道の駅　おかべ

駅基本情報

駅名	おかべ
住所	埼玉県深谷市岡688-1
コード	20 179 760*62
駅名の由来	市町村統合前の旧町名の岡部町より
施設	物産館、農作物直売所、レストラン、ソフトクリーム売店、おにぎり売店、深谷の恵み食堂「NOLA」
休館日	無休[年末年始は時短営業]
営業時間	8:00～19:00 (農作物直売所 8:30～19:00) (レストラン 8:00～17:30) (おにぎり売店 9:00～18:00) (NOLA 11:00～16:30)
特産品	深谷ネギ、深谷ネギしば漬け、深谷ネギ一本漬け、深谷ネギ団子、深谷ネギバーガー、ネギジンジャー、 渋沢栄一最中、渋沢栄一わさび海苔、ふっかちゃんクッキー、煮ぼうとう、肉汁うどん、道の駅漬け、大根漬け

「漬物の駅」転じて「渋沢栄一の駅」

　関越自動車道の本庄児玉ICから県道23号線→国道17号線を通って東に8km、埼玉県北部の旧岡部町(現深谷市)に本駅「おかべ」はある。 道の駅周辺は東と北は田畑が広がる長閑な風景。 一方、南と西は住宅地が広がっており、本駅はちょうど田畑と住宅地の境界に位置している。 道の駅のすぐ西には奈良時代から平安時代に使われた古代倉庫(復元されたもの)があるので、 歴史的建造物に興味のある方は立ち寄ってみるのは如何だろうか。
　さて、旧岡部町は新一万円札の肖像となった渋沢栄一翁の出身地。 本駅は元々は「関東一のお漬物売り場」をキャッチフレーズにした「漬物の駅」だったが、 新札の発行と共に「渋沢栄一の駅」に様変わり。 渋沢栄一翁の事業家の原点となった藍染め事業に合わせて、施設全体を藍色に染めた「藍色ジャック」を行っている。 物産館内にも「渋沢栄一コーナー」を新設。 「渋沢栄一最中」や新一万円札がプリントされた「渋沢栄一わさび海苔」、 渋沢栄一翁を模った「人形焼き」等が販売されており大いに盛り上がりを見せている。

注目の商品はやっぱり「漬物」

　「渋沢栄一の駅」に様変わりした本駅だが「関東一の漬物の駅」という威厳は変わっていない。 物産館の奥の方に漬物コーナーが存在するが、ここで販売されている漬物の種類は何と163種類。 間違いなく好みの漬物を見つけることが出来る。
　注目の漬物は深谷市名物の「深谷ネギ」を使った漬物。 深谷ネギ1本を豪快に使った「深谷ネギ一本漬け」、しば漬けにした「深谷ネギしば漬け」が販売されている。 私は「深谷ネギしば漬け」を購入して食べてみたが、シャキシャキとした食感が特徴的。 繊維質が強い深谷ネギは噛んでも噛んでも口の中に繊維が残り、その度に深谷ネギ独特の甘みが染み出す感じ。 一片のしば漬けで数分間も深谷ネギの甘味を味わうことが出来る。 その他、大根/ナス/キュウリ/生姜を漬けた本駅看板商品の「道の駅漬け」、 定番の「大根漬け」「青唐漬け」「たまり漬け」等が販売されている。
　深谷市の郷土料理の「煮ぼうとう」も本駅の看板商品。 「煮ぼうとう」は幅広の麺が特徴で山梨名物の「ほうとう」に似ているが、 「ほうとう」が味噌スープであるのに対して「煮ぼうとう」は醤油スープであるのが特徴。 埼玉名物の「肉汁うどん」も販売されている。

夏でも「深谷ネギ」を販売

　本駅は上述の物産館の他に、農作物直売所、レストラン(2つ)、ソフトクリームの店、おむすびの店がある。 農作物直売所では72の農家が朝採れの新鮮な農作物を販売。 目に付く商品は「夏の深谷ネギ」。 一般的に深谷ネギは11月から1月までの期間限定の販売だが、 本駅では「夏一心」「なべちゃんゴールド」といった夏用の深谷ネギが販売されている。
　物産館と同じ建物の中にはレストラン「そば蔵」がある。 店名から「そばの専門店」と思いがちだが、実際には丼物、定食、うどんも販売(もちろんそばもある)。 人気のメニューは深谷市の郷土料理である「煮ぼうとう(1350円)」。 深谷ネギのかき揚げとそばがセットになった「深谷ネギセット(1100円)」もある。 その他にも「ネギトロ定食(1100円)」「深谷ネギ親子丼定食(1250円)」「きのこ山菜そば(980円)」等を味わうことが出来る。
　物産館とは別棟にあるレストラン「深谷の恵み食堂　NOLA」はメイン、サラダバー、ソフトドリンクのセットメニューを提供。 メインディッシュにはピザ(1880円～)、煮ぼうとう(1680円～)、グリル(2450円～)の3つから選択できる。 平日の11時から15時までは1100円でランチメニューを提供。 「ワンプレートランチ」「チキンカレーランチ」「小海老とトマトクリームの生パスタ」の3つの料理が提供されている。