(岐阜県の道の駅　no.08)

道の駅　奥飛騨温泉郷上宝

駅基本情報
駅名	奥飛騨温泉郷上宝(おくひだおんせんごうかみたから)
住所	岐阜県高山市奥飛騨温泉郷田頃家11-1
コード	620 885 404*26
駅名の由来	「上宝」は市町村合併前の旧村名の上宝村より。上宝村は平湯温泉などの5つの温泉地があり、通称「奥飛騨温泉郷」と呼ばれている。
施設	物産館、農作物直売所、食事処(2ヶ所)、オートキャンプ場
休館日	3/31、9/30 (食事処たぬき火曜日[祝日と重なる場合は翌日]) (食事処いちすけ水曜日[祝日と重なる場合は翌日])
営業時間	9:00～17:00[11月～3月は16:30まで] (食事処たぬき 10:30～17:00[11月～3月は11:00～14:00]) (食事処いちすけ 10:00～19:00[11月～3月は11:00～17:00])
特産品	山椒クッキー、完熟赤山椒、奥飛騨山椒入り焼き肉のたれ、奥飛騨山椒ドレッシング、えごまクッキー、奥飛騨えごまドレッシング、飛騨牛乳、飛騨酪農飲むヨーグルト、トマトジュース、飛騨高山銘菓「飛騨の語り部」、飛騨宿儺(すくな)かぼちゃスイートポテト、茎わさび、わさび漬け

オートキャンプ場併設の道の駅

　東側からアクセスする場合は長野自動車道の松本ICから国道158号線→国道471号線を通って西に57km、西側からアクセスする場合は東海北陸自動車道の飛騨清見ICから国道158号線→国道471号線を通って北東に62km、岐阜県北東部の旧上宝村(現高山市)に本駅「奥飛騨温泉郷上宝」はある。本駅に向かう際、果てしない距離の下道ドライブも注意点だが、東から向かう場合は避けては通れない安房トンネルにも要注意。通行料金が普通車でも730円掛かり、事前に知らないと意外とショックを受ける。ついでにもう一つ注意点を挙げると、本駅は「奥飛騨温泉郷」と名が付いているが、温泉施設は無いので要注意。一応、併設のオートキャンプ場内には温泉施設があるが、オートキャンプ場利用者以外は利用できない。ただ、周辺には栃尾温泉、新穂高温泉の立ち寄り湯が30近くあるので、温泉目当てに本駅を訪れるのも「あり」だろう。
　本駅はオートキャンプ場を併設する道の駅。というよりは、オートキャンプ場がメインで道の駅が付帯施設のような感じの施設構成。最近のキャンプブームはすさまじく、こんな交通の便の悪い本キャンプ場にも大勢の客が訪れる。道の駅の各施設にもキャンプ場利用者でいっぱい。周囲の長閑な風景とは裏腹に、賑わいを見せる道の駅である。

山椒とえごまが特産品

　本駅は物産館と食事処(2つ)から成る施設構成。物産館の中で小規模ながら地産の農作物も販売している。物産館内で販売されている商品の種類は60～70種。田舎にある道の駅としては平均的な規模と言えるだろう。
　まず物産館の紹介だが、入口を入ってすぐの一番目立つところにあるのは「地元特産品コーナー」。ここで上宝村特産の山椒とえごまを使った商品が多数販売されている。目に付く商品は「山椒クッキー」「奥飛騨山椒入り焼き肉のたれ」「完熟赤山椒」「奥飛騨山椒ドレッシング」「えごまクッキー」「えごまパウダー」「奥飛騨えごま醤油ドレッシング」等。私はこの中から「山椒クッキー(367円)」を購入。クッキー自体は甘いが、山椒の粒が舌先に触れるたびにピリリと舌先がマヒする感覚。この感覚は私にとっては初めてで、クセになりそうな食感である。
　店の奥に進むと飛騨高山の銘菓が勢揃い。上皇后美智子さまがお気に入りと噂の飛騨高山銘菓「飛騨の語り部」、干し柿を使用した「柿こがね」「飛騨やま柿」、飛騨特産の「宿儺(すくな)かぼちゃ」を用いた「飛騨宿儺かぼちゃスイートポテト」等が販売されている。また、「飛騨牛乳」「飛騨酪農飲むヨーグルト」も人気の商品。「赤かぶらの漬物」「わさび漬け」「朴葉みそ」「栃の実せんべい」も本駅の特産品である。

食事処では岩魚焼きや鶏ちゃん等

　本駅の食事処は「たぬき」と「いちすけ」の2つ。どちらの店でも飛騨地方ならではの食事を味わうことが出来る。
　食事処「たぬき」の名物は3つの丼物メニュー。「鶏ちゃん定食(850円)」「カルビ丼(900円)」「飛騨牛牛丼(900円)」はいずれも飛騨地方ならではの料理。飛騨牛を使った「カレーライス(900円)」もある。「山菜そば/うどん(700円)」等の麺類も味わうことが出来る。
　もう一つの食事処「いちすけ」は岩魚を使った川魚料理が名物。「岩魚塩焼定食(1200円)」「岩魚刺身定食(1500円)」「岩魚甘露煮定食(1200円)」「岩魚南蛮漬け定食(1200円)」等を味わうことが出来る。こちらの店でも麺類も販売。「奥飛騨ラーメン(600円)」「天ぷらうどん/そば(600円)」等を味わうことが出来る。