AROUND JAPAN

(秋田県の道の駅 no.28)

道の駅 あきた港

道の駅基本情報
駅名 あきた港(あきたこう)
住所 秋田県秋田市土崎港西1-9-1
コード 88 292 892*58
駅名の由来 駅横の港の秋田港より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、養老昆布の売店、展望カフェ、展望台
休館日 無休
(展望カフェ 水曜日)
営業時間 9:00~18:00
(レストラン 11:00~15:30)
(展望カフェ 11:00~15:30)
(展望台 9:00~21:00)
道の駅の特産品 いぶりがっこ、ぎばさ青のり煎餅、養老昆布(よろこぶ)、バター餅、きりたんぽ鍋、稲庭うどん、秋田諸越、 秋田市土崎地方の銘菓(山科/大栗饅頭/一口明けがらす/長井のポテト)、 男鹿半島の銘菓(おがどら/恋人はなまはげ)

高さ143mのポートタワー・セリオン

 秋田自動車道の秋田北ICから県道72号線と一般道を使って南西に6km、秋田県西部の秋田市土崎地区に「道の駅 あきた港」はある。 本駅は「道の駅あきた港」というよりは「ポートタワー・セリオン」と言った方が馴染みがあるかも知れない。 ポートタワー・セリオンは秋田県民にとってはスカイツリー並みにメジャーな観光地(多分)。 全高143m、タワーの5階部分が展望台になっているが、展望台の高さは地上100m。 実は私は本駅を訪れる前に道の駅「てんのう」に立ち寄り、高さ60mの天王スカイタワーからの景色を鑑賞したが、 高さが40m違うと景色は全く違う。道路を走る車は米粒程度、歩行者に至ってはほぼ認識不能。 視界もぐっと広くなり、水平線は地球が丸いことを実感する。 日本海に沈む夕日も最高で、恋人の聖地にも認定されている。
 そのポートタワー・セリオンだが開業は1994年。開業当時は800円の入場料を徴収していた。 その後、ポートタワーの入場者数減少に伴い経営が悪化。2007年に秋田市が買い取り展望台入場料を無料化。 2010年7月に道の駅に登録されて現在に至っている。 紆余曲折があったものの、800円の価値があるとされていた展望台からの眺望が、今は無料なのだから得をした気分になる。
 道の駅登録当時は商業施設が貧弱で「展望台だけが魅力」の道の駅という感じだったが、2015年に大規模リニューアル。 今では県内有数の商業施設を持つ道の駅に生まれ変わった。 本駅を訪れた際は展望台からの絶景と共に、物産館やレストランでの買い物/食事を楽しみたい。

道の駅の物産館はかなり大規模

 ポートタワー・セリオンの1階部分にあるのは物産館とレストラン。 道の駅の物産館は建物に入った瞬間に「わっ! 広い」と仰け反るような感覚に陥るくらい大規模。 どこに何が販売されているのか探すのが大変なくらいに様々な商品が販売されている。 その中でも特に目に付くのは大根を燻して漬けた秋田名産の「いぶりがっこ」。 塊で販売されているのが10種類、刻みで販売されているのが10種類、合計20種類のいぶりがっこが販売されている。 これだけ種類があるとどれを選んでよいのか難しいが、90gが2本入りで698円の「東成瀬村の高級いぶりがっこ」が人気になっているようだ。
 本駅が位置する土崎地区の特産品を集めた「土崎地方コーナー」にも注目したい。 ここでは道の駅では本駅限定の、落雁風菓子の「山科」を始めとして「長井のポテト」 「一口明けがらす」「大栗饅頭」等が販売されている。
 その他にも秋田県の有名な特産品はほぼ、ここで販売。 「きりたんぽ鍋」「稲庭うどん」「秋田諸越」はもちろん、男鹿半島の特産品の「おがどら(どらやき)」や「恋人はなまはげ」、 秋田土崎の隠れた逸品の「養老昆布」("よろこぶ"と呼ぶ)も販売されている。

