(福島県の道の駅 no.18)
道の駅 ひらた
駅名 | ひらた |
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住所 | 福島県石川郡平田村大字上蓬田字横森後160 |
コード | 300 277 587*64 |
駅名の由来 | 村名の平田村より |
施設 | 物産館、農作物直売所、そば処、ハバネロソフトの店 |
休館日 | 1/1 |
営業時間 | 9:30~18:00[土日祝は9:00~18:00] (そば処 11:00~16:30) (ハバネロソフトの店 10:00~17:00) |
特産品 | ハバネロ激辛カレー、ハバネロトッピングソフトクリーム、激辛トマトソース、平田パスタソース、 かぼちゃうどん、えごまうどん、たけやまそば、自然薯そば、荏胡麻みそまん、スイート絹ポテト、 バターナッツ、あぶくま高原の自然薯 |
日本一辛い村
東北自動車道の矢吹ICと常磐自動車道の小野ICを結ぶ高規格道路のあぶくま高原道路。 そのあぶくま高原道路の平田ICから国道49号線を北に400m程進んだ場所に本駅「ひらた」はある。 駅が位置するのは福島県南東部の平田村。 平田村は駅から2キロ北にある公園「ジュピアランドひらた」の芝桜が有名。 4月下旬から5月中旬までの間、県内外から数多くの観光客を集める。 ただ、残念ながら芝桜以外には村には名物と言えるものが無いのも事実。 このため、新たな村の名物として2010年より栽培を始めたハバネロを用いて、現在「日本一辛い村」として観光アピールを行っている。 中でも「ハバネロ戦隊カラインジャー」というキャラクターを立ち上げて販売する激辛カレーは村の新名物。 全国各地より辛いもの好きの猛者の挑戦を受けている。
絶対に無理! 生地獄カレー
さて、村の新名物となった「ハバネロ戦隊カラインジャー」シリーズの激辛カレー。 2014年7月に「辛いけど旨い」をコンセプトに第1弾の「カラインジャーカレー」が販売された。 しかし、辛いもの好きの猛者からの評判は極めて不評で「美味しいけど、ちっとも辛くない(普通の人が食べると十分辛いが…)」。 ここから暴君ハバネロの暴走が始まってしまう。 2014年11月には「激辛だけどギリギリ旨い」をコンセプトに「激辛レッドカレー」を販売。 2017年3月には「食べる時は自己責任で」をコンセプトに、何と激辛レッドカレーの30倍辛い「生地獄カレー」まで販売してしまった。 私は「激辛レッドカレー」を食べてみたが、恐ろしいくらい辛い。 最初は美味しいと思ったが、5口目あたりから体中から汗が湧き出し、喉や舌はヒリヒリ、 意識も遠くなっていくような感じがする。 このレッドカレーの30倍辛い生地獄カレーは絶対に無理。 まあ、世の中には絶対に無理なものを可能にしてしまう超人がたまに存在するが、 普通の人はカラインジャーカレー、冒険好きな方でもレッドカレーに留めておくことを私はお勧めする。
なぜかける? ハバネロソフト
ハバネロカレーと共に本駅の名物になっているのは「ハバネロソフトクリーム」。 私のような凡人の考えでは「甘いところが美味しいソフトクリームに、なぜハバネロをかける?」 と言いたいところだが、全国の辛いもの好きがハバネロソフトを目当てに集まってくるらしい。 このハバネロソフトクリームには階級があり「初級(1ふり)」「中級(3ふり)」「上級(5ふり)」「地獄級(10ふり)」。 初級から上級までは350円、地獄級は400円だが、地獄級完食者には敬意を表して料金は返金の上に無料券1枚を贈呈、 更に本駅のFacebook上に顔写真を掲載してくれる。 ちなみにハバネロソフトクリームを公式に販売を開始した2016年9月以降、 2017年11月時点で地獄級完食者は190人。 世の中にはこんなにも辛いもの好きの猛者が多いのかと感心してしまう。
辛くない特産品も販売
本駅は物産館、農作物直売所、そば処から成る施設構成。 物産館では辛くない特産品も販売している。 物産館の「平田村特産品コーナー」に並んでいるのは「荏胡麻みそまん」「スイート絹ポテト」 「かぼちゃうどん」「荏胡麻うどん」「たけやまそば」「自然薯そば」の6品。 特に「たけやまそば」は本駅の「そば処たけやま」で打った手打ち麺である。 近隣市町村の特産品の「古殿天然醸造みそ(古殿町産)」「川俣軍鶏トマトカレー(川俣町産)」、 福島県全般の特産品の「会津地鶏カレー」「会津地鶏とりめし」「会津山塩」もある。 農作物直売所では平田村特産のアスパラガスの販売が盛ん。 瓢箪みたいな形のバターナッツやあぶくま高原特産の自然薯も販売されている。 「そば処たけやま」では「天ざるそば(870円)」「かき揚げおろしそば(770円)」が名物メニュー。 豚丼、牛丼、激辛カレー等のご飯物も味わうことが出来る。