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(福島県の道の駅 no.28)

道の駅 からむし織の里しょうわ

駅基本情報
駅名 からむし織の里しょうわ(からむしおりのさとしょうわ)
住所 福島県大沼郡昭和村大字佐倉字上ノ原1番地
駅名の由来 「からむし織」は国の重要無形文化財で昭和村で行われている伝統の織物。「しょうわ」は村名の昭和村より。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、からむし工芸博物館
特産品 からむし織の服、竹製の工芸品、自然薯ドレッシング、えごぽん(荏胡麻ポン酢)、よもぎ草餅、凍み大根

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伝統工芸のからむし織を伝える村

鉄道もなければ高速道路もない。人口減少が急速に進み、高齢化率も全国2位。 よそ者が人様の地元をこう呼ぶのは大変失礼だが、どうしても「限界集落」という言葉が出てしまう、 そのような福島県西部の昭和村に本駅「からむし織の里しょうわ」はある。 この小さな自治体に託された大切な使命…それは日本の伝統工芸のからむし織を後世に伝えること。 日本の着物産業を支えてきた、室町時代から600年余り続くからむし織は需要の減少と後継者不足により、 今、絶滅の危機に瀕している。 昭和村ではかつて村の主要産業であった、からむし織を後世に残すために「からむし織体験制度」を発足させ後継者を育成。 更に、からむし工芸博物館を道の駅に登録することにより全国的な知名度アップを図っている。

1着61,200円のポロシャツ

本駅はからむし織が中心となる施設。まずは施設紹介の前に簡単にからむし織について紹介したい。 からむし織の原料はイラクサ科の多年草の苧麻(ちょま)という植物。この苧麻の別名が「からむし」である。 「からむし焼き」、「刈り取り」、「皮剥ぎ」、「からむし引き」、「苧績み(おうみ)」、 「機織り」の工程を経て1年をかけてからむし織が完了する。 さて施設の紹介だが、まず「見る」のは物産館内の織姫交流館で。 ここでからむし織の機織りの実演を見学する事が出来る。 次は「知る」施設だが、これは有料施設(300円)の「からむし工芸館」で。 からむし織の歴史、工具、作り方等、からむし織の全てを知る事が出来る。 からむし織の服を触って感触を確かめることもできる。 「体験」は「からむし織体験コース」で。20分1080円で簡単な体験が可能。1日コース(8500円)の本格体験もできる。 最後に「買う」は物産館で。からむし織のポロシャツや帽子を購入する事が出来る。 ただ、ポロシャツの値札を見てびっくり。61,200円とかなり高額である。

物産館ではドレッシング、レストランではせいろそば等

最後にからむし織以外の施設を紹介したい。 物産館ではつる細工の工芸品が目に付く。つる細工の籠(かご)、カバン、草履、サンダル等が販売されている。 食品関係ではドレッシング。自然薯ドレッシング、菜種ドレッシングが販売されている。 その他、荏胡麻をポン酢にした「えごぽん」、水で戻して使う「凍み大根」、 昔ながらの菓子「よもぎ草餅」が販売されている。 農作物直売所では品数は少ないが、アスパラガスが数多く販売されている。 レストラン「苧麻庵」では「せいろそば」「けんちん汁」が人気のメニュー。 郷土料理をセットにした「郷土食膳」「苧麻膳」も味わう事が出来る。


道の駅看板

道の駅看板

織姫交流館

織姫交流館。左側に物産館、右にからむし織体験施設がある。

からむし織実演

織姫交流館内にはからむし織実演のスペースがある。ちなみに実演中は原則、撮影禁止である。

レストラン「苧麻庵」

レストラン苧麻庵

せいろそば

レストランの定番メニューのせいろそば(850円)。コシが強くて中々美味しい。

からむし工芸博物館

有料施設のからむし工芸博物館

からむし織の工具

からむし工芸博物館内にはからむし織の工具が展示されている

からむし織

からむし工芸博物館内にはからむし織の服も展示。触ってみることもできる。