レストランの名物は「海鮮バーベキュー」

 本駅の「食」の施設はポートタワー1階にあるレストラン「土崎湊屋」とポートタワー4階にある「セリオンカフェ」の2つ。 まずは1階のレストラン「土崎湊屋」だが、ここでは秋田港直送の海の幸を使った料理が人気。 特に好みの魚介類を選んで、生簀から水揚げして、焼いて食べる海鮮バーベキューが人気になっている。 セットメニューはアワビ、ふぐ、ホタテ、エビが2つずつ付いた「ご馳走セット(3500円)」。アワビ等を単品で選ぶことも可能である。 好みのネタを選ぶことが可能な「のっけ丼(海鮮丼)」も面白い。 まず、どんぶり飯(200円)を購入し、ネタとなる好みの魚介を購入してオリジナルの「のっけ丼」を作ることが出来る。 ネタは大トロが250円、鯛が150円、イカが50円、サーモンが50円など。 大トロが入れば1000円くらいで、大トロを我慢すれば500円くらいで立派な「のっけ丼」が完成するだろう。 自分で作るのが面倒な方も大丈夫。 土崎産のジュンサイを使った「ジュン天丼(950円)」や「豚バラ丼(500円)」「醤油ラーメン(650円)」等のメニューもある。
 4階にある「セリオンカフェ」はオリジナルのブレンドコーヒー(300円)とパンケーキ(500円)が自慢のメニュー。 4階のセリオンカフェは地上から96m。 96mの高さから日本海、または秋田市の街並みを見ながらコーヒーブレイクを取ることが可能になっている。
 「食」の施設は以上だが、本駅ではもう一つ忘れてはならないものがある。 それは「うどんとそばの自販機」。昭和50年代あたりまではどこでも見かけた「うどん・そばの自販機」。 40代以上の方ならおそらく誰でも一度は見たことがあるだろう。 本駅にはおそらく稼働しているのは日本で唯一の自販機がある。 連日、自販機マニアが訪れており、ある意味、この自販機が本駅の「食」の施設では最も混雑していると言えるかもしれない。



道の駅 | あきた港 | 道の駅看板

道の駅看板

道の駅 | あきた港 | ポートタワー・セリオン

ポートタワー・セリオン。ちなみにセリオンとはseaとpavilionを合成した造語である。

道の駅 | あきた港 | 展望台から見た秋田市街

展望台から見た秋田市街。 金足農業から日本ハムファイターズに入団した秋田県のヒーロー、吉田輝星投手のサインがガラス面に記されている。

道の駅 | あきた港 | 日本海に沈む夕日

展望台から見る日本海に沈む夕陽

道の駅 | あきた港 | 物産館

とても広い物産館。これでも写っているのは半分くらい。

道の駅 | あきた港 | うどんとそばの自販機

おそらく日本で唯一稼働中、懐かしの「うどんとそばの自販機」。うどん、そばは共に1杯250円。 ポートタワー・セリオン横のセリオンリスタ1階に置かれている。

道の駅 | あきた港 | 夜のポートタワー・セリオン

夜のポートタワー・セリオン。夜間はライトアップされる。

「道の駅 あきた港」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①ホテルルートイン秋田土崎
 [MAPCODE] 88 323 091*13
 (口コミ平均3.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に400m
 - 料金(朝食付き1人5,945円、2人計10,090円~)
 - 2食付きプランもあり
 - 全客室でWOWOW無料視聴可
 - セリオンの夜間ライトアップ見物に最適なホテル

   

■②ユーランドホテル八橋
 [MAPCODE] 88 236 854*48
 (口コミ平均3.8点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南東に4km
 - 料金(1人4,500円、2人計5,090円~)
 - カプセル宿泊コースもあり[3,000円/人~]
 - 深夜1時まで営業の食事処を併設

   

■③秋田温泉さとみ
 [MAPCODE] 303 871 610*23
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に7km
 - 料金(朝食付き1人7,545円、2人計14,000円~)
 - 温泉あり/2食付きプランもあり
 - 楽天トラベル日本の宿アワード受賞の宿

   

■④秋田温泉プラザ
 [MAPCODE] 303 871 574*61
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に7kmkm
 - 料金(朝食付き1人4,454円、2人計13,672円~)
 - 温泉あり/2食付きプランもあり/直前割あり

   

My Select

■③秋田温泉さとみ

秋田市街地には数多くのホテルがあり宿探しには困らないこの周辺だが、温泉好きな方には本宿を推薦。 肌がスベスベになるとろっとろの湯は温泉通の方も満足されるはず。

大きな地図で見る(パソコン閲覧時のみ有効)


近隣の宿をじゃらんnetでもっと調べる
近隣の宿を楽天トラベルでもっと調べる

(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)