道の駅　南信州とよおかマルシェ

駅基本情報

駅名	南信州とよおかマルシェ(みなみしんしゅうとよおかマルシェ)
住所	長野県下伊那郡豊丘村大字神稲12410
コード	143 137 848*87
駅名の由来	「南信州」は長野県南部を示す総称。「とよおか」は村名の豊丘村より。 豊丘村を中心とした地域の食材が揃うことからフランス語で「市場」を意味する「マルシェ」を付けている。
施設	スーパーマーケット、物産館、農作物直売所、レストラン、パン工房
休館日	無休 (パン工房 水曜日)
営業時間	9:00～18:00 (パン工房 9:30～17:00) (レストラン 11:00～14:30)
特産品	石臼挽地粉そば、栗きんとん饅頭、栗きんとん羊羹、りんご洋菓子「林林檎(りんりんご)」、完熟りんごジュース、 市田柿ミルフィーユ、信州みそ、椎茸茶、信州善行寺そば、きららのアイス、くららの総菜

スーパーマーケット併設の道の駅

中央自動車道の松川ICから県道59号線、国道153号線、県道18号線を使って南に11km、 長野県南部の豊丘村に本駅「南信州とよおかマルシェ」はある。 本駅は2018年(H30年)4月にオープンした県内46番目の道の駅。 「村まるごと6次産業化」を目指す豊丘村が切り札として打ち出した道の駅構想だが、 現時点(2018年10月)では1日あたり1万人以上の客を集めており、好調なスタートを切っている。 本駅の特徴はスーパーマーケットを併設していること。 村に唯一存在したスーパーマーケット「パルム豊丘」を道の駅の横に移転し、 村民の買い物拠点と観光拠点を一体化させることより施設の活性化を図っている。 農作物販売がスーパーマーケットと道の駅施設の両方で行われており、競合することが気掛かりだが、 現時点では競合によるマイナス面よりも相乗効果によるプラス面の方が大きいようだ。 併設のパン工房、レストランも今のところ大盛況。 売り切れや待ち時間の対策が村議会の議題に挙がるほどである。

本駅限定の石臼挽地粉そばが人気

本駅は併設のスーパーマーケットの他に物産館、農作物直売所、レストラン、パン工房を備える道の駅。 物産館の人気商品は「石臼挽地粉そば」。 伊那市高遠町に本店を構える蕎麦製造会社の木曾屋が本駅のために開発した商品で、 地粉を石臼で丁寧に挽き、南アルプスの湧水で仕上げた本駅限定の商品である。 蕎麦の割にはかなり太麺で、麺の太さだけ見ればまるでうどんのよう。 商品の説明書きに「硬めが食べごろ」と書かれているので、茹で時間を短く(4分)して食べてみたが、 コシがあって中々美味しかった。 リンゴと栗の加工品が多いのも本駅の特徴。 リンゴの加工品では洋菓子風に仕上げた「林林檎(りんりんご)」が本駅の菓子部門の売上No.1になっている。 完熟リンゴジュースも販売されている。 栗の加工品では「栗きんとん」「栗きんとん饅頭」「栗きんとん羊羹」「栗きんとんきんつば」など。 その他にも長さ10cmにも満たないのに1080円もする超高級菓子の「市田柿ミルフィーユ」等が販売されている。 総菜コーナーでは「くららのそうざい」が人気。 チキンステーキ(ガーリック/ピリ辛タレ/しょうが/等)、アスパラコロッケ、鶏唐揚げが販売されている。 私は鶏唐揚げを食べてみたが、一般的な唐揚げと比較すると塩分が控えめになっている感じがする。 鶏肉本来の旨味を感じる唐揚げに仕上がっている。

レストランでは本格メニューから廉価メニューまで

本駅のレストラン「kitchenそらら」はホテル仕込みの一流シェフが作る料理を味わうことが出来る。 値段は2400円の高級メニューから650円の廉価メニューまで。 幅広いメニューの中から料理を味わうことが出来る。 店のお勧めは「信州産牛ほほ肉のビーフシチュー(2400円)」。 希少部位の信州産ほほ肉をコトコト煮込んだ料理で、アルプスサーモンのクリームコロッケが添えられている。 「アルプスサーモンのクリームコロッケ定食」は850円の廉価メニュー。 中央アルプスの湧水で育てられたアルプスサーモンをクリームコロッケにしたメニューである。 「シェフ本気の6時間煮込んだビーフカレー(1350円)」も人気のメニュー。 元々は夏季限定メニューだったが、客の要望で期間を延長して提供を続けているメニュー。 やわらかビーフにその日の厳選野菜が添えられている。 パン工房「ベーカリーカフェきらら」は焼きたてパンとアイス(ソフト)クリームを販売。 市田酪農直送の牛乳を使った「きららのアイス」は特に人気になっている。