(群馬県の道の駅 no.03)
道の駅 六合
駅名 | 六合(くに) |
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住所 | 群馬県吾妻郡中之条町大字小雨22 |
コード | 295 661 389*25 |
駅名の由来 | 市町村合併前の旧村名の六合村より |
施設 | 物産館、農作物直売所、レストラン、軽食堂、温泉、足湯施設、宿泊施設 |
休館日 | 年始、水曜日 (軽食堂 木曜日) |
営業時間 | 9:00~17:00 (レストラン 9:00~17:00) (軽食堂 11:00~15:00) (温泉 12:00~19:30) |
道の駅の特産品 | 419キャベツ、入山キュウリ、㐂久(きく)豆腐、美山味噌、こんにゃく木くらげ、乾燥平茸、乾燥舞茸、荏胡麻、 曲げわっば、六合の入浴剤、花山うどん |
関東一の秘境の道の駅
関越自動車道の渋川伊香保ICから国道353号線→県道55号線→国道292号線を通って北西に51km、
群馬県北西部の旧六合村(現中之条町)に「道の駅 六合」はある。
道中の国道353号線は整備の行き届いた高速道路に準じた立派な道路。
しかし、県道55号線に入るとアップダウンとカーブが続く典型的な田舎道。
1.5車線の狭い道路を延々と22kmも走ることになる。
ただ、県道55号線は長野県上田市から栃木県日光市まで結ぶ「日本ロマンチック街道」の一部となる道路。
広葉樹林の中を突き進むこの道は10月中旬から11月初旬にかけて、紅葉を見ながらの絶景のドライブコースになる。
本駅に向かう際は県道55号線を通らず国道353号線→国道145号線→国道292号線を通るルートも存在。
どちらのルートを取るかはご自身の疲労度、季節、紅葉をどのくらい見たいかを考慮して決定するのが良いだろう。
本駅が位置する旧六合村は人口1300人程度の過疎の村。
本駅は同じ群馬県にある道の駅「オアシスなんもく」と共に関東一の秘境の道の駅と言っても良いだろう。
訪れる客は週末でも少なく、ひっそりとした感じがする。
ただ、個人的にはこのような鄙びた道の駅は大好き。
都会の喧騒を離れた「これぞ田舎」といった感じのゆっくりと流れる時間を堪能できる。
「幻のキャベツ」と「伝統のキュウリ」
本駅は物産館を兼ねた農作物直売所、レストラン、軽食堂、温泉、足湯、宿泊施設がある道の駅。
各々の施設は小規模だが、施設の種類に関しては都市部近郊の人気の道の駅に全く引けを取らない。
楽しみの多い道の駅になっている。
まず、農作物直売所を兼ねた道の駅の物産館だが、店内に入る前に店頭に置かれている農作物に注目して頂きたい。
ここでは幻のキャベツと呼ばれている「419キャベツ」と六合村伝統の門外不出のキュウリ「入山きゅうり」が販売されている。
「419キャベツ」は主に六合村、軽井沢町で栽培されている夏キャベツの品種。
特徴はとても柔らかいこと。ただ、柔らかさゆえに輸送が困難であり、現在、市場では殆ど出回っていない。
道の駅ではおそらく、本駅でしか購入できない商品である。
「入山きゅうり」は六合村入山地区でのみ栽培されている原種に近い古代きゅうり。
特徴は長さが20cmくらいあること。また、直径も3~4cmもあり、大きいのが特徴。
色が白くて見栄えはしないが、実は柔らかくて美味。ボリボリと生食で味わうのに向いている。
実は私は本駅の開店時刻の30分前、午前8時30分頃に到着していたが、
私の前に並んでいた方に買い占められて幻のキャベツも伝統のキュウリも購入することが出来ず。
たまたま私が訪れた日のみこのような状況だったのかもしれないが、
少なくとも朝一番に本駅を訪れなければ購入は難しいと思われる。
ちなみに419キャベツの販売時期は7月下旬から10月上旬、
入山キュウリの販売時期は8月上旬から9月下旬となっている。
ただし、私が訪れた7月中旬でも入山キュウリは販売されていたので、年によって販売時期は前後するものと思われる。
店内に入ると数は少ないものの旧六合村や合併後の中之条町の特産品が幾つか販売されている。
六合村の商品では「美山みそ」「㐂久(きく)豆腐」「こんにゃく木くらげ」等を販売。
中之条町名物の「赤岩そば」も販売されている。
工芸品コーナーでは六合村伝統の「曲げわっば」を販売。本駅併設の応徳温泉の入浴剤も販売されている。
「白い湯」と「黒い湯の花」
