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(福島県の道の駅 no.32)

道の駅 尾瀬檜枝岐

駅基本情報
駅名 尾瀬檜枝岐(おぜひのえまた)
住所 福島県南会津郡檜枝岐村字見通1136-1
コード 855 108 600*31
駅名の由来 「尾瀬」は福島県檜枝岐村と栃木県片品村に跨る観光地の名称。「檜枝岐」は村名より。
施設 物産館、レストラン、木工品展示販売所、【2024年4月まで休館】温泉、プール
休館日 無休
(温泉 11月~4月)
営業時間 4月下旬~11月中旬 9:00~17:00、11月中旬~4月下旬 10:00~16:00[スタンプは8:30~17:00]
(レストラン 11:00~16:30[11月中旬~4月下旬は14:30まで])
(温泉 13:00~17:30)
特産品 裁ちそば、岩魚の甘露煮、岩魚の干し魚、岩魚みそ、尾瀬の自然水、尾瀬自然水ゼリー「水さやか」、 檜枝岐ビラージェサブレ、サンショウウオの燻製、焼肉たれ「山人甘タレ」、尾瀬土産品各種、漬物各種

福島県の奥座敷

本駅「尾瀬檜枝岐」は福島県南西部の檜枝岐村にある。 檜枝岐村は福島県の奥座敷と呼ぶに相応しい村。 人口は福島県内最小の586人(H29年度)、人口密度は日本最低の1.5人/1km*2。 本駅に至る道のりも長く、最も近い高速ICである東北自動車道の西那須野塩原ICから88キロもある。 但し、集客面ではかなり健闘している。 近くに全国的に有名な観光地の尾瀬沼があり、尾瀬沼に向かう途中に立ち寄る客が多いのだろう。 本駅はH29年4月登録の新しい道の駅。 但し、新しく建設されたのは観光案内所と24hrトイレのみで、その他は以前から存在した施設。 温泉とプールを備えた「アルザ尾瀬の郷」、物産館とレストランが入る「尾瀬の郷交流センター」、 木工品販売を行う「自然木展示販売館」が本駅のメイン施設となる。 道を挟んで向かい側には尾瀬檜枝岐スキー場があり、スキーシーズンにはスキーロッジが駅施設に加わる。

名物は「裁ちそば」

檜枝岐村は高い山々に囲まれているため周辺地域との交流が少なかった村。 そのため村独自の特産品や料理が育ってきた歴史がある。 中でも「裁ちそば」は檜枝岐村を代表する特産品。 生地を裁つように切ることから、その名前が付いたらしい。 この「裁ちそば」は本駅の物産館で購入することや、レストランで味わうことが出来る。 「裁ちそば」は名前の由来の通り麺の細さが特徴。 いや、正確に表現すると面長と言えば良いのだろうか。 そばの断面を測ると横5ミリ、縦1ミリ(茹でた後の数値)で、一般的なそばと比較すると平べったい麺になっている。 実際に食べてみると、そばの平べったさを舌で実感する。 そばの形状により食感がこれ程変わるというのは私的にはかなりの驚きである。 レストランでは裁ちそばを使ったざるそばを930円で味わうことが出来る。 但し、レストランでは平日でも正午頃には裁ちそばは完売となってしまうことがあるため、早めに訪れて注文する方が安心である。

岩魚、きのこ、尾瀬土産品も販売

物産館では裁ちそば以外にも檜枝岐村の商品を多数販売している。 まずは「岩魚」。檜枝岐村の美しい渓流には岩魚が多数生息しており、岩魚を使った商品が村の特産品になっている。 本駅では「岩魚の甘露煮」「岩魚の干し魚」「岩魚みそ」が販売されている。 キノコも檜枝岐村の特産品。大きな袋に詰められた「乾燥舞茸」「乾燥きくらげ」「乾燥しいたけ」が販売されている。 珍しい商品では「サンショウウオの燻製」。 見た目はかなりグロテスク。チャレンジャー精神旺盛の方は試してみるのは如何だろうか。 尾瀬観光の土産品も本駅では多数販売されている。 尾瀬自然水を使ったゼリー「水さやか」や「尾瀬の散歩路」「尾瀬物語」等の菓子類、 ミネラルウォーター「尾瀬の自然水」等がある。 その他にも檜枝岐産そば粉を用いたサブレ「檜枝岐ビラージェサブレ」や伝統の「とちの実ゆべし」、 蜂蜜とニンニクを配合した焼肉のたれ「山人甘タレ」等が販売されている。

