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(秋田県の道の駅 no.26)

道の駅 十文字

駅基本情報
駅名 十文字(じゅうもんじ)
住所 秋田県横手市十文字町字海道下21-4
駅名の由来 市町村合併前の旧町名の十文字町より。 施設愛称の「まめでらが~」は秋田の方言で「元気ですか」の意味。久しぶりに会った人への挨拶によく使われる。
施設 物産館、農作物直売所、コンビニエンスストア、フードコート
特産品 秋田もろこし、こだわりリンゴジュース、銘菓「十文字物語」、十文字中華そば、稲庭うどん、稲庭うどんグリーンカレー、 いぶりがっこ、きりたんぽ鍋、揚げ饅頭、横手焼きそば煎餅、最中クッキー「もなっきい」、ニテコサイダー、なまはげ煎餅

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年間53万人が訪れる人気の道の駅

 東北中央自動車道(湯沢横手道路)の十文字ICから国道13号線を南に900m、 秋田県南東部の旧十文字町(現横手市十文字町)に本駅「十文字」はある。 旧十文字町は町域の約8割が田畑の農業が盛んな町だが、本駅周辺は旧町役場や鉄道の駅がある住宅密集地。 県内の道の駅では珍しい住宅地の中の都市型の道の駅と言えるだろう。
 私が本駅を訪れたのは9月の3連休の中日。天気も良く絶好の行楽日和だったためか、本駅は駐車場も施設内も大変な混雑。 実は同じ日に本駅を訪れる前に立ち寄った他の道の駅はそれほど混雑しておらず、 「秋田県の道の駅はあまり人気になっていないのかな?」と思っていたのだが、それは大間違い。 駐車場の空きスペースを探すのに約20分、フードコート内の空席は全くなく、空く気配もない。 ゆっくりと道の駅巡りをしたい方は、特に本駅に関しては平日に訪れた方が良いだろう。 このような理由のため、写真の一部(特にフードコート関連)は古い写真(2011年7月の平日に撮影したもの)を掲載することをお許し願いたい。

人気の中心は農作物直売所

 本駅は1つの建物の中に物産コーナー、農作物直売所、フードコート、コンビニエンスストアが同居する施設構成。 壁で仕切られているコンビニエンスストアを別にすれば、各々の施設の広さは農作物直売所が約5割、 フードコートが約3割、物産館が約2割。 客の入りも施設の広さとほぼ比例しており、農作物直売所の利用客が約半数。 農作物販売が中心となる道の駅と言えそうだ。 販売している野菜の種類は約70種類。スーパーで販売されている一般的な野菜はほぼここで入手可能である。 商品の約8割は地元の十文字町地区産であり、しっかりと地産地消の役割を果たしている。
 物産コーナーでは地元の中華そばの老舗店「三角そばや」の「十文字中華そば」が人気の商品。 ちなみに十文字中華そばは旧十文字町地区で食べられているご当地ラーメンで、細い縮れ麺が特徴。 十文字地区には「三角そばや」以外にも「マルタマラーメン」「丸竹食堂」など十文字中華そばを味わう店がいくつかある。 十文字第1小学校の生徒がプロデュースした饅頭「十文字物語」も十文字地区の新名物。 ぶどうジュースをチーズクリーム餡で包んだしっとりとした食感が特徴である。
 ただ、それ以外は十文字地区限定の特産品は販売されていない模様。 近隣の三郷町銘菓の最中とクッキーが合体した新感覚菓子の「もなっきい」、 秋田県全般の特産品の「秋田もろこし」「いぶりがっこ」「稲庭うどん」等、品揃えは豊富だが、 十文字地区の特産品となると少し寂しい気がする。 ちなみに売上No.1商品はパウチパックに入った「こだわりリンゴジュース」。 秋田県産の厳選りんごをそのままジュースにしたもので、添加物が一切入っていないのが特徴。 栄養価が最も高いリンゴの皮が入っているのは珍しいそうだ。 ちょっと地味な特産品だが、間違いなく美味しいので飲んでみるのは如何だろうか。

フードコートでは「横手やきそば」など

 本駅のフードコートには横手やきそばの老舗の「福龍」、 地元の十文字ラーメンを味わう「ひまわり」、 地元の狙半内(さるはんない)地区のそば屋「正五郎」の3店舗が入る。 それぞれが横手市名物の郷土料理で、私は「どれも食べてみたい」というのが偽らざる本音。 今回は知名度で勝る福龍の「横手やきそば」を食べてみた。
 「横手やきそば」はかつて話題となったB級グルメの祭典「B-1グランプリ」でグランプリを獲得したグルメ。 横手市では「横手やきそば四天王決定戦」というイベントを開催しているが、「福龍」は四天王の常連であり、 本駅では「横手やきそば」の頂点の味を満喫できる。 「福龍」の特徴はやきそばの上に乗ったトロトロの半熟卵。 やきそばに絡められた甘辛タレと半熟卵のまったりとした黄身が口の中で混ざると何とも言えない美味になる。 さすがB-1グランプリ受賞の味という感じがした。
 また、まだ私は実食していないので感想を述べることは出来ないが、 十文字ラーメン「ひまわり」は8種類の塩と極秘の隠し味を使用したスープが自慢、 そば「正五郎」は根昆布、煮干し、干し椎茸、鰹節で出汁をひき、1年熟成させた「かえし」を加えたそばつゆが特徴のようだ。 これらも一度は体験してみたい味である。


道の駅看板

道の駅看板。施設愛称は「まめでらが~」。秋田の方言で「元気ですか?」の意味だそうだ。

駅施設

駅施設。左側にフードコート、真ん中付近に物産館と農作物直売所、右側にコンビニエンスストア(セブンイレブン)がある。 3連休の中日ということもあり、駐車場は満杯、施設内も大混雑。

こだわりりんごジュース

本駅の売上No.1の「こだわりりんごジュース」。果汁100%で栄養価の高いリンゴの皮の部分も入っている。

秋田もろこし

秋田銘菓の「もろこし」も販売。外はカリカリ、中はサックリ、独特の食感が魅力である。

フードコート

フードコートの様子。人が少なかった2011年7月の平日に撮影。 写真奥の「ふるさとの味三平」は、現在「そば正五郎」になっている。

横手やきそば

老舗「福龍」の「横手やきそば」