続いて道の駅温泉「応徳温泉」の紹介をしたい。
応徳温泉の特徴は「見た目」。白い湯の中にポツポツと浮かぶ黒い湯の花。
日本にある温泉は無色透明で見た目では温泉なのか単なる湯沸かしなのか判別できないものが多いが、
本駅の温泉は一目見ただけで「あっ、温泉だ」と分かるような色をしている。
泉質は神経痛や筋肉痛に効果があると言われる硫酸塩・塩化物温泉。
浴槽はやや小さめな内湯があるのみ。洗い場も少なく混雑していると少しストレスが掛かりそう。
まあ、でも訪れる客が少ない本駅ではそれほど混雑することは無さそうだ。
利用料は最近100円値上がりして500円に。
ただ、それでも500円は関東の道の駅の中では圧倒的に安いと言えるだろう。
本駅には足湯施設があるのも特徴の一つ。
足湯の利用料は無料。応徳温泉と同じく白い湯の中に黒い湯の花が浮かんでいる。
足湯の利用者はとても少ないので、ゆったりと湯を楽しむことが出来る。
「そばの店」と「カレー店」
本駅の「食」の施設はレストラン「六合の郷しらすな」と軽食堂「おやすみ処くに」の2つ。
特徴の違った2つの店で食事を楽しむことが出来る。
レストラン「六合の郷しらすな」は蕎麦とうどんが自慢のメニュー。
「もりそば/うどん(800円)」「浅間そば/うどん(1000円)」「山菜そば/うどん(1000円)」「きのこそば/うどん(1000円)」
「肉そば/うどん(1000円)」「とろろそば/うどん(1000円)」等を味わうことが出来る。
注目のメニューは「浅間そば/うどん」。
浅間そば/うどんとは麺の上に湯がいた大根がトッピングされたもの。更に小皿に入った大根おろしが付いてくる。
大根の瑞々しい辛味がスパイスになっている。
デザートの「花豆ソフトクリーム(350円)」も人気になっている。
軽食堂「おやすみ処くに」はカレーの専門店。
大きな皿にカレー、ライス、サラダが乗ったカレーディッシュを味わうことが出来る。
人気のメニューは季節の野菜を散りばめた「スパイスベジポークカレー(1300円)」。
スパイスポークとスパイスキーマのコラボを楽しめる「スパイスあいがけカレー(1300円)」、
10種類以上のスパイスを調合した「スパイスポークカレー(900円)」も人気のメニューになっている。
キーマスパイスが配合された「キーマパスタ(1000円)」も販売。
デザートのジェラード(300円/花豆、ミルクなど6種類)も好評。
ほぼ全てのメニューがテイクアウト可能なのも嬉しい。
「道の駅 六合」近隣の宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①応徳温泉 お宿 花まめ
(口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅構内
- 料金(朝食付き2人計26,200円~)
- 温泉あり/2食付きプランもあり
■②囲炉裏の御宿 花敷の湯
[MAPCODE] 295 813 245*26
(口コミ平均4.9点/5点満点、お勧め度★★★)
- 道の駅から北に6km
- 料金(2食付き2人計44,000円~)
- 温泉あり
- 囲炉裏の炭火懐石料理が自慢
- 日本の小屋度受賞の宿
■③尻焼温泉 星ヶ岡山荘
[MAPCODE] 295 812 346*10
(口コミ平均4.9点/5点満点、お勧め度★★★)
- 道の駅から北に6km
- 料金(2食付き1人21,455円、2人計33,638円~)
- 温泉あり/食事付きプランもあり
- 露天風呂から眺める山と川の風景は非日常の世界
■④白根の見える丘(旧白根ハイム)
[MAPCODE] 295 812 815*44
(口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★★)
- 道の駅から北に7km
- 料金(2食付き2人計20,000円~)
- 温泉あり
- 【注】お子様はお断り
🐶ペット旅
■⑤コンドミニアム フラットレット草津
[MAPCODE] 341 445 023*08
(口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北西に8km
- 料金(1人9,573円、2人計15,956円~)
- ペット可[追加料金+1,100円]
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)