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(岐阜県の道の駅 no.25)

道の駅 飛騨街道 なぎさ


道の駅基本情報
駅名 飛騨街道 なぎさ(ひだかいどう なぎさ)
住所 岐阜県高山市久々野町渚2685
コード 509 305 400*70
駅名の由来 「飛騨街道」は江戸時代以前に美濃加茂市から高山市までを結んだ街道の名称。おおよそ現在の国道41号線と同じルートとなる。 「なぎさ」は地名の「渚」より。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン
休館日 1/1、1月~3月の水曜日
営業時間 8:30~17:00
(レストラン 8:30~16:00)
道の駅の特産品 なぎさトマトジュース、なぎさりんごジュース、なぎさりんごジャム、なぎさ桃ジャム、りんごのげんこつ、 にこにこ農園のトマトジュース、りんご羊羹、白桃羊羹、飛騨りんごゼリー、飛騨牛黒カレー、黒豆茶、 きのこしぐれ、姫竹ごはん、鮎のぼっか煮、岩魚のぼっか煮、ニジマスのぼっか煮、栗蒸しきんつば、高山ラーメン各種

「猪」と間違えた? 地名「渚」の謎

 高規格道路の高山清見道路(国道158号線バイパス)の高山ICから国道41号線を通って南に23km、 岐阜県北東部の旧久々野町(現高山市久々野町)に「道の駅 飛騨街道なぎさ」はある。 道中はインターを降りて約5kmは高山市の中心市街地のドライブ。 ただ、そこを抜けると約9割は山林の中のドライブになる。 かなり単調な景色だが、所々で見える飛騨川とJR高山本線の姿は一服の清涼剤。 やがて、蛇行する飛騨川と直線的に走る高山本線に切り取られた狭い三角地帯に本駅が見えてくる。

道の駅 | 飛騨街道なぎさ | 道の駅看板
道の駅看板
 本駅で気になるのは「なぎさ」という駅名。 本駅周辺の地域名の「渚」から付けられた名称だが、そもそも海とは縁遠いこの山の中でなぜ「渚」なのか?
 諸説あるようだが、過去に地域名を決定する際、 この辺りを管轄する首長が「ここは猪がたくさん出没するから、地名は『猪』にしよう」としたのが始まり。 ただ、役所に地名の届け出をする際「猪」と言う字を間違えて「渚」にしてしまったという説が有力だそうだ。
 なんともおっちょこちょいなミスだが、今考えてみると結果オーライ。 駅名「飛騨街道いのしし」よりも「飛騨街道なぎさ」の方が断然魅力的だろう。 おっちょこちょいな当時の首長に乾杯である。

道の駅 | 飛騨街道なぎさ | 駅施設
森と川に挟まれた駅施設

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ひだ桃源郷の特産品を販売

 本駅は物産館農作物直売所レストランから成る道の駅。 その他、私が訪れた日は休業だったが、飛騨牛串焼きを販売する出店(おそらく土日祝のみ営業)もある。

 まずは本駅の中心施設となる物産館から紹介したい。 物産館では目測でおよそ1000種類位の商品を販売。 規模としては道の駅としては平均的。田舎であるこの立地を考えると中々の品揃えと言えるだろう。
 物産館の入り口付近では「ひだ桃源郷」と銘打った本駅のオリジナル商品を販売。 実は旧久々野町域では「ひだ桃源郷」と称して町興しを展開しており、 ひだ桃源郷くぐの観光協会員が開発した商品を本駅で販売している。
 販売されているひだ桃源郷の商品は「なぎさトマトジュース」「なぎさりんごジュース」「なぎさりんごジャム」 「なぎさ桃ジャム」「にこにこ農園のトマトジュース」「りんご羊羹」「白桃羊羹」「飛騨りんごゼリー」の8種類。 特に「なぎさトマトジュース(250円/180ml、900円/1000ml)」は本駅で生産されたオリジナル商品。 地産の桃太郎トマトを100%使用しておりとても濃厚。酸味の中にもトマト独特の甘味を味わうことが出来る。

