道の駅　和紙の里ひがしちちぶ

駅基本情報

駅名	和紙の里ひがしちちぶ(わしのさとひがしちちぶ)
住所	埼玉県秩父郡東秩父村大字御堂441
コード	91 759 834*72
駅名の由来	「ひがしちちぶ」は村名の東秩父村より。本駅はユネスコ無形文化遺産に登録された「細川紙」を伝承する施設である。
施設	物産館、農作物直売所、レストラン、フードコート、紙漉き体験施設、蕎麦打ち体験工房、ふるさと文化伝承館
休館日	年末年始 (農作物直売所 年末年始、水曜日)
営業時間	9:00～16:00 (農作物直売所 9:30～16:00) (レストラン 10:00～15:00) (フードコート 9:00～16:00) (紙漉き体験施設 9:00～15:00) (ふるさと文化伝承館 10:00～15:00)
特産品	和紙製品各種(便箋/半紙/色紙/千代紙/折り紙/等)、スモークチーズ、落雁、しゃくし菜漬け、しゃくし菜わさび漬け、 手作りきな粉飴、はっか糖、落下おこし、食べるはと麦、秩父34ヵ所巡礼祈願巻、かりん蜜

細川紙を伝承する施設

本駅「和紙の里ひがしちちぶ」は埼玉県内で唯一の村の東秩父村にある。 元々は「東秩父和紙の里」という名称で1985年にオープンした施設であるが、 更なる施設の活性化を目的に、農作物直売所とフードコートを新たに設置し2016年10月に道の駅としてリニューアルオープンされた新駅である。 本駅の目玉となる施設はもちろん、ユネスコ無形文化遺産に登録された細川紙を伝承する紙漉き体験施設。 無地の紙漉きならば1枚たったの280円、草花入りのお洒落な和紙でも1枚700円で体験することが出来る。 幼稚園児や小学生にも人気の施設で、小さな子供たちが一生懸命紙漉きに挑戦している姿をあちこちで目にすることが出来る。

物産館では和紙製品が並ぶ

駅施設は紙漉き体験施設の他に物産館、農作物直売所、レストラン、フードコート、蕎麦打ち体験工房、 その他にも入場無料のふるさと文化伝承館、県指定有形文化財の「細川紙紙すき家屋」の展示もあり、 田舎にある道の駅の割にはかなり充実した施設構成になっている。 まずは物産館だが、ここでは和紙を使った製品が中心。 和紙の便箋(10枚入り350円)、半紙(100枚入り1380円)、色紙(1枚330円)等が販売されている。 食品系では細川紙がユネスコ無形文化遺産登録されたことを記念して商品化された「細川紙物語」(落雁)が目に付く。 近隣の秩父市の特産品である「栗饅頭」「よもぎ折餅」「栃の実饅頭」「しゃくし菜漬け」も販売されている。 その他は昭和を感じさせる昔風の菓子が中心。「手作りきな粉飴」「はっか糖」「落下おこし」「食べるはと麦」等が販売されている。

レストランでは蕎麦が自慢

本駅のレストラン「すきふね」は蕎麦メニューが中心。 ざるそば(600円)、天ぷら付きざるそば(800円)、きんぴらそば(700円)等がある。 特にかき揚げ2つとサツマイモとピーマンの天ぷらが付いた「天ぷら付きざるそば」は自慢のメニューらしい。 定食メニューは1100円～1500円まで4種類あるが、予約制のため米を食べたいという方は予約する必要がある。 本駅にはフードコートもある。 「めん処みはらし」では蕎麦、うどん、 「JA東秩父売店」では「おやき」各種(しゃくし菜/カボチャ/切り干しミックス)、 「CAFE一休」ではホットコーヒーやドーナッツ、 「食事処田中屋」では塩モツ煮、から揚げ、さつまいもスティック、ソフトクリーム等、 「あやラーメン」ではラーメン各種が販売されている。 訪問日は定休日のため詳細チェックはできなかったが、「ラーメン彩佐屋」「笹山団子の店」もある。 あと、忘れてはならないのは「岩魚の塩焼きの売店」。1匹500円。焼いている時の美味しそうな匂いが堪らない。

特注は桜葉で燻したスモークチーズ

さて、本駅は和紙に特化された道の駅で、販売されている商品は和紙製品が中心となるが 「和紙製品よりも食品の方が…」という人もきっと多いだろう。 そのような方にお勧めしたい商品はスモークチーズ。 東秩父村産のチーズを桜葉で燻したチーズで、とても香ばしい味がする。 ただ、本駅を訪れた多くの人はこの商品を見つけることは出来ないだろう。 何故なら、このスモークチーズは物産館ではなくレストラン「すきふね」の中で販売されているため、 レストランに入った人のみ、この特産品に気が付くことが出来る。 このスモークチーズは地元村民に人気の商品。 地元の方は心得たもので、食事をしない場合でもレストランに入ってきて、スモークチーズを購入していく。 一応、店員に確認してみたが、食事をせずにスモークチーズのみ購入する事も歓迎だそうだ。 チーズは1個150gで500円。試食も可能になっている。