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(秋田県の道の駅 no.31)

道の駅 うご

駅基本情報
駅名 うご
住所 秋田県雄勝郡羽後町西馬音内中野200
駅名の由来 町名の羽後町より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、喫茶店
特産品 西馬音内そば(弥助そば)、端縫いの郷稲庭手業うどん、若がえりまんじゅう、端縫いの郷あめ、 五葉豆黒ごまきな粉、五葉豆甘納豆、五葉豆の煮豆、そば饅頭、柿餅、ずんだ柿、 純米酒「端縫い」、酒粕焼酎「端縫い」

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そば/うどん、冷も温も名産品

 東北中央自動車道(湯沢横手道路)の湯沢ICから国道398号線を西に8km、秋田県南部の羽後町に本駅「うご」はある。 駅に到着してまず感じるのは近隣の畜産施設から流れ込む独特の臭い(風向きや季節による)。 「ああ、田舎町にやってきたんだなあ」ということを実感する。 都会暮らしの方には馴染むのが難しい異臭だが、大丈夫、人間の嗅覚は意外とすぐに麻痺してしまうもの。 5分もいれば殆ど臭いを気にすることもなくなるだろう。
 さて、羽後町は「そば」「うどん」の両方が特産品という珍しい町。 ついでに言うならば、「冷たい」と「温かい」のどちらも名物。 組み合わせで考えると「冷たいそば」「温かいそば」「冷たいうどん」「温かいうどん」の4つの名物がある町と言える。 これらの名物は本駅のレストランで味わうことが可能。 可能であれば本駅に4回訪れ、4つの名物を全て味わいたいものである。

そばは伝統の「西馬音内そば」

 そのレストランだが、ほぼ「そば」と「うどん」だけという潔いメニュー構成。 「そば」は百九十余年の伝統を持つ「西馬音内(にしもない)そば」を提供。 つなぎに布海苔を使った独特の食感が人気になっている。 西馬音内そばを食べるために、わざわざ羽後町まで訪れる人が存在するというほどの逸品。 レストランのスタッフは町内の老舗そば屋の秘伝の技を受け継いでおり、 道の駅レストランと言えども老舗そば屋と同様の美味しい西馬音内そばを味わうことが出来る。
 そばは「冷やがけそば」と「ざるそば」と「温がけそば」の3種類で、いずれも並サイズで550円。 冬場を除けば断然の人気は「冷やがけそば」。 コシの強さが特徴の西馬音内そばだが、冷やして食べると一層コシの強さが増すところが「冷やがけそば」の人気の理由のようだ。 但し、売り切れには要注意。 レストランの営業時間は11時から16時までだが、そばがなくなり次第、そばメニューの提供は終了してしまう。 私も「冷やがけそば」を楽しみに本駅を訪れたのだが、残念ながら売り切れでありつけず。 そばを食べることを目的にしている方は、なるべく早く本駅に到着したい。

うどんは稲庭手業うどん

 続いて「うどん」だが、こちらは熟練職人が完全手作業で4日間掛けて作った「稲庭手業うどん」。 熟成を重ねることにより、麺が薄い琥珀色になるのが特徴である。 こちらも「冷たいうどん」と「温かいうどん」があるが、人気は五分五分のようだ。 私は物産館で乾麺の稲庭手業うどんを購入して、自宅で「冷たいうどん」「温かいうどん」の両方を作ってみた。 あくまで個人の感想だが、私は「冷たいうどん」を推したい。 稲庭手業うどんも西馬音内そばと同様にコシが強いのが特徴。 麺を茹でた直後に水で洗い、冷水で締めるとうどんにコシが出る。 冷水で締めた状態のうどんに、冷蔵庫で冷やしておいた「つゆ」を掛けて食べると本当に美味しい。 温かいうどんも美味しいが、温かいつゆを掛けるとコシが少し弱まってしまう感じがする。 あくまでも個人の感想だが…。
 さて、先程「レストランは『ほぼ』そばとうどん」と書いたが、 一品だけそれ以外のメニューがある。 それは数量限定の「うご牛ミニ焼肉丼(500円)」。 地元のブランド牛の羽後牛を格安の価格で味わうお得なメニューである。 肉好きの方は焼肉丼を味わってみるのは如何だろうか。

「若がえりまんじゅう」は正統派の焼き饅頭

 本駅の物産館では羽後町伝統の銘菓が目に付く存在。 中でも大正5年創業の老舗菓子店「泉栄堂」の「若がえりまんじゅう」は人気の商品。 第25回全国菓子大博覧会で栄誉大賞に輝いている。 皮には黒砂糖と葛を使用し、しっとりとした食感を演出、 餡には皮をむいた小豆のこし餡を使い甘さを抑えている。 私の印象では「正統派の焼き饅頭」。 変に現代風にアレンジされておらず、昔ながらの焼き饅頭という感じがする。 「若がえりまんじゅう」にはオリジナル版に加えて、竹炭/黒ごま入りの「黒いべ」、 秋田県産の枝豆が入った「まめだよ」の3種類を販売。 3種類が2つずつ入った「若がえりまんじゅうセット(720円)」もある。 おじいちゃん、おばあちゃんへの敬老の日のプレゼントに如何だろうか。 他にも羽後町のそば粉を使った「そば饅頭」を始めとして「柿餅」「ずんだ柿」等の伝統銘菓が販売されている。
 また、羽後町は五葉豆の産地としても有名で、五葉豆を使った商品も多数。 「五葉豆甘納豆」「五葉豆きな粉」「五葉豆の煮豆」「五葉豆黒ごまきな粉」が販売されている。 上述の「西馬音内そば」「稲庭手業うどん」ももちろん物産館で販売。 本駅限定の純米酒「端縫い」、同じ商品名の酒粕焼酎「端縫い」も販売されている。
 物産館の横には農作物直売所がある。 産地は約8割が羽後町産、約2割は隣の横手市産。 特に珍しい野菜は見受けなかったが、地産地消の役割は十分に果たしていると言えそうだ。


道の駅看板

道の駅看板

駅施設

駅施設。波打った屋根の形は羽後町の伝統行事である西馬音内盆踊りで踊り手が着用する伝統的衣装を表している。

入り口にある看板

駅入り口にある本駅オリジナルの看板。道の駅スタンプもこの図柄である。 伝統行事の西馬音内盆踊りをモチーフにしている。

稲庭手業うどん

本駅限定販売の稲庭手業うどん(540円)

冷たいうどん

稲庭手業うどん(乾麺)を使って「冷たいうどん」を作ってみた。麺はうどんにしてはかなり細麺。 コシが強くてなかなか美味しい。

若がえりまんじゅう

羽後町名物の「若がえりまんじゅう(720円)」。正統派の焼き饅頭。