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(新潟県の道の駅 no.19)

道の駅 漢学の里しただ

駅基本情報
駅名 漢学の里しただ(かんがくのさとしただ)
住所 新潟県三条市庭月451-1
駅名の由来 「しただ」は市町村合併前の旧村名の下田村より。村出身の著名人に漢学者で大漢和辞典の編者である諸橋轍次がおり、 「漢学の里」を駅名に冠している。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、諸橋轍次記念館
特産品 さつまいも「越の紅」、糸うり、芋茎(ずいき)、くるみ、こくわ屋カレー、こくわ屋ソース、漬物(たまり漬け、野沢菜など)、 雪中トマトジュース、横綱揚げ(揚げせんべい)、食べる荏胡麻、くるみ納豆、まな板

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リニューアルでお洒落な駅に

本駅は新潟県中越地方の山間部に近い旧下田村(現三条市)にある。 北陸自動車道の三条燕ICから国道289号線を南東に20キロの位置に本駅がある。 国道289号線はこの先約20キロ先で不通区間になるため、駅周辺は国道でありながら下田村のために存在するような道路で交通量も極端に少ない。 昔は少しさびれた感じの道の駅であったが、2013年5月にリニューアルして物産館と農作物直売所を新設、レストランを改装して、 田舎の村にある道の駅とは思えないようなお洒落な道の駅に生まれ変わった。

さつま芋と糸うりが特産品

農作物直売所を兼ねた物産館では下田村産の農作物が数多く並んでいる。 まず目につくのはさつま芋。下田村と言えばさつま芋と言われるほどさつま芋の生産が盛んで、 「越の紅(こしのくれない)」というブランド名で本駅でも販売されている。 糸うりの生産も盛ん。都会では高級品とされている糸うりだが、本駅では150円~250円の安価な価格帯で販売されている。 その他、農作物ではジャガイモ(きたあかり)、芋茎(ずいき)、わさび菜、アスパラ、くるみ、梨などが販売されている。 加工品では地元メーカー「こくわ屋権兵衛」の商品が目に付く。「こくわ」とはキウイフルーツの原種となる果物で、 こくわを用いた「こくわソース」「こくわ屋カレー」が本駅で販売されている。 その他「食べるえごま」「くるみ納豆」、たまり漬け、奈良漬、野沢菜漬け等の漬物類、雪中トマトジュース等、魅力的な特産品も販売されている。 レストラン「悟空」も本駅の人気施設。「手打ち下田そば」「三条ポークの柔らかハプリ丼」「下田野菜と八木ヶ花天丼」「三条ポークのチャーシュー麺」 等の料理を味わうことが出来る。

諸橋轍次氏の生家、記念館もある

さて、本駅の駅名の「漢学の里」は、下田村出身の漢学者、諸橋轍次氏にちなんだもの。 諸橋轍次氏は日本で初めての漢和辞典「大漢和辞典」を編集した人物で、日本における漢学の基礎を築いた人物である。 本駅には諸橋轍次氏の生家と記念館が存在する。 生家の方は無料で見学できる。今にも壊れそうな古い2階建ての木造家屋だが、居間、台所等、ほとんど全ての部屋を見学できる。 記念館の方は有料施設(大人500円)。 氏の生い立ち、功績に関するビデオ放映、氏に関する様々な資料を見学できる。 私が興味を持ったのは「漢字5万字パネル」。 大漢和辞典に収録されている5万字の漢字がパネルになっている。 常用漢字は青色、人名漢字は緑色、その他の非常用漢字は黒色で示されているが、 ほとんどが非常用漢字で見たことの無い漢字がずらりと並んでいる。 私の漢字の知識の無さもあるが、私が知っている漢字は全体の5%程度くらいだろうか。 実際に編集された大漢和辞典(全12巻)も展示されており、実際に手を触れて使ってみることも出来る。


道の駅看板

道の駅看板

物産館「彩遊記」

物産館「彩遊記」。農作物直売と物産販売が行われている。

農家レストラン「悟空」

農家レストラン「悟空」

諸橋轍次記念館

有料施設の諸橋轍次記念館。館内ホールで展示されている三条金物コーナーは入場無料である。

漢字5万字パネル

大漢和辞典に収録されている漢字5万字パネル。殆ど知らない漢字ばかりである。

諸橋轍次生家

こちらは見学無料の諸橋轍次生家。部屋の中に入ることも出来る。

孫悟空の搭

孫悟空の搭。諸橋轍次氏が幼少時代、母親から西遊記を読み聞かされたことが氏の中国に対するあこがれの始まりだった。

生家から見る風景

生家から見る風景。右端の山(八木ヶ鼻)が西遊記に登場する花果山のように感じられたと氏は語ったらしい。