道の駅 | 飛騨街道なぎさ | なぎさトマトジュース
なぎさトマトジュース(180ml入りで250円)。 物産館の奥にある冷蔵庫の中でも販売しているので、すぐに飲む方は冷蔵庫の商品を選びたい。
 物産館の奥に進むと飛騨地方の特産品が多数販売されている。 目に付く商品は「ぼっか煮」。ぼっか煮とは飛騨地方の郷土料理で川魚を素焼きにして醤油、砂糖、酢で長時間煮た甘露煮。 本駅ではあまご、鮎、岩魚、ニジマスの4種類のぼっか煮が販売されている。
 また、飛騨と言えば飛騨牛。「飛騨牛しぐれ煮」「飛騨牛黒カレー」も本駅の人気商品。 高山ラーメンも目に付く存在で「麺屋しらかわラーメン」「老田屋ラーメン」等、15のメーカーの高山ラーメンが販売されている。 その他にも岐阜県名物の「栗蒸しきんつば」、飛騨の幸を使った「黒豆茶」「きのこしぐれ」「姫竹ご飯」等も販売されている。

道の駅 | 飛騨街道なぎさ | ひだ桃源郷特産品コーナー
物産館の入り口付近には「ひだ桃源郷特産品コーナー」がある
道の駅 | 飛騨街道なぎさ | 黒胡麻こくせん
飛騨の駄菓子も販売(写真はモンドセレクション金賞の「黒胡麻こくせん」)

飛騨牛陶板焼きが名物のレストラン

 本駅のレストランは4つの定食と18の単品から成るメニュー構成。 中でも飛騨牛陶板焼きを味わう2つの定食「まほろば定食(2200円)」と「飛騨牛定食(1760円)」が人気になっている。 「飛騨牛定食」は飛騨牛陶板焼きに炊き込みご飯・麺類・小鉢・漬物が付いたもの。 「まほろば定食」は更に天ぷらが付いたもの。ボリューム満点、食べ応えのある料理になっている。 2つの定食に付く麺類は「縄文うどん」と「山菜そば/うどん」のどちらかを選択可能。 これら2つも本駅の名物であり、それぞれ単品でも注文可能になっている(共に660円)。
 その他、久々野産トマトを用いた「ミートスパゲティ(サラダ付き770円)」、 三角地帯に位置する道の駅の形状を模した「飛騨牛カレー(サラダ付き770円)」、 エビ天ぷらが乗った「天ぷらそば/うどん(715円)」等を提供。 おもちゃとりんごジュースが付いた「お子さまランチ(880円)」もある。
 屋外にある出店「飛騨牛串焼」は牛串と焼き鳥を提供。 「飛騨牛串」は1本500円、焼き鳥は1串180円で味わうことが出来る。

道の駅 | 飛騨街道なぎさ | レストラン
レストランでは飛騨牛陶板焼きを味わう「まほろば定食」と「飛騨牛定食」が人気
道の駅 | 飛騨街道なぎさ | 飛騨牛串焼の出店
私が訪れた日は休業日だったが飛騨牛串焼の出店もある

【その他の道の駅はこちらから】

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「道の駅 飛騨街道なぎさ」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①旅館 富士屋<岐阜県>
 [MAPCODE] 509 452 429*45
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北に7km
 - 料金(朝食付き2人計11,820円~)
 - 🐶ペット可[要問合せ]

 

■②お宿 西本館
 [MAPCODE] 509 453 571*13
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北に7km
 - 料金(1人5,000円、2人計9,092円~)
 - 食事付きプランもあり

 

■③プチホテル ホワイトルンゼ
 [MAPCODE] 711 537 190*08
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北西に13km
 - 料金(2食付き2人計26,000円~)

 

■④民宿 赤かぶ
 [MAPCODE] 361 835 392*43
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に16km
 - 料金(2食付き1人計8,000円、2人計15,600円~)
 - 2人以上は素泊まりプランもあり[2人計10,000円~]
 - 明治2年築の古民家を改修した宿
 - 宿主による紙切り芸が見もの

 

■⑤飛騨高山 天然自家温泉 臥龍の郷
 [MAPCODE] 191 046 100*74
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北西に13km
 - 料金(1人5,455円、2人計10,910円+[入湯税150円/人]~)
 - (飛騨高山)温泉あり/食事付きプランもあり
 - 🐶ペット可のプランあり(1人6,364円、2人計12,728円+追加料金[880円/頭]+[入湯税150円/人])

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)