道の駅　みねはま

道の駅基本情報

駅名	みねはま
住所	秋田県山本郡八峰町峰浜沼田字ホンコ谷地147-6
コード	598 033 383*31
駅名の由来	市町村合併前の旧村名の峰浜村より
施設	物産館、農作物直売所、レストラン
休館日	1/1～1/3 (レストラン 上記に加えて第2木曜日)
営業時間	9:00～18:00[スタンプは24時間] (レストラン 11:00～16:00)
道の駅の特産品	石川そば、峰浜梨、椎茸、椎茸バーニャカウダ、しょっつる仕立て椎茸タプナード、椎茸オイル漬け、ハタハタオイル漬け、 ハタハタしょっつる、片栗うどん、よもぎ大福、天然味噌「白神っ娘」、天然はちみつ

「石川そば」と「峰浜梨」

　秋田自動車道(無料区間)の能代南ICから国道7号線を北に5km、その先国道101号線に入って更に北へ8km、 秋田県北西部の旧峰浜村(現八峰町峰浜)に「道の駅　みねはま」はある。 東北地方の日本海側は能代市よりも北に進むと民家が急激に減って長閑な雰囲気になるが、 能代市街地から5km北にある本駅周辺も静かな環境。 日本海から吹き付ける強風のせいか、長閑というよりは何か寂しいという印象を受ける環境の中に本駅は建っている。
　さて、峰浜村の特産品と言えば「石川そば」と「峰浜梨」。 ただ、残念ながらこれらの特産品の存在を知る人は少ないだろう。それは生産数がとても少ないから。 特に「石川そば」はつなぎに豆乳を使う独特の製法で、江戸時代から続く特産品だが、近年は生産者が激減。 今では本駅しか購入や味わうことが出来なくなってしまった。
　実は私の本駅を訪れた目的は「石川そば食べること」だったが、 残念ながらレストランは私が到着する10分前にオーダーストップ。 物産館で販売されているのは保存の利かない生緬で、長旅の途中ではどうにもならず。 私は泣く泣く断念したが、レストランが開店中に本駅を訪れた方は、ここでしか味わうことが出来ない「石川そば」を味わってみるのは如何だろうか。 なお、峰浜梨は初秋には本駅はもちろん、道端でも幟を立てて梨が直売されているので、 「石川そば」よりは容易に購入することが可能である。

道の駅の物産館では椎茸を使った特産品

　本駅は農作物直売所とレストランから成るシンプルな構成。 農作物直売所は約100の生産者が出品しており、野菜、果物の種類、量はかなり豊富である。 目立つ商品は上述の「峰浜梨」に加えてトマト、ナス、カボチャ、唐辛子、椎茸等の高原野菜。 峰浜村は気温が低いので、低温でも栽培可能な野菜が数多く販売されている。
　道の駅の農作物直売所の一角には少量ながら峰浜村の特産品を販売している。 目玉商品は上述の「石川そば」だが、それ以上に目立つのは椎茸を使った特産品。 「椎茸バーニャカウダ」「椎茸オイル漬け」「しょっつる仕立て椎茸タプナード」等が販売されている。 実は八峰町では人口減少の歯止めをかける施策として「菌床しいたけ生産による産業振興」を画策。 これらの椎茸加工品は八峰町の未来を占う商品と言える。

客のニーズに合わせた道の駅レストラン

　続いて農作物直売所の横にある道の駅レストランだが、「客のニーズに合わせたサービス提供」がモットーの店。 「味の濃い目/薄目」「ご飯の量の調整」「食べ残しの持ち帰り(冬期のみ)」「アレルギー食材の除外」等、 一人一人の客の好み、要望に可能な限り対応している。 このような対応は都会の客の多い道の駅では到底無理。 田舎の客が少ない本駅ならではのサービスと言えるだろう。 名物メニューは上述の「石川そば」。 その他にもインドやマレーシアで人気のピリ辛チャーハンの「ナシゴレン」、 野菜とベーコンがたっぷり入った「鉄板ナポリタン」、 八峰町のキノコがたっぷり入った「和風キノコパスタ」を味わうことが出来る。 レストランの一押しメニューは前日からルーを準備して1日寝かせた「産直カレー」。 少し贅沢な「ステーキ定食」「牛タン定食」、 八峰町の郷土料理の「だまこもち」も味わうことが出来る。