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(岐阜県の道の駅 no.07)

道の駅 白山文化の里長滝

道の駅基本情報
駅名 白山文化の里長滝(はくさんぶんかのさとながたき)
住所 岐阜県郡上市白鳥町長滝402-19
コード 403 610 366*24
駅名の由来 本駅が位置する旧白鳥町長滝地区は白山信仰とかかわりが深い土地であることから。 なお、本駅は2018年6月より旧駅名「白鳥」から現駅名へ名称変更した。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、白山文化博物館、白山瀧宝殿、長良川あゆパーク
休館日 年末年始、火曜日[祝日と重なる場合は翌日]
(長良川あゆパーク 9月~11月第1週の土日祝のみ営業)
営業時間 8:30~17:00[スタンプは24時間押印可]
(レストラン 9:00~16:30)
(白山文化博物館 9:00~16:00)
道の駅の特産品 長良乙女(鮎の燻製/塩焼き)、鮎めんたい、鮎ラーメン、鮎姿飯の素、郡上鮎パイ、鶏ちゅん、鶏ちゃん味噌、 郡上みそ、朴葉みそ、郡上田舎そば、奥美濃そば、飛騨高山ラーメン、ごま味噌ドレッシング、 食品サンプルのストラップ/キーホルダー/マグネット

霊峰「白山」へ続く道

 東海北陸自動車道の白鳥ICから国道156号線を北に7km、 岐阜県北西部の旧白鳥町(現郡上市白鳥町)に「道の駅 白山文化の里長滝」はある。 元々は旧町名と同じ「白鳥」という駅名で1994年にオープンした古参の道の駅。 白鳥町が日本三霊山の一つの白山文化が根付いている町であること、 及び、かつて白山登拝者の拠点となっていた長滝白山神社が存在することをよりアピールするために、 2018年8月に現駅名の「白山文化の里長滝」に変更された。
 本駅は白山登頂を目指す登拝道の一つ「美濃禅定道」の起点に立地。 現在は本駅を起点に白山登頂を目指すのは非現実的だが、 本駅から23km北西に進んだ石徹白登山口(駐車場有り)から白山登山を目指すのも面白そう。 ただ、登山のための本格装備と登山届提出は必須。 白山(別山)頂上までの往復距離は21kmで、登山家に言わせれば「中級向き」だそうだが、 遭難の危険性もあるので軽い気持ちで登頂を目指すのは控えなければならない。
 わざわざ登山をしなくても本駅で白山文化に触れることも可能。 本駅には白山文化館、白山瀧宝殿(いずれも有料施設)があり、 パネルで、映像で、音響、文化財で白山文化の今昔を感じることが出来る。

施設内では鮎三昧

 本駅は物産館、農作物直売所、レストランから成る道の駅。 更に有料施設の白山文化館、白山瀧宝殿も併設している。 全国各地の道の駅と比較すると施設規模は平均的だが、大自然の中という立地を考えると十分過ぎるくらいの立派な施設。 訪れる客も田舎の道の駅の割にはかなり多い印象を受ける。
 販売されている物産品から見る本駅の特徴は「鮎」。 本駅のすぐ横は長良川(上流域)が流れており鮎の宝庫。 物産館では鮎を使った商品が数多く並んでいる。 特に目に付く商品は「長良乙女」と呼ばれる若鮎。 成熟した鮎は骨が固くなり丸ごと食べることは困難だが、 「長良乙女」は成熟前の若鮎を商品化したもの。 丸ごと食べることによりカルシウムの摂取も可能である。 鮎をピリ辛の明太子風に仕上げた「鮎めんたい」も人気の商品。 その他、鮎料理の定番の「鮎塩焼」「鮎一夜干し」「子持ち鮎の燻製」も販売されている。 少し捻りを加えた「鮎ラーメン」「鮎姿飯の素」、鮎エキスがたっぷり入った「郡上鮎パイ」もある。
 道の駅レストランでも鮎料理が人気。 「里川鮎懐石(3500円)」は鮎焼き、鮎煮物、鮎揚げとまさに鮎三昧のメニュー。 少し量を控えめにした「里川鮎懐石ミニ(2000円)」もある。 一品料理では「小鮎揚げ丼(850円)」「鮎釜めし(1000円)」「鮎塩焼き(750円)」「鮎干物手前焼き(750円)」を販売。 地元学生が考案した「里川鮎春巻き懐石ミニ(2000円)」もある。 鮎料理以外にも飛騨名物の「鶏ちゃん」や蕎麦も味わうことが出来る。