野湯の雰囲気を体験する温泉施設

本駅には温泉とプールを備えた「アルザ尾瀬の郷」もある。 料金は温泉のみ利用の場合850円(H29年度は特別割引料金で500円)、 温泉とプールを利用する場合は1500円(H29年度は特別割引料金で1000円)である。 今回、私は温泉のみ利用したので、温泉施設について報告したい。 温泉は内湯は無く、露天風呂が2つある構成。 特徴は露天風呂の眼前に広がる大自然の風景。 温泉を仕切る柵や壁は無く、数メートル先は林の中。 いつ野生動物が飛び込んできても全く不思議ではない中にあり、まるで山中の野湯に入っている気分になる。 ただ、野湯気分というのは眼前の景色に限ったものではない。 大きな方の露天風呂には枯れ葉が散らばり、小さな羽虫が多数浮いていて本物の野湯のよう。 「汚い」と不快感を感じる方もいると思うが、私は「ワイルドだ(古い?)」と前向きに捉えたい。 湯自体は源泉掛け流しの良質な泉質。洗い場は屋内にあるので、しっかりと体を洗うことはできる。 なお、もう一つの小さな露天風呂の方は屋根の下にあるため、枯れ葉も羽虫もなく、清潔な状態で湯に浸かることが出来る。 ただ、特別割引料金の500円はともかく、通常料金の850円はちょっと高い気がする。 メンテナンスの質を落とすのであれば、料金も抑えないとリピーター客の心は掴めないと思う。



道の駅看板

道の駅看板

観光案内所

道の駅オープンに伴い新たに建設された観光案内所。道の駅スタンプや24hrトイレはこの中にある。

尾瀬の郷交流センター

尾瀬の郷交流センター。物産館とレストランはこの中にある。

アルザ尾瀬の郷

温泉とプールを備えるアルザ尾瀬の郷。プールも温泉水を用いている。

自然木展示販売館

本文中では紹介できなかったが自然木展示販売館もある。曲げ弁当箱(曲げわっぱ)、ぶなのシャモジ、 洗濯板などの木工製品を販売している。

尾瀬檜枝岐スキー場

道を挟んで向かい側は尾瀬檜枝岐スキー場

裁ちそば

物産館の人気商品の裁ちそば。レストランでも食べることが出来る。

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①尾瀬檜枝岐温泉 民宿おぜぐち
 [MAPCODE] 855 107 446*04
 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅のすぐそば
 - 料金(2人計8,364円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり

 

■②檜枝岐温泉 せせらぎの宿 尾瀬野
 [MAPCODE] 855 077 756*04
 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から南西に1km
 - 料金(5,773円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり

 

■③旅館ひのえまた
 [MAPCODE] 855 076 204*88
 (口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から南西に2km
 - 料金(2食付き1人15,000円、2人計26,000円~)
 - 温泉あり/桧枝岐伝統の「山人料理」を味わう

   

■④温泉民宿あづま
 [MAPCODE] 855 046 733*20
 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に2km
 - 料金(1人7,727円、2人計11,818円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり

   

🐶ペット旅

■⑤会津高原 ペンション フェリチェ
 [MAPCODE] 510 104 121*36
 (口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から北東に33km
 - 料金(2食付き1人10,182円、2人計18,910円~)
 - ペット可[追加料金+1,500円]
 - 会津高原の自然に囲まれた静かなペンション

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)