(秋田県の道の駅 no.15)
道の駅 岩城
駅名 | 岩城(いわき) |
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住所 | 秋田県由利本荘市岩城内道川字新鶴潟192-43 |
コード | ![]() |
駅名の由来 | 市町村合併前の旧町名の岩城町より |
施設 | 物産館、農産物直売所、レストラン(2つ)、出店、屋台村、温泉 |
休館日 | 4月~6月 第2水曜日、7月・8月 無休、9月~3月 第2・4水曜日 |
営業時間 | 9:00~18:30[冬期は17:30まで] (レストラン 11:00~18:00[冬期は17:00まで]) (出店/屋台村 10:00~17:00) (温泉 9:00~20:30[冬期は19:30まで]) |
道の駅の特産品 | 百宅そば、本庄うどん、ゆり根うどん、アカシア蜂蜜、川かに味噌汁、しょっつるポン酢、 どんこ椎茸、きりたんぽ、いぶりがっこ、北限の桃ジュエリー、稲庭うどん、布海苔、青さ海苔、 もつ煮はるちゃん、比内地鶏パイ、なまはげ羊羹、いぶりがっこチーズディップ、弥助そば |
2023年4月にリニューアル
日本海東北自動車道の岩城ICから県道44号線→国道7号線を通って南西に3km、
秋田県西部の旧岩城町(現由利本荘市岩城)に「道の駅 岩城」はある。
インターからの道中は国道7号線に入ってからは日本海沿いを走る道路。
ただ、道路脇は住宅に覆われており海の匂いはするものの、なかなか海を見ることは出来ない。
やがて道の駅看板が見えてきて、看板の指示通りに右折すると道の駅の建物と共に真っ青な日本海が見えてくる。
上空を見上げると海鳥が飛び交う姿。
「ああ、海に来たんだ」と実感することだろう。
道の駅看板
駅施設
ただ、個人的には少し寂しい面もある。というのは旧岩城町の名物と言えば「プラム」。 以前は「岩城地区特産品コーナー」があり、プラムワイン、プラムジャム、プラムゼリー、プラムソフトクリーム等、 プラムを用いた商品を大々的に販売していたが、リニューアル後はプラム関連商品は完全に消滅。 「岩城地区特産品コーナー」も無くなってしまった。 これは町内に存在したプラム工場が撤退したという止むに止まれぬ事情があったためだが、 本駅ならではの商品が無くなったのは個人的に残念。 できれば、本駅を訪れなければ味わうことが出来ない新名物の開発をお願いしたいところである。
プラムの酸味が効いたプラムソフトクリームは残念ながらもう味わうことが出来ない(2014年7月撮影)
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由利本荘市の特産品を多数販売
本駅は物産館、農産物直売所、レストラン(2つ)、出店、屋台村、温泉から成る施設構成。
オートキャンプ場も併設されており気軽にアウトドアアクティビティも楽しむことが出来る。
まずは物産館「ウミヨコ商店」だが、販売されている商品は約1000種類。
リニューアル前と比べて品数はかなり増えた感じがする。
以前は旧岩城町や合併後の由利本荘市の商品が中心だったが、リニューアル後は秋田県全般の特産品が増えた印象。
「きりたんぽ」「いぶりがっこ」「比内地鶏パイ」「なまはげ羊羹(男鹿市の特産品)」
「弥助そば(羽後町の特産品)」等が販売されるようになり、利便性が増した感じがする。
上述のリニューアル前に存在した「岩城地区特産品コーナー」は「由利本荘市特産品コーナー」に名称を変更。
由利本荘市特産の「百宅(ももやけ)そば」「本庄うどん」「ゆり根うどん」「アカシア蜂蜜」「川かに味噌汁」
「しょっつるポン酢」「どんこ椎茸」等がこのコーナーで販売されている。
物産館手前の農作物直売所「ウミヨコ直売所」では農作物を50種類くらい販売。
産地を確認すると約70%が旧岩城町地区を含む地元の由利本荘市産。
しっかりと地産地消の役割を果たすとともに、地元で供給できない野菜は県外から調達。
消費者の利便性も高くなっている。
地産の農作物では黒ニンニク、里芋、シャインマスカット、庄内柿などを多数販売。
県外の方にとっては珍しい食用菊の販売も盛んである。
ウミヨコ商店
椎茸出汁で味わう岩城の地蕎麦
本駅の「食」の施設は合わせて4つ。
物産館の横に「ウミヨコ食堂」、物産館の入り口近くにある出店「ウミヨコスタンド」、
少し離れた場所にある「ウミヨコ屋台村」と「レストラン・ケベック」。
幅広い選択肢の中から好みの料理を味わうことが出来る。
まずは「ウミヨコ食堂」だが岩城の地蕎麦と本庄うどんが名物。
岩城の地蕎麦は岩城地区で収穫されたそば粉を岩城で挽いて岩城で打った手打ち麺。
汁には椎茸エキスが入っており、独特の風味を味わうことが出来る。
「ざるそば」は847円、「天ざるそば」は1485円で味わうことが出来る。
一方、本庄うどんは稲庭うどんのルーツになったと言われる由利本荘市伝統の商品。
