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(長野県の道の駅 no.03)

道の駅 信越さかえ

駅基本情報
駅名 信越さかえ(しんえつさかえ)
住所 長野県下水内郡栄村大字北信3746-1
駅名の由来 「信越」は長野県および新潟県の総称。「さかえ」は村名の栄村より。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、出店
特産品 さかえむらトマトジュース、山ぶきうま煮、にんじんマドレーヌ、栄村産コシヒカリ、栄そば、栄まんじゅう、 またたび饅頭、またたび煎餅、秘境秋山郷栃の実ようかん、秘境秋山郷笹風味ようかん、井炉端みそ、どむろく(濁酒)、 笹餅、栗かのこ、ちまき饅頭

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県境の道の駅

 上信越自動車道の豊田飯山ICから国道117号線を北東に37km、長野県北東端の栄村に本駅「信越さかえ」はある。 栄村は東西に約10km、南北に約20kmの幅があるが、本駅が位置しているのは新潟県境から400m位の栄村の中でも北東端。 実は、道の駅の区分では長野県北部は関東地区に区分されており、関東道の駅スタンプラリーを完走するには本駅も訪れる必要があるが、 東京都心から本駅までは直線距離でも175km。 東京在住の方にとって、地元関東の道の駅の中では最も訪れるのが困難な道の駅の一つになっている。
 また、栄村は秘境として有名な秋山郷がある村としても有名。平家の落人伝説が残る集落で、 昭和初期まで周辺集落との交流が断たれていて、現在も集落独特の文化が残っているという。 本駅から秋山郷までは中間に高い山があるため、一旦、新潟県側に入って迂回しなければならないが、 日本の原風景が残る美しい場所。特に秋の紅葉の季節は絶景らしく、一度は訪れてみたい場所である。

地味な特産品が地味に美味しい

 本駅は物産館、農作物直売所、レストラン、出店から成る施設構成。 各々の施設の規模は平均的で、全般的に見て標準的な道の駅と言えるだろう。
 まずは物産館だが、ここには栄村の特産品や周辺市町村の特産品が約80種類。 栄村ならではの面白い商品もいくつか販売されているのだが、 店に掲示されている売り上げ上位は「トマトジュース(1位)」「山ぶきうま煮(2位)」と、なんとなく地味な商品が占めている。
 私は何を買おうか結構迷ったが、「せっかくだから人気上位の商品を」ということで「トマトジュース」と「山ぶきうま煮」を購入。 実はこれが大正解で、これらの地味な商品は地味に美味しい。 きっと人気上位に押し上げたのは観光客ではなく地元の方の購買によるものだと思うが、 さすが地元の方、地元の美味しいものはきちんと分かっている。 「トマトジュース」は栄村産の完熟トマトを使用したもの。 トマトは完熟すると甘みが増すと言われているが、まさにこのトマトジュースは完熟トマトの甘みを満喫することが出来る。 一般に販売されているトマトジュースとは全く違うので、一度は飲んで頂きたい。 また「山ぶきのうま煮」は栄村産の山蕗を醤油とぶどう糖液で漬けたもの。 甘さと塩辛さが同居する絶妙の味付けが美味しい。 そして何といっても山蕗独特の繊維質でありながらシャキシャキとした食感。 たかが漬物…と言ったら大変失礼だが、漬物でこんなに美味しいと感じたのは初めてかも、というくらいの感動である。
 その他、売り上げ上位には入っていない商品にも魅力的な商品が多数。 まず取り上げなければならないのは栄村産のコシヒカリ。 米どころとして有名なのは県境を越えた新潟南魚沼だが、栄村も南魚沼と同様の美味しい米が採れる村。 ブランドイメージが少ない分、南魚沼産の米よりも断然安くてお買い得である。 また「またたび」も栄村の古くからの特産品で「またたび饅頭」「またたび煎餅」が販売されている。 観光地を冠した「秘境秋山郷栃の実ようかん」「秘境秋山郷笹風味ようかん」も販売されている。

オヤマボクチを使ったそばが人気

 本駅の「食」に関する施設は建物内にあるレストランと屋外にある出店の2つ。 レストランではそばの繋ぎにオヤマボクチ(山ごぼうの葉)を使った「手打ちざるそば」が人気のメニューになっている。 オヤマボクチを使ったそばは長野県北部でしか作られていないご当地そば。 植物の葉を使っていることで繊維質が増し、歯ごたえやコシが増すと評判である。 実際に食べてみたが、確かに歯ごたえやコシは十分。 まあ、これが「オヤマボクチの効果か?」と言われても正直、よくわからないのだが美味しいことだけは間違いない。 地元野菜の天ぷらをプラスした「手打ち天ざるそば」も味わってみたいメニューである。 そば以外にも「坦々チャーシューメン」「塩チャーシューメン」「ロースかつ丼」「豚生姜焼き定食」等を味わうことが出来る。
 屋外の出店では栄村の山菜をトッピングしたそば、うどんが人気。 「山菜そば(500円)」「山菜うどん(500円)」を味わうことが出来る。 秋山郷特産の五宝木にんじんを使った「五宝木にんじんジュース(300円)」も人気のメニュー。 甘くて果肉感があり、スムージーのような感覚で味わうことが出来る。 栄村産のコシヒカリを使ったおにぎりも人気で、 栄村産の蕗味噌が入った「ふき味噌おにぎり(1個150円)」は栄村ならではの味になっている。


道の駅看板

道の駅看板

物産館

駅施設「またたび」。レストランもこの建物の中にある。

農作物直売所

農作物直売所「かたくり」。私が訪れた時は既に閉店していた。「さかえソフト」の売店もある。

長瀬新田遺跡出土の火焔型土器

およそ5000年前に作られた、長瀬新田遺跡出土の火焔型土器が展示されている

さかえむらトマトジュース

本駅の売り上げNo.1商品の「さかえむらトマトジュース(190g/100円)」。トマト本来の甘みが感じられて、間違いなく美味しい。

山ぶきのうま煮

本駅の売り上げNo.2商品の「山ぶきのうま煮(250g/400円)」。たかが漬物と侮ってはならない美味しさである。

オヤマボクチを使ったざるそば

つなぎにオヤマボクチを使ったざるそば。コシが強くて美味しい。

栄村産コシヒカリ

栄村産のコシヒカリ。写真は土産用の5合サイズ。5kg入りは2500円。

新潟県境

400m歩くと新潟県境

千曲川→信濃川

駅裏を流れる千曲川は新潟県内に入ると信濃川に変わる。ここが千曲川と信濃川の堺となる。