道の駅　ばんだい

駅基本情報

駅名	ばんだい
住所	福島県耶麻郡磐梯町大字磐梯字十王堂38
コード	97 538 144*21
駅名の由来	町名の磐梯町より
施設	物産館、農作物直売所、レストラン、おむすび屋
休館日	無休
営業時間	9:00～18:00 (レストラン 3月～11月 11:00～17:00、12月～2月 11:00～16:00) (おむすび屋 夏期 10:00～16:30、冬期 11:00～15:00)
特産品	ZEROカレー、磐梯山岩なだれカレー、ブルーベリーかりんとう、おからかりんとう、磐梯薬師の水、磐梯蜂蜜、 甘酒、トマトと唐辛子のドレッシング、会津地酒(磐梯山/栄川/原蔵/等)、バンダイ玩具各種(10%割引)

「ばんだい」=「バンダイ」?

磐越自動車道の磐梯河東ICから県道64号線、県道7号線を通って北東に2キロ。 福島県北西部の磐梯町に本駅「ばんだい」はある。 磐梯町と聞いてすぐに連想されるのは「会津磐梯山」。 春は「下西連の桜」、夏は「まぼろしの滝」、秋はゴールドラインからの紅葉、冬の雪景色と四季折々の彩りを見せてくれる。 本駅からも北東の方角に美しい磐梯山の姿を見ることが出来る。 磐梯山と同様に町名から連想されるのは玩具メーカーの(株)バンダイ。 実際は(株)バンダイの社名は「磐梯」ではなく「萬代」が由来のようだが、 読み方が同じという縁から、磐梯町長とバンダイ社長の交流が始まり、 以後、磐梯町の町興しに(株)バンダイが一役買っている。 道の駅構内にはバンダイ玩具コーナーがあり、バンダイ製品を10%割引で販売している。 また、磐梯町のマスコットキャラクターは(株)バンダイとタイアップした「ロボばんじぃ」になっており、本駅に展示されている。

磐梯町の特産品を販売

本駅は物産館、農作物直売所、レストラン、コンビニエンスストアから成る道の駅としては一般的な施設構成。 規模もおおよそ平均的な大きさになっている。 物産館で目に付くのは「磐梯町の特産品コーナー」。 磐梯町内でしか買うことが出来ない商品が多数並んでいる。 まずは本駅の売り上げ第2位に輝いている「磐梯薬師の水」。日本名水百選にも選ばれているらしい。 続いて売り上げ第3位の「ブルーベリーかりんとう」。磐梯町産のブルーベリーを用いた商品である。 磐梯町産のほうれん草を配合した「おからかりんとう」も販売されている。 オリジナルのカレーにも注目。 まずは磐梯山の岩なだれ(山体崩壊)をイメージした「磐梯山岩なだれカレー」。 磐梯山の岩なだれを野菜のゴロゴロ感で表現している。 もう一つは「ZEROカレー」。こちらについては詳細を後述したい。 その他、「磐梯蜂蜜」「甘酒」が磐梯町の特産品として販売されている。 なお、本駅の売り上げNo.1の商品はなぜか大阪土産の「ピーカンナッツチョコ」。 こちらは地元客が主に売り上げに貢献しているようだ。

水を一切使わないZEROカレー

私が本駅で注目した商品は磐梯町産トマト「磐梯天授」を使用した「ZEROカレー」。 何が「ZERO」なのかというと、一般的にカレーを作る段階で使う水を一切使わず、 代わりにトマトと野菜の水分を使っている。 実際に私も購入して食べてみたのだが、トマトのとろ味が凄い。味もトマトの甘味を十分に感じる。 一方、香辛料の辛味もかなり効いている。 パッケージには「程よい中辛」と書いてあるが、トマトが甘さが香辛料を引き立てているのか、ヒリヒリ感はかなり強い。 今回、私は「会津激辛カレー」も本駅で購入したが、激辛カレーよりもZEROカレーの中辛の方が辛く感じた。 価格は540円とまあまあお手頃な価格である。

レストランでは麺類、ソースカツ丼など

本駅のレストランはラーメン、ソースカツ丼、カレー、そばが中心。 メニューの数は多くないが、面白いメニューが揃っている。 ラーメンからは「会津山塩ラーメン(850円)」が注目のメニュー。 磐梯山の麓にある大塩裏磐梯温泉に含まれる塩分から製塩した、全国的にとても珍しい山塩を用いたラーメンである。 磐梯町の隣の喜多方市の特産品である「喜多方ラーメン(600円)」も本駅で味わうことが出来る。 「ソースカツ丼(1000円)」は会津地方の郷土料理ともいえる料理。器からはみ出すくらいの大きなカツが特徴である。 カレーからは「磐梯山岩なだれカレー(700円)」が名物。 会津産ヒトメボレを使ったご飯でそびえ立つ磐梯山を表現、ゴロゴロ野菜のキーマカレーが磐梯山の岩なだれを表現している。 そばメニューには「ざるそば(750円)」「高遠そば(850円)」等が販売されている。