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(岐阜県の道の駅 no.01)

道の駅 美並

道の駅基本情報
駅名 美並(みなみ)
住所 岐阜県郡上市美並町上田2605
コード 289 383 646*51
駅名の由来 市町村合併前の旧村名の美並村より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、ソフトクリーム売店
休館日 12/31、1/1
営業時間 8:00~18:00[11月~2月は17:00まで]
(レストラン 8:00~17:00[11月~2月は16:00まで])
道の駅の特産品 くるみわらび餅、抹茶わらび餅、郡上みそ、朴葉みそ、郡上飴、明宝ハム、鶏ちゃん、ブルーベリーソフトクリーム、 郡上駄菓子、関牛乳生クリームキャラメル、関牛乳サブレ、バカタレ、郡上赤かぶら、鮎の塩焼き、 飛騨牛コロッケ、美並の円空仏、ミニ円空

30年前の日本の人口重心の地

 東海北陸自動車道の美並ICから国道156号線を南に8km、或いは東海北陸自動車道の美濃ICから国道156号線を北に12km、 岐阜県南部の旧美並村(現郡上市美並町)に「道の駅 美並」はある。 どちらの方角から訪れても道中は長良川に沿ったドライブ。 実際には川と道路の間に木々が茂っており川を見ながらのドライブとは行かないが、 所々に木々が途切れる箇所があり、その場所では長良川の豪快な流れを見ることが出来るだろう。
 旧三並村は過去に日本の人口重心となった場所。 人口重心を言葉で説明するのは難しいが、イメージで説明するなら日本地図を板に例えて、 その板の上に住所に応じて人を配置し(1.3億人分)、ちょうど釣り合いが取れる場所が「人口重心」となる。 実は総務省から国勢調査毎に発表されている公式の情報。 人口重心になった記念事業として作られたのが本駅、及び、美並IC近くにある「日本真ん中センター」である。
 ただ、人口重心は人の移動により変化するもの。 1980年から1995年まで美並村は日本人口重心地の称号を保っていたが、現在は美並村から5km程東の旧武儀町(現関市)に移動。 「日本真ん中苑」と銘打たれた本駅も真ん中では無くなってしまった。
 それでも、本駅は道の駅が少ない国道156号線の美濃地区では有難い存在。 ドライバーにとっては貴重な休憩所になっている。 もう一つの記念事業の「日本真ん中センター」の是非はともかく、本駅は日本重心地から外れた現在でも利用価値の高い施設になっている。

郡上の特産品と円空仏

 本駅は物産館、農作物直売所、レストラン、ソフトクリーム売店から成る道の駅。 施設規模としては全国の道の駅と比べてやや小規模だが、本駅はまだ道の駅が賑わいの拠点などという発想が無かった1993年のオープン。 時代背景を考慮すれば十分に立派な施設と言えるだろう。
 道の駅の物産館では郡上の特産品を販売。「くるみわらび餅」「抹茶わらび餅」「郡上みそ」「朴葉みそ」「朴葉すし」 「郡上飴」「郡上赤かぶら」「郡上駄菓子」等が販売されている。 近隣市町村の特産品も本駅で販売。関市からは「関牛乳生ソフトクリームキャラメル」「関牛乳サブレ」等が、 岐阜市からは「バカみたいにうまいタレ(略して"バカタレ")」等が販売されている。
 店の一角には総菜コーナーもある。 ここでは「飛騨牛コロッケ(180円)」「明宝フランク(250円)」「五平餅(250円)」「カツサンド(380円)」 「おにぎり(2個入り280円)」等を販売。特に地元の高校生の間で人気になっているようだ。
 美並村ならではの特産品を挙げるなら「円空仏」。 円空は江戸時代前期の仏師で美並村の出生(出生地に関しては諸説あり)。 生涯に約12万体の仏像を彫ったと言われている。その仏像が「円空仏」。 さすがに本駅で販売されている円空仏はレプリカと思われるが、高さ20cm位の円空仏が7000円。 この値段はもしかして本物?…いや、もし本物ならもっと高いか。 まあ、購入される方は店員に本物かレプリカか確認する方が良いだろう。 円空仏の横には高さ5cm位の「ミニ円空」が販売されている。 こちらは一体800円。確実にレプリカと思われるが、円空仏に興味のある方は如何だろうか。