映像と音響で感じる白山文化

 有料施設の白山文化博物館と白山瀧宝殿は共に白山文化を知るための施設。 入場料は両館共に320円、2つの博物館を見学可能な共通券は540円。 白山文化に興味がある方なら充分に入館料分の価値はあるだろう。
 物産館から歩いて5分位のところにある白山文化博物館は白山文化の基礎を知ることが出来る施設。 受付で入館料を払うと、まずは映像ルームに案内されて、ナレーション無し、字幕無しの映像を約15分見ることになる。 映像の内容は山奥の山林の四季の移り変わりの映像。 新緑、紅葉、豪雪、雪解けの美しい映像、鳥や獣たちの鳴き声などを楽しむことが出来る。 ナレーションが無いためこの映像が何を表しているのか今一つ分からないが、 おそらくこの映像は白山登拝道の美濃禅定道。美濃禅定道の四季の映像で白山文化を伝えようとしているのだろう。
 映像を見終えた後は館内の展示物を見学。 インフォメーションプラザには美濃禅定道を始めとする白山へ至る3つの禅定道に関するパネルを展示。 その奥の文化財展示室には国の重要文化財を3つ、県の重要文化財を1つ展示している。 もう一つの有料施設「白山瀧宝殿」は物産館から歩いて10分の距離。ここにも国の重要文化財が展示されている。

鮎と触れ合う「長良川あゆパーク」

 本駅のもう一つの楽しみは鮎と触れ合う「長良川あゆパーク」。 入場は無料だが、各種体験ごとに料金が発生する仕組みになっている。
 無料で楽しむことが出来るのはクイズラリーとミニ水族館の見学。 その他は「釣り堀体験(500円+釣った魚1匹ごとに500円)」「魚のつかみ取り体験(500円+捕まえた魚1匹ごとに500円)」 「魚すくい体験(500円+捕まえた魚1匹ごとに500円)」。 釣った(捕まえた/すくった)魚は焼いて食べることができる。
 また、鮎にあまり関係はなさそうだが「ネームプレートキット作成体験」「食品サンプルキット作成体験」も可能である。 どちらかというと小学生向けという感じがする施設なので、親子連れで楽しむのが良さそうだ。



道の駅 | 白山文化の里長滝 | 道の駅看板

道の駅看板

道の駅 | 白山文化の里長滝 | 駅施設

物産館、農作物直売所、レストランが入る駅施設

道の駅 | 白山文化の里長滝 | 物産館入口

物産館の入り口付近

道の駅 | 白山文化の里長滝 | レストラン

レストランでは鮎料理が人気

道の駅 | 白山文化の里長滝 | 白山文化博物館

有料施設の白山文化博物館。残念ながら館内は写真撮影禁止。

道の駅 | 白山文化の里長滝 | 長良川あゆパーク

鮎と触れ合うことが出来る体験施設の「長良川あゆパーク」

道の駅 | 白山文化の里長滝 | 長良川

駅横は長良川の上流域。川遊びが可能。(晴天だった2008年8月に撮影したもの)

「道の駅 白山文化の里長滝」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①奥美濃園
 [MAPCODE] 403 609 809*83
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北に400m
 - 料金(1人6,500円、2人計12,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 創作イタリアンが評判の宿

   

■②浅野屋料理旅館
 [MAPCODE] 403 463 851*50
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に5km
 - 料金(4,455円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 6月から10月までは夕食に名物の鮎料理を提供

 

■③宿Cafeレンタル 小左エ門
 [MAPCODE] 403 705 477*26
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に7km
 - 料金(4,091円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 2食付きでも6,819円~の格安の宿

   

■④天然温泉露天風呂全室完備 満天の宿
 [MAPCODE] 403 757 496*23
 (口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から北に10km
 - 料金(2食付き2人計50,181円~)
 - 温泉あり/全客室露天風呂付
 - 本格懐石料理が評判

   

🐶ペット旅

■⑤和み舎せせらぎ
 [MAPCODE] 403 373 576*50
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に8km
 - 料金(1人20,910円、2人計21,820円~)
 - 食事付きプランもあり
 - ペット可[追加料金+2,000円]
 - 1棟貸しのコテージ/全棟ドッグラン完備

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)