(長野県の道の駅 no.53)
道の駅 和田宿ステーション
駅名 | 和田宿ステーション(わだじゅくステーション) |
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住所 | 長野県小県郡長和町和田2834-5 |
コード | 468 445 329*08 |
駅名の由来 | 道の駅登録前の施設名「信州・長和町 和田宿ステーション」を継承。 この地は中山道の第28番宿場の和田宿の跡地にあたり、現在は歴史の道として国の史跡指定を受けている。 |
施設 | 物産館、農作物直売所、レストラン |
休館日 | 12月~7月の月曜日 (レストラン 無休) (対岸の温泉/食堂 月曜日[祝日と重なる場合は営業]) |
営業時間 | 12/29~1/4、4月~10月 8:00~17:00、11月~3月 8:30~16:30 (レストラン 10:00~19:30) (対岸の温泉 10:00~20:30) (対岸の食堂 11:30~14:00、17:00~19:30) |
道の駅の特産品 | 百花蜜の蜂蜜、ジャム各種(ブルーベリー/杏子/クラブアップル/いちご)、りんごプレザーブ、野沢菜、 生そば、信州そばつゆ、行者にんにく醤油、ごま&クルミたっぷりドレッシング、和田峠黒耀石、 黒耀石キーホルダー、黒耀石ストラップ、長門牧場アイスクリーム |
旧施設をそのまま道の駅に登録
長野自動車道の岡谷ICから国道20号線→国道142号線を通って北東に25km、
或いは中部横断自動車道の佐久南ICから国道142号線を通って南西に29km、
長野県東部の長和町に「道の駅 和田宿ステーション」はある。
岡谷方面から本駅に向かう方には朗報がある。
今までは本駅に向かう新和田トンネルは通行料630円の比較的高い有料道路だったが2022年4月より無料開放。
本駅に向かう利便性が大いに高まった。
なお、本駅は2023年2月登録の新しい道の駅だが、24時間トイレを除けばほぼ旧施設をそのまま流用したもの。
新しい道の駅と思ってピカピカの建物をイメージして訪れると、確実に裏切られるのでその点は要注意である。
さて、本駅を一言で言い表すとしたら「古き良き時代の道の駅」。
最近の道の駅は採算を意識して「いかに商品を売るか」に重きを置く道の駅が多いが、
本駅はあまり採算を意識しているような感じはしない。
販売している特産品や農作物の数は少なく、また、本駅ならではの目玉商品も無いような気がする。
まあ、実際には採算を意識していないことは無いと思うが、
昔の道の駅に見られた「道の駅自体は赤字でも地域に立ち寄るきっかけになれば…」ということに重きが置かれているような気がする。
実際、本駅の近くには温泉施設の「ふれあいの湯」、国史跡の「和田宿本陣」がある。
本駅を訪れた際は本駅だけではなく、周辺の観光施設も訪れればより楽しみが増すに違いない。
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和田峠産の黒耀石を販売
本駅は農作物直売所を兼ねた物産館とレストランから成る施設構成。
物産館は売り場スペースは広いが品数は少なく、全般的にゆったりとした印象。
その分、悠々と買い物を楽しむことが出来る。
物産館では長和町産の素朴な特産品を主に販売。
百花蜜の蜂蜜、フルーツジャム各種(ブルーベリー/杏子/クラブアップル/いちご)、野沢菜などが販売されている。
また、信州と言えば「そば」。本駅でも「生そば」と「信州そばつゆ」が販売されている。
「くるみ」も長和町の特産品であり、くるみがたくさん入った「ごま&クルミたっぷりドレッシング」も販売されている。
もう少し現代風の洗練された商品をお求めの方には「りんごプレザーブ」「長門牧場アイスクリーム」もある。
ここまでを読んで頂いて「産地こそ地元の長和町だけど、長和町ならではの商品が無さそう」と感じた方もいるかも知れない。
実は本駅には、本駅でしか販売されていない、とっておきの特産品がある。
それは「和田峠の黒耀石」。
「黒耀石」とはマグマが地表に出て急激に冷やされ固まった事によりできたガラス質の鉱物。
真っ黒で裂けるように割れる特徴があり、古くは石材に、現在にはオブジェとして重宝されている。
和田峠の黒耀石は国内屈指の良質な石質になっていると評判である。
本駅の物産館では和田峠の黒耀石を販売。
ただ、その価格は8cm四方で10,000円と高価。
黒耀石の破片をプラスティックでコーティングしてキーホルダーやストラップにした商品は1つ410円で販売されているので、
本駅訪問の記念に購入してみるのは如何だろうか。
続いて本駅のレストランだが、麺類、定食、カレー、飲み物、ソフトクリームを提供。
名物メニューは信州くるみが入った「ざるくるみそば(750円)」。
