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(秋田県の道の駅 no.29)

道の駅 こさか七滝


道の駅基本情報
駅名 こさか七滝(こさかななたき)
住所 秋田県鹿角郡小坂町上向字藤原35-3
コード 839 664 458*20
駅名の由来 「こさか」は町名の小坂町より、「七滝」は駅横にある滝の名称。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン
休館日 (農作物直売所 無休)
(物産館/レストラン 11月中旬~4月中旬)
営業時間 9:00~17:00[スタンプは24時間]
(レストラン 平日 11:00~14:30、土日祝 10:30~15:00)
道の駅の特産品 アカシアせんべい、アカシア蜂蜜、菜種油「菜々の油」、山ぶどう粉末入り稲庭うどん、鴇(ときと)ぶどうあめ、 しそ巻きあんず、しそ巻き大根、きな粉草団子、いぶりがっこ、いぶりがっこのっけ飯、おかずがっこ、北限の桃ジュース、 秋田もろこし、比内地鶏茶碗蒸し

名瀑「七滝」の近くにある道の駅

 東北自動車道の小坂ICから県道2号線を通って北東に7km、秋田県北東端の小坂町に「道の駅 こさか七滝」はある。 インターからの道中は最初から森林の中のドライブ。 途中、1キロ程小坂町の市街地を通るが、そこを抜けると更に鬱蒼とした森林の中のドライブ。 暫くすると十数軒ほどが連なる小さな集落が現れ、その先に本駅を示す道の駅の看板が見えてくる。

道の駅 | こさか七滝 | 道の駅看板
道の駅看板
 本駅は駅名にもある通り滝の近くにある道の駅。ただ、駅名にある「こさか七滝」という名称の滝は存在しない。 本駅の近くにある滝は日本の滝百選の一つに数えられている「七滝」。 七段に渡って優雅に流れ落ちるこの滝は、他の名瀑と異なり女性的な美しさを感じる。
 ちなみにこの「七滝」は小坂町と鹿角市の境界にある。 国土地理院の地図を見ると7段のうち3段目あたりまでは鹿角市、残りの4段は小坂町という感じ。 ただ「こさか七滝」という名の道の駅が誕生したため、 多くの人は「七滝は小坂町のもの」と思っているのではないだろうか(少なくとも道の駅ファンの間では)。 そういう意味では「小坂町の作戦勝ち」と言えなくもないだろう。

 本駅は七滝を鑑賞する絶好の場所にある道の駅。 道の駅から道路を渡って向かい側には滝見台がある。 この滝見台からは7段に渡って優雅に流れ落ちる滝を観賞可能。 また、橋を渡って滝のすぐ近くまで行って鑑賞することもできる。 優雅に流れ落ちる七滝ではあるが、近くで鑑賞する七滝はかなりの迫力である。

道の駅 | こさか七滝 | 滝見台から見る七滝
滝見台から見る七滝。7段に渡って優雅に流れ落ちる滝を見ることが出来る。
道の駅 | こさか七滝 | 近くで見る七滝
間近から七滝を鑑賞することも可能。こちらはかなりの迫力である。

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趣の異なる2つの直売所

 本駅は比較的大きな3つの建物から成る道の駅。 向かって左側は休憩所が入る建物、真ん中は「ハートランドマーケット」という名の農作物直売所、 右側の建物は「滝の茶屋 孫左衛門」という名の物産館。
 左側の建物は広い休憩室の中にポツンと道の駅スタンプが置いてあるだけで、 個人的な意見を言わせていただくならもう少し有効活用できそうな気がする。 ただ、本駅は年間利用客6万2千人(2023年実績)のやや寂しい道の駅。 施設を更に充実させても採算を取るのが難しいという判断なのかも知れない。

道の駅 | こさか七滝 | 休憩室
向かって左側にある建物は休憩室。道の駅スタンプはここに置かれている。
 右側にあるのは「滝の茶屋 孫左衛門」。 ここでは物産品の販売と食事の提供(レストラン)が行われている。
 物産品販売コーナーではおよそ200種類位の商品が販売されているが、 個人的には小坂町の特産品が少ない点は少々残念。 5種類の「いぶりがっこ」、いぶりがっこを進化させたお米にピッタリの「おかずがっこ」、 「比内地鶏茶碗蒸し」等、秋田県の名産品は多いがこれらは県内の他の市町村の商品。 ちなみにこの店の人気No.1商品は「きな粉草団子(670円)」。 商品ラベルに書かれている産地は愛媛県松前町だが、購入できるのは本駅のみ。 パッケージに「道の駅こさか七滝」と書かれているので、お土産に最適だろう。

