨高山ラーメンなど

　本駅のレストランは麺類、定食が中心のメニュー構成。 人気は「飛騨高山ラーメン(650円)」。鶏ガラのスープに極細ちぢれ麵の典型的な高山ラーメンを安価で味わうことが出来る。 定食類では「飛騨牛コロッケ定食(680円)」が人気のメニュー。 その他「牛皿盛定食(780円)」「焼き魚定食(750円)」「とんかつ定食(800円)」等。 いずれも1000円以内で味わうことが出来るのが嬉しい。
　外の出店では「牛串焼き(450円)」を販売。少量ながら飛騨自慢の飛騨牛をストレートに味わうことが出来る。 また出店では「五平餅」「ソフトクリーム」も味わうことが出来る。