「天ざるそば」「山菜そば/うどん」「生姜焼き定食」「天ぷら定食」等も味わうことが出来る。
「長門牧場のソフトクリーム(400円)」もここで販売されている。
川の対岸には「ふれあいの湯」
本駅は道の駅単体では少し地味な感じがするが、本駅から川を挟んだ対岸には温泉「ふれあいの湯」がある。
道の駅からは直線距離なら300m程度だが、道の駅と温泉施設を直接つなぐ橋は存在しないのが少々残念。
少し離れた橋を使って対岸に渡ることになるが道なりで約2kmの距離。
それでも車を使えばあっという間に到着する。
対岸の「ふれあいの湯」の利用料金はまあまあ格安の600円。
ただ、更衣室内には無料の鍵付きロッカーは無く、貴重品BOX(無料)と有料ロッカー(100円)が代わりに置かれている。
私は心配性なので鍵付きロッカーが無い場合は有料ロッカーを使用するため実質は700円。
ただ、有料ロッカーが更衣室の外にあるため服はロッカーに預けることは不可能。
まあ、実際にはわざわざ服を盗む人はいないと思うので、問題は無いかも知れないが、
旅の途中では服といえども盗まれるとダメージは大きい。
館内には「盗難は当館では責任を取りません」という張り紙が掲示されているが、
そんな掲示を出すなら「盗難されない仕組みを真剣に考えて欲しい」と思ってしまう。
と、文句を言ってしまったが、温泉施設自体は中々のもの。
内湯2つと露天風呂1つがあり全て源泉掛け流し。
露天風呂からの景色も絶景で見下ろせば依田川の流れ、見上げれば美ヶ原の山々を見ることが出来る。
温泉施設の真横には「ふれあい食堂」がある。
ここでは定食類、丼物、麺類を提供。
名物は「とんかつ定食(950円)」でプラス250円で地元名物の上田太郎ポークに変更することもできる。
その他「鶏唐揚げ定食(850円)」「焼き魚定食(850円)」「ソースカツ丼(850円)」「焼肉丼(750円)」
「山菜そば/うどん(650円)」「醤油ラーメン(650円)」等も味わうことが出来る。
近隣のお勧め宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①旧旅籠 おやど和田宿
[MAPCODE] 468 445 626*36
(口コミ平均4.9点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北に400m
- 料金(1棟58,000円~/10人まで宿泊可能)
- 完全無人の民宿(本人確認のための写真と証明書の登録が必要)
- BBQセットのレンタルあり
■②民宿みや
[MAPCODE] 85 210 199*43
(口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北東に6km
- 料金(1人7,273円、2人計13,638円~)
- 食事付きプランもあり
- 玄米保冷の土鍋炊きご飯が好評
■③ツーリスト 美乃和
[MAPCODE] 85 420 280*20
(口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北に12km
- 料金(1人6,000円、2人計11,456円~)
- 食事付きプランあり
- 広大な敷地内から見える川と緑、開放感いっぱいの宿
■④毒沢鉱泉 神の湯
[MAPCODE] 75 355 007*07
(口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南西に21km
- 料金(1人10,955円、2人計19,910円~)
- 温泉あり/食事付きプランもあり
- 信玄の隠し湯と言われた秘湯
■⑤グリーンサンホテル
[MAPCODE] 75 265 346*58
(口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南西に24km
- 料金(1人6,819円、2人計12,728円~)
- 温泉あり
🐶ペット旅
■⑥森のログハウス なちゅらる
[MAPCODE] 468 238 855*67
(口コミ平均4.9点/5点満点、お勧め度★★★)
- 道の駅から南東に16km
- 料金(2食付き2人計16,000円~)
- ペット可
■⑦温泉山岳ホテル ANDERMATT(アンデルマット)
[MAPCODE] 468 115 899*27
(口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南に19km
- 料金[ペット有り](2食付き2人計39,600円+[追加料金2000円/頭]~)
- 料金[ペット無し](2食付き1人23,100円、2人計30,238円~)
- 温泉あり
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)