 茶屋内のレストランでは小坂町のブランド豚肉「桃豚」の豚骨スープを使ったラーメンが人気。 シンプルに桃豚豚骨スープを味わいたい方はスープとネギだけの「素(す)ラーメン(600円)」がお勧め。 「桃豚カツラーメン(1500円)」「桃豚豚骨醤油ラーメン(1000円)」等も提供されている。 ご飯物では「桃豚カツカレーライス(1300円)」「桃豚味噌カツ重(1500円)」等。 全部で23種類もある「七滝シェイク(Mサイズ400円~500円)」も販売されている。
 なお「滝の茶屋 孫左衛門」は11月中旬~4月中旬は冬季休業となる。
道の駅 | こさか七滝 | 滝の茶屋 孫左衛門
向かって右側にある建物は「滝の茶屋 孫左衛門」。物産館とレストランが入っている。
 真ん中にある建物には農作物直売所「ハートランドマーケット」が入る。 販売されている農作物は約20種類。高原野菜が中心だが、 「食用菊」や幻のフルーツと呼ばれる「ポポー」等、珍しい農作物の姿を見ることもできる。
 この店では小坂町の特産品も販売。 「滝の茶屋」では小坂町の特産品が少ないことは上述したが、 こちらの農作物直売所は地味な商品が多いものの小坂町の特産品がたくさん。 「小坂町まで来たのだから、小坂町の特産品を買いたい」という方は、こちらの農作物直売所も要チェックである。
道の駅 | こさか七滝 | ハートランドマーケット
真ん中にある建物は「ハートランドマーケット」。 農作物販売が中心だが、小坂町の特産品も販売されている。
 その小坂町の特産品を幾つか挙げると、まずは昔ながらの手作り煎餅の「アカシアせんべい(380円)」。 サクサクとした食感が心地よい懐かしの煎餅という感じがする。 菜種油「菜々の油(275g/500円)」も小坂町を代表する特産品。 小坂町産の山ぶどうの粉末が入った「山ぶどう稲庭うどん」も小坂町ならではの商品である。
 小坂町産では無いものの、すぐ隣の鹿角市の特産品も販売。 特に「北限の桃ジュース」「しそ巻きあんず」は私がチェックした限りでは道の駅で販売されているのは本駅のみ。 これらの商品もお土産に最適ではないだろうか。
 なお「ハートランドマーケット」は冬期も営業。 冬期は豪雪になることが多いので運転には要注意である。

道の駅 | こさか七滝 | アカシアせんべい
小坂町の特産品の「アカシアせんべい」。アカシアの葉っぱを模っている。 ラベルには国重要文化財の小坂鉱山事務所がデザインされている。

【その他の道の駅はこちらから】

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「道の駅 こさか七滝」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①ホテル小坂ゴールドパレス
 [MAPCODE] 297 884 316*51
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に5km
 - 料金(1人6,364円、2人計8,456円~)
 - 食事付きプランもあり

   

■②湖畔の宿 民宿和み
 [MAPCODE] 612 302 410*18
 (口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から北東に22km
 - 料金(2食付き2人計13,420円~)
 - 温泉あり
 - 十和田湖が見える宿

   

■③十和田ホテル
 [MAPCODE] 804 086 348*27
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に22km
 - 料金(2食付き2人計44,000円~)
 - ハイクラス
 - 登録有形文化財の宿
 - 【注】11月中旬~4月中旬まで冬期休館

   

■④十和田湖畔温泉 とわだこ遊月
 [MAPCODE] 612 302 441*16
 (口コミ平均3.8点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北東に23km
 - 料金(2食付き1人22,000円、2人計32,000円~)
 - 温泉あり/露天風呂と展望風呂が自慢の宿

   

■⑤ホテル十和田荘
 [MAPCODE] 612 303 665*36
 (口コミ平均3.7点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北東に23km
 - 料金(1人8,000円、2人計13,274円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - 🐶ペット可[小型犬のみ]

   

🐶ペット旅

■⑥雪沢温泉 大雪
 [MAPCODE] 297 752 404*42
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に18km
 - 料金[ペット有り](2食付き1人10,000円、2人計20,000円+[追加料金1,500円~2,000円]+[入湯税150円/人]+[暖房費(冬期)]~)
 - 料金[ペット無し](2食付き1人6,819円、2人計13,638円+[入湯税150円/人]+[暖房費(冬期)]~)
 - ペット可[追加料金+1,300~1,500円]

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)