「かけうどん(700円)」「肉うどん(1050円」「天ぷらうどん(1200円)」等が提供されている。
その他、由利牛を用いた「ステーキ鉄板焼き(3300円)」、
漁港直送の海の幸が詰まった「ウミヨコ海鮮丼(時価)」等を味わうことが出来る。
出店「ウミヨコスタンド」は主にジェラードを販売する店。
ストロベリー、王様マンゴー、完熟バナナ等、10種の素材から選択することが出来る。
1種盛りは400円、2種盛りは470円で味わうことが出来る。
主にジェラードを販売するウミヨコスタンド
もう一つの店「レストラン・ケベック」はセットメニュー、カレー、パスタ、ピザを提供する店。
セットメニューはライス/サラダ/スープ付き。
「ステーキセット(1150円)」「ステーキ&エビフライセット(2300円)」「ロースカツセット(980円)」等を味わうことが出来る。
カレーは「キーマカレー(1050円)」「カツカレー(1100円)」等、5種類を提供。
「ペペロンチーノ」「トマトパスタ」「きのこたっぷり森のピザ」「エビマヨOXピザ」等も味わうことが出来る。
セットメニュー、カレー、パスタ、ピザを提供するレストラン・ケベック
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大きく変わった温泉施設
続いて本駅の温泉施設「港の湯」の紹介を。
本駅は2023年4月にリニューアルしたことは上述したが、
リニューアルにより良くも悪くも大きく変わったのがこの温泉施設である。
まず、良くなった点だがとても綺麗になった。
リニューアル前は老朽化のため施設全体が黄ばんだ感じ。建物全般に漂う臭いも気になる造りだった。
しかし、リニューアル後は床のタイル、サウナ横のレンガ壁など全てピカピカ。
臭いも気にならなくなった。更衣室も綺麗にリフォームされている。
一方、悪くなったのは利用料金。リニューアル前は450円だった利用料金は650円(県外利用者)に跳ね上がってしまった。
私が前回、本駅を訪れた2019年の時は310円だったことを思えば約5年で倍以上。
まあ、これは燃料費の高騰という理由もあるし、そもそも過去の310円が安すぎただけで適正な料金になったと言えるだろう。
そして変わらないのは温泉から見る日本海の風景。
これには本当に癒される。視線を少し左に移すとこの地特有の島式漁港の景色が見える。
島式漁港とは砂が溜まりやすい沿岸を避けて沖合に造った人工の漁港。
この地ならではの海の風景を堪能したい。
温泉施設「港の湯」
温泉から見える風景はおおよそこんな感じ(温泉施設外から撮影)。 左側に人口の港「島式漁港」の風景が見える。
「道の駅 岩城」近隣の宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①はーとぽーと大内 ぽぽろっこ
[MAPCODE] 494 071 759*53
(口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★★)
- 道の駅から南に15km
- 料金(5,000円~)
- 温泉あり/食事付きプランもあり
- 大内とろろ飯が人気の宿


■②ホテル・プラザクリプトン
[MAPCODE] 303 429 772*75
(口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から北東に23km
- 料金(1人5,763円、2人計10,496円~)
- 朝食付きプランもあり[+837円/人]
- 広々した部屋が自慢


■③秋田市雄和ふるさと温泉ユアシス
[MAPCODE] 303 041 495*37
(口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から東に25km
- 料金(3,600円~)
- 温泉あり/食事付きプランもあり
- うたせ湯・2種類のサウナ等、施設充実の浴場


■④秋田市雄和コテージ
[MAPCODE] 303 041 278*46
(口コミ平均3.4点/5点満点)
- 道の駅から東に25km
- 料金(2人計6,000円~)
- 食材持ち込み可/調理器具完備
- 近隣の温泉施設を367円で利用可[第4水曜日を除く]


🐶ペット旅
■象潟温泉 たつみ寛洋ホテル
[MAPCODE] 231 123 200*88
(口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から南東に49km
- 料金(1人5,455円、2人計9,456円~)
- (象潟)温泉あり/食事付きプランもあり
- ペット可のプランあり[追加料金+2,160円]
- 【注】ペットは指定の部屋のみ、事前確認をお勧め


上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)