後味スッキリのブルーベリーソフト

 本駅の「食」の施設は「レストラン美並」が中心。麺類中心のメニューだがカレー、定食類も提供されている。 うどん類では「かけうどん(600円)」「きつねうどん(700円)」「山菜うどん(700円)」「天ぷらうどん(800円)」 「えび天うどん(900円)」等を提供。そば類はうどんメニューと同じ構成だがうどんより100円高い(たとえば「かけそば」は700円)。 「高山ラーメン(800円)」等、ラーメンも販売されている。 その他、ご飯物では「カレーライス(800円)」「唐揚げ定食(980円)」「とんかつ定食(1080円)」 「鶏ちゃん定食(1080円)」等を味わうことが出来る。
 レストランの横にある出店ではソフトクリームを販売。 バニラ、メロン、ブルーベリーといった定番のソフトクリームの他に、異彩を放つモロヘイヤソフトも販売されている。 ただ、一番人気はブルーベリーということなので、私もブルーベリーソフトを購入して食べてみた。 この店のブルーベリーソフトの特徴はソフトクリームの滑らかな味。 ペースト状のブルーベリーの酸味と合わさって舌触りの良い味になっている。 もう一つの特徴はソフトクリームの下にコーンフレークが敷き詰められていること。 ソフトクリームだけだと完食後に舌に甘味が後味として残るが、 最後にコーンフレークを食べると不思議と後味は残らない。 甘い余韻を楽しみたい…という方もいるかも知れないが、個人的には甘い余韻はあまり嬉しくない。 コーンフレークを下に敷いた工夫は中々のものと感心してしまった。 なお、ブルーベリーソフト以外はカップではなくコーンにすることも可能。 ブルーベリーは450円、その他のソフトは400円で味わうことが出来る。


道の駅 | 美並 | 道の駅看板

道の駅看板。愛称は「日本真ん中苑」。

道の駅 | 美並 | 駅施設

駅施設。左側に物産館と農作物直売所、真ん中にレストラン、右側に休憩所がある。

道の駅 | 美並 | 朴葉すし

物産館では郡上の特産品を販売(写真は「朴葉すし」)

道の駅 | 美並 | ソフトクリームの出店

ソフトクリームの出店がある

道の駅 | 美並 | ブルーベリーソフトクリーム

出店で人気の「ブルーベリーソフトクリーム(450円)」。下部に敷かれているコーンフレークのおかげで後味スッキリ。

道の駅 | 美並 | 道の駅から見る長良川

道の駅から見る長良川。降りて川遊びをすることもできる。 但し、急流なので流されないように注意が必要。

「道の駅 美並」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①湯本館
 [MAPCODE] 70 877 183*26
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に6km
 - 料金(2食付き2人計19,600円~)
 - 飛騨牛付き季節の会席料理と天然岩盤浴が人気

   

■②民宿 やいち
 [MAPCODE] 289 625 258*73
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北に9km
 - 料金(2人計14,400円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 近隣の温泉利用券付き

 

■③フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜美濃
 [MAPCODE] 70 784 089*26
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に9km
 - 料金(1人14,300円、2人計14,300円~)
 - 2020年10月オープンの新しいホテル
 - 【注】現地精算はクレジット決済のみ

   

■④料理旅館 いずみ荘
 [MAPCODE] 70 814 093*06
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に10km
 - 料金(2人計15,000円~)
 - 食事付きプランもあり/飛騨牛の石焼プランが人気

   

■⑤ゲストハウス 笑び
 [MAPCODE] 289 317 881*78
 (口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に13km
 - 料金(1人3,182円~)

   

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■④料理旅館 いずみ荘

山と川に囲まれたロケーションは「山間の奥座敷」という感じの宿。 料理旅館の名に恥じず、飛騨牛尽くしプラン/天然鮎尽くしプランは絶品。どちらを選ぶか迷ってしまう。

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)