道の駅　細入

道の駅基本情報

駅名	細入(ほそいり)
住所	富山県富山市片掛3-5
コード	288 568 238*25
駅名の由来	市町村合併前の旧村名の細入村より
施設	物産館、農作物直売所、テイクアウトコーナー
休館日	年末年始
営業時間	10:00～18:00[冬期は17:00まで]
道の駅の特産品	らっきょう漬け、山菜の昆布締め、富山ブラックラーメン、萩屋鶏ちゃん、神岡ホルモン、鱒のすし、飛騨赤かぶら漬物、 子持ちホタルイカ、ホタルイカのうま煮、白エビ釜飯の素、飛騨牛ビーフカレー、栗蒸しきんつば、 ケロリンの湯桶、ケロリンのバスマット、五平餅、みたらし団子、牛串、鮎の塩焼き

県境の近くにある道の駅

　北陸自動車道の富山ICから国道41号線を南に20km、富山県南部の旧細入村(現富山市)に「道の駅　細入」はある。 本駅が位置する旧細入村は人口1215人(2021年8月現在)の過疎の村。 地元の方には失礼だが、今回、本駅初訪問となる私はこの長閑な立地から「小さくてひっそりとした田舎の道の駅」をイメージしていた。 ただ、到着してびっくり。意外と大きく、客も多い。 本駅は富山県と岐阜県の県境付近にある道の駅だが、 両県を跨ぐ国道は「スーパー酷道」の国道471号線を除けばたったの2本。 それなりに本駅のニーズはあるのかも知れない。
　その一方で田舎らしさも健在。本駅の農作物直売所は田舎でよく見かける無人販売。 無人の販売所に野菜が置かれており、代金は箱の中に入れる方式である。 ただ、道の駅で無人販売はいくら田舎の道の駅でも珍しい。もしかしたら本駅だけではないだろうか。
　このような田舎の風情を残しつつ、賑わいのある道の駅は道の駅巡りの楽しさの醍醐味。 おそらく、訪れる人に期待以上の楽しさを与えてくれる道の駅だろう。

富山と岐阜の特産品を販売

　本駅は物産館、農作物直売所、フードコートが中心となる道の駅。 その他にも道の駅建物の外で「五平餅の売店」「牛串の売店」「鮎の塩焼きの売店」もある。
　道の駅の物産館で販売されている商品、これは「県境の道の駅あるある」だが、富山県・岐阜県の両県の特産品を販売。 富山土産を買いたい人にも、岐阜土産を買いたい人にも満足のいく品揃えになっている。
　富山名産では名物の「鱒のすし」を販売。 県境の道の駅だから当然ではあるが、「富山県内最南の鱒のすし直売所」と銘打ち大々的に販売している。 見た目がびっくりの「富山ブラックラーメン」も本駅で販売。 「ホタルイカの旨煮」「ホタルイカせんべい」「白えび釜飯の素」「白えびせんべい」等、 富山湾の幸を使った商品も多数販売されている。
　岐阜名産(特に飛騨名産)では「鶏ちゃん」が人気の商品。塩味/醤油味/みそ味/等、5種類の「鶏ちゃん」が販売されている。 「飛騨牛カレー」「飛騨牛牛丼の素」等、飛騨牛を使った商品も豊富。 「飛騨赤かぶら漬物」「栗蒸しきんつば」も飛騨地方の特産品として人気である。
　両県特産品の商品数が多すぎて見逃しがちだが、旧細入村の特産品も販売。 それは「らっきょう漬け」。この商品も忘れずにチェックしたい。
　もう一つ、マニア向けの商品も一つ紹介したい。 それは「ケロリンコーナー」。若い方はご存じないかも知れないが、 昔、全国の銭湯で必ずと言っていい程使われていた「ケロリン」と書かれた湯桶。 今では幻の品となりつつある「ケロリンの湯桶」が本駅で販売されている。 実はケロリンの生みの親は富山市に本拠を置く「富山めぐみ製薬」。 この懐かしい商品を手に入れることが出来る。

五平餅に鮎の塩焼きも

　本駅の「食」の施設は建物内にテイクアウトコーナー、屋外に「五平餅の店」「牛串の店」「鮎の塩焼きの店」がある。 一応レストランもあるが、コロナ禍のためだろうか休業中。 メニューは確認できなかったが、 インターネット上の書き込みによると「白えびそば」「白えびラーメン」等を味わうことが出来るらしい(未確認)。
　テイクアウトコーナーではソフトクリームとコーヒーが人気の商品。 特にソフトクリームは季節ごとに「マロン」「いちご」「メロン」等の味付けで販売されている。 屋外の売店では「五平餅(200円)」「みたらし団子(5本400円)」「牛串」「子持ち鮎の塩焼き(600円)」を販売。 私は五平餅を食べたが、甘辛のタレが効いていて中